フロントディレイラー用のシム(スペーサー)をアルミ板で自作して

二男の乗っている自転車のフロントディレイラーが破損してしまった。元々、私が30年くらい前に購入したクロモリのロードバイクなので、まあ、壊れてもおかしくない頃なのは確か。

右側が破損したフロントディレイラー(確か、サンツアー製)。左側が交換用のもの。

実は1年くらい前、この自転車のパーツを色々と入れ替えたことがあり、FDもこの105に交換する積りだったんだけど、ディレイラーのバンド径が違って付けられなかったんです。

フロントディレイラー破損

新しいディレイラーを買おうかとも思いましたが、28.6mmのものって意外と選択肢が少なくて。それなら、いっそシム(スペーサー)を自作して、当初の予定通り105に交換するのがいいかと。

破損した元のディレイラーのバンド径は28.6mm。付け換えようとする105の方は31.8mm。その差3.2mm。半径で1.6mmの隙間ができます。

FD径違い

ダメ元でゴム板を挟んでみましたが、どんなに締めこんでもグラグラしてしまい、予想通りダメ。

それなら正攻法でアルミ板で製作することに。当初は、ビールの空き缶を裁断してって思っていたのですが、板厚がかなり薄いので、1.6mmの厚さにするには何枚重ねればいいんだ! って感じに。

で、素直にホムセンでアルミ板を買ってきました。

アルミ板

0.5mm厚のを買って3枚重ねればOKって思っていたのですが、ちょうど売り切れ。仕方がないので0.3mmのを購入。これでも5枚重ねれば1.5mmになりますし。

2cm幅でカットし、さらに長手方向も径に合わせてカット。1枚重なる毎に(0.6×3.14≒)2mmずつ円周が長くなるので、寸法は写真のような感じに。

アルミ板カット

この板を、少し細めのパイプに巻きつけて輪っか形状にする。

アルミ板丸め

これを細い(短い)順に自転車のシートチューブに嵌め、重ねた上からディレイラーのバンドを巻きつけて、ボルトで固定して完了。

取り付け完了

イイ感じで、ガッチリと固定出来ました。変速レバーで操作してみましたが、何の問題もなくギアチェンジができます。

後から考えてみると、0.5mmよりも0.3mmで正解だったかもしれない。0.3mmだからこそ、カッターで切れ目を入れることで切断することも、輪っか形状にすることも比較的容易に出来た訳で。

禍転じて福となす? ちょっと違うか。


クロモリロードのサドル高は適正値より65mmも低くて

センチュリオンのポジション出し、そしてアンカーの採寸に続いて、今回は二男の乗っている30年物のクロモリロードレーサーの採寸をしてみました。

ホリゾンタルフレームのクロモリロードのフレームサイズは520mm

私の持っている中で唯一のホリゾンタルフレームです。採寸し易いし、なにより美しい。

クロモリ採寸

フレームサイズは520mm。私の身長168cmに合わせて購入したものです。

各部の寸法を表にすると以下の通り。[適正値]は、二男の股下高820mmを基準に算出してます。

  実測値(mm)    適正値(mm)  
フレームサイズ(シートチューブ長)520
トップチューブ
540
サドル高655720
サドル後退幅2565(*1)
ハンドル高低差(基本、ハンドルが低い)1560 (*1)
ハンドル位置(サドル - ハンドル間)470530 (*1)
握り位置(サドルセンター - 握り位置)710690 (*2)
ヒザ頭 - クランク水平時のペダル軸 (*1)(未測定)±0
ホイールベース980
                                       *適正値:股下高820mmに対して

やはりフレームサイズが小さい方が調整範囲は広くなるような

一番最初に目が行くのは、サドル高ですね。股下高820mmから算出した適正値720mmに対して65mmも低い状態です。

股下高(あるいは身長)から考えれば、フレームサイズ自体、もう1サイズか2サイズ大きいものが適正サイズなようです。

サドル高を65mm上げると、ハンドル高低差は単純に80mmになります。ステムを20mm引き上げれば(多分それくらいの余裕はあると思うけど、ギリギリ?)ハンドル高低差は60mmになるので、数値的には適正値かな。

また、サドル高を65mm上げることで、サドルは(シートチューブの傾斜に沿って)15mm程度後ろに下がるので、サドル後退幅は40mm、ハンドル位置(サドル-ハンドル間)は485mmになります。

更にサドルを後方に25mmずらして、サドル後退幅を65mmにすると、ハンドル位置は510mmとなり、適正値の530mmには届きませんが、まあ許容範囲ではないでしょうか。

握り位置(サドルセンター - 握り位置)で見ると750mmと適正値から更に離れますが。

(*1)の3つの適正値に関しては、センチュリオン、アンカーの時と同じく、エンゾ早川著「ロードバイク セッティング マニュアル」から引用させて頂いてます。

(*2)は、「サドル高-30mm」としています(これもセンチュリオン、アンカーの時と同じ)。

小さめのフレームに身長の高い人が乗れるように調整するのは、(アンカーの時のように)逆の形よりも調整範囲が広いようです。

ただ、まだ実際にサドル高もハンドル高も高くしていないので、本当にサドルポストを65mm、ハンドルステムを20mmも引き上げる余地があるのか少し不安。


自分に適したサイズのフレームを買い、ポジション出しをする

もう何十年も自転車に乗っていて、乗り換えた自転車の数を数えるのも両手両足の指が必要なくらいなのに、未だに自転車のサイズと共に、どうやって正しいポジションセッティングを出せばいいのか曖昧なままでいます。

何となくボーっとした認識はあるのだけど、それを人に説明しようとすると、そこまでキチンとした知識は無いなって思う。

なので、自分としての確認方々、この辺りの事を整理してみようかと。

自転車の “サイズ” は、シートチューブ長とトップチューブ長に注目

先ずは自転車の “サイズ” から。

一般的に、500mm、520mm、540mmといった、自転車のサイズとしてカタログなどに記されている数値は、シートチューブ長を表しています。

シートチューブ長はいくつかの測定方法がありますが、クランクの回転軸の中心(BB中心軸)からシートチューブ頂点までを計測した『芯-トップ(C-T)』寸法が使われることが多いようです。

このシートチューブ長と共にフレームのサイズ選びでもう一つ注目すべき数値は、トップチューブ長。

少し極端な言い方をすれば、シートチューブ長の方はシートポストでの調整幅がそれなりにあるけど、トップチューブ長はステムでしか調整できないので、フレーム選びの際、こちらの数値の方が重要という意見もあるようです。

自転車セッティング2
上の写真の自転車は、私の持っている自転車の中で唯一ホリゾンタル(トップチューブが地面と平行)のものです。

ホリゾンタルでない自転車(スローピング:トップチューブがサドル側に行くほど斜めに下っている)の場合、トップチューブがヘッドチューブから水平に伸びていると仮定したトップチューブ長(ホリゾンタル換算トップチューブ長)を知る必要があります。

とは言っても、メーカー毎にフレームサイズに適応する身長表示があるでしょうから、基本的には自分の身長をそれに照らし合わせて購入することになります。

ポジション出しは、基本的には以下の4カ所

さて、自分の身長に適合した自転車が手元にきました。今度は、身長以外の自分のサイズに合わせて、自転車の各部を調整していきましょう。

調整箇所は以下の4か所。
  • サドル高
  • サドル後退幅(サドルの先端とクランク軸間距離:サドルの前後位置)
  • ハンドル高(サドル上面を基準にして、そのサドルとハンドル上面との高低差)
  • サドル-ハンドル間距離(要ステム交換)
サドル-ハンドル間距離距離を自分に合わせて調整するには、ステムの交換をする必要があるので、通常はそこまで手が回らないかもしれませんが。

日本人の平均股下高は、[ 身長×0.45 ]で求められる

先ず最初にやることは、自分の股下寸法を測ること。

股下の測り方は、素足で15cm開いて立ち、股に5cm厚くらいの本(電話帳とか)を挟み、それを上方向へグイッと押し付けた状態で、その本の背表紙から地面までの距離を測ります。

足を15cmを開くのは、ペダル間距離に合わせてというのもあり、また床から足が垂直になって正確に測れるからということもあるようです。

因みに、日本人場合、[ 身長×0.45 ]というのが平均股下高になるようです。

平均股下高=身長÷2÷1.1 なる計算式もあるようです⇒これだと、[ 身長×0.455 ]となります。

なので私の場合、身長は168cmですので、計算による股下高は75.6cmとなります。

で、実際に測ってみると、77cmでした。平均より微妙に長い(ちょっと嬉しい)。

計算値はあくまで目安

自分の股下高を基準に、サドル高を計算します。計算式は、[ サドル高×係数 ]となりますが、この係数にはその人のレベルに応じて 0.86~0.89 程度までの幅があるようです。初級者ほど係数が小さくなる(サドル高が低くなる)とのこと。

私の股下高77cmに、いくつかの係数を掛けてみます。

77cm×0.87=67.0cm
77cm×0.88=67.8cm
77cm×0.89=68.5cm

ただ、この数値はあくまでも目安であり、ペダルの種類や靴底の厚さ、乗り方のスタイルなどによって変わってくるので、まずこの値を基準にして、±1cm前後の幅を持たせ、そこから走りやすい高さに調整していくのが良さそうです。

ということで、取り敢えず私の場合は、サドル高を 67cm~69cm の間で調整してみようかと。

また、もっと簡易的にサドル高を決めるには、クランクとシートチューブを一直線にした状態で、普段自転車に乗るときに履く靴を履き、ペダルにかかとを乗せた時、ヒザが伸びきるくらいの高さにするという方法もあります。

こうすると、通常走行時にペダルが最下点に来た時、膝が少し曲がる状態になります。

サドルの前後位置は、クランクを水平にして

ポジション出しのスタート地点であるサドル高が決まったら、それを基準に次はサドル後退幅を決めます。サドルの前後位置のポジション決めです。

走行時のようにサドルに跨り、クランクを水平にセットし、ペダルに足を置きます。このとき、膝のお皿の横(指で押すとくぼむところ)から真下に垂らした糸が、ペダル軸を通るようにサドルを前後に調整します(上の写真の黄色い垂直線)。

ペダルは、足の親指の付け根のふくらんだところで踏みます(ここをペダル軸上に置く)。

そして、このサドルの位置を基準として、乗車スタイル(短距離スプリントなら前へ、長距離ツーリングなら後ろへ、とか)や自分の好みによって±1cm程度の範囲で調整を行います。

少し長くなりましたので、残りの2カ所の調整箇所は次回に持ち越し。

<< topページへこのページの先頭へ >>