初めてのスケッチアップ - (17)フォローミーを使ってみる

3次元モデリングソフト スケッチアップの使い方を、自分でも学びながら、備忘録的にまとめておこうという「初心者のための初心者講座」第17回。

これまで題材代わりに使っていたウッドデッキはほぼ完成し、基本的なツールも大体紹介し終わったかなって思っていたので、前回でスケッチアップの使い方講座は終了予定でした。

そして、まだ紹介していないツールの中にはフォローミーとかオフセットといった特徴的というか、ちょっと変わったツールがあります。

でも、どういう場面で使うのが効果的なのか私には分からなかったので、まっいいか、と。使いたい場面がやってきたら、その時に学べば、って。

ところが、意外に早くその機会がやってきました。

今回、題材とするのは100均とかでよく目にするプラスチック製のバスケット(籠)。こいつのモデルをコンポーネントとして作ってみようと思います。

バスケットの原形となる立方体を作る

先ずは立方体を作ります。バスケット(立方体)の大きさは、260m×380m×80mm。100均バスケットの中で私的には使う頻度の高いサイズの商品。

バスケット-1

さて、バスケットの外形というのは、大概丸まって(Rが付いて)いますよね。今回は、その角の “丸み” (角R)をフォローミーツールで作っていきます。

R10(半径10mm)の丸みを付けていくので、立方体上面の端から10mmのところに補助線を引きます(3カ所)。

ここでも初紹介のツールが出てきます。円ツールです。長方形ツールの円バージョンなので、使い方も同じような感じで、特に扱いに困ることは無いでしょう。

円ツールを選択すると鉛筆アイコンが現れるので、先ずは補助線の交点でクリックし、続いて直方体の外形の辺と接する場所(エッジ上)で再びクリックすれば円が描かれます。

バスケット-2

フォローミーツール登場

続いて今回の主役であるフォローミーツールの登場。フォローミーを選択し、ポインタの先で立方体の外周と円弧とで囲まれた部分(ドットが出ます)をクリック。

バスケット-3

そのまま立方体の外周(丸み付けしたい辺)に沿ってポインタを動かしていくと、赤い線が行き先を示してくれるので、それに沿って進めます。

バスケット-4

終点のところでクリック。

バスケット-5

すると、3辺に角Rを付けることができました。

バスケット-6

反対側の面も同じように行い、不要な線を消去や非表示にしてバスケットの外形完成。

バスケット-7

最後の “突き合わせ” 部分がどうしても上手くいかない

さて、ここでお気づきとは思いますが、底面の4辺の内、2辺しか角Rに出来ていません。残りの2辺は直角のまま。

例えば、上でやったのと同じ方法で、フォローミーツールのポインタを底面の4辺に沿って動かすことで、底面の4辺に角Rを付けることは出来ます。

バスケット-8

すると今度は、縦方向の4辺が直角として残ってしまいます。縦の辺にフォローミーツールで同じような加工をすると、最後のR同士がどうしても馴染んでくれません。

バスケット-9

もしかしたらやり方があるのかもしれませんが、私にはどうしても出来なかったので、これに関しては諦め、ここまでとしました。

さて、次回は立方体の内側をくり抜いて、バスケットらしい形状にしていきます。


「ウッドデッキを作りたい」⇒ 花壇に方向転換?

裏庭の斜面にウッドデッキを作ってみようかと思い、いろいろ企んでいたのですが、完成したイメージ図を見たら、「ちょっとこれは無理かも」って気になってしまいました。

ウッドデッキ正面

この本数の脚を、土台のコンクリート含めて作り上げていくのかと考えると、気が遠くなりそうです。平地ならまだ何とかなりそうな気もするけど、何しろ斜面ですからね。

また費用を算出してみると、材料費だけで50~60万円くらいはかかりそうな感じなので、ここまでお金をかけてしまうと、途中で「止ーめたっ」ってことも許されないし。

気持ち的にはすっかりへし折れてしまいました。

そらなら、もう少し安く簡単に出来そうなものってことで、今度は階段状の花壇に方向転換し、取り敢えずイメージを描いてみました。

スケッチアップを使えば、この程度の花壇なら楽々

上から見たところ。ざっくりとだけど、全体の大きさは4m×3m。

裏庭花壇1

1段の幅は50cmで、それが6段で3m。段差は、1段30cmとして、5×30cm=1.5mの高低差。各段の両側にはアクセント的にレンガを配置してみようかと。

裏庭花壇2

ちょっと寂しいので花を植えてみました。

裏庭花壇4

このイメージ図の作成に使ったのも、ウッドデッキの際にも使ったスケッチアップというフリーの3次元モデリングソフトで、使い慣れて来るとこれくらいは簡単に描けます。

花壇に植えた花は、インターネット上にあるコンポーネントで探してみると、大きさや種類も様々あって、簡単に賑やかで美しい花壇が出来上がりました。

裏庭花壇3

裏庭の写真と合成する際に、微妙にパースが揃っていなくて違和感を感じなくもないけど、あくまでイメージなので、判断するにはこの程度で十分かなと。


初めてのスケッチアップ - (16)コンポーネントを挿入する

3次元モデリングソフト スケッチアップの使い方を、自分でも学びながら、備忘録的にまとめておこうという「初心者のための初心者講座」第16回。

前回の第15回で、ウッドデッキの形は完成しました。今回は、ここにコンポーネントとして作られているイスを置いてみようと思います。

以前、束石というコンクリートブロックをコンポーネントとして自作しましたが、今回はインターネット上にあるコンポーネントを借用します。

メニューバーから[ファイル]をクリックし、出てきたメニューから[3D Warehouse]-[モデルを取得]をクリックします。

コンポーネント1

【3D Warehouse】のウィンドウが立ち上がるので、[garden furniture]と検索ウィンドウから検索してみると、ベンチやテーブルといったコンポーネントがズラズラっと。

コンポーネント2

下の方に辿っていくと、1人用のシンプルなイスを見つけたので、お目当てのコンポーネントの右下隅にあるダウンロードのアイコンをクリック。

すると、「モデル内にロードしますか?」というウィンドウが立ち上がるので、[はい]をクリック。

コンポーネント3

メインウィンドウ内にダウンロードされたイスが出現します。

コンポーネント4

そのまま移動ツールで選択されているような状態になっているので、お好みの場所に移動してクリックすれば、ウッドデッキ上にイスを置くことが出来ました。

コンポーネント5

でも、ダウンロードされたコンポーネントの向きが望みとは違うという場面も少なくないと思うので、ここでイスの向きを変えてみましょう。

回転ツールを選択してカーソルを動かしてくると、対象となるオブジェクトが青枠で囲まれる(選択可)ので、回転中心を決めてクリック。

コンポーネント6

マウスを動かすとイスが回転するので、望みの向きを向いたらクリックして完了。

コンポーネント7

ネット上には様々なコンポーネントが存在しているので、これを上手く活用すると、簡単に望みの環境を作り出すことが可能となります。


初めてのスケッチアップ - (15)脚を伸ばして柵用柱に

3次元モデリングソフト スケッチアップの使い方を、自分でも学びながら、備忘録的にまとめておこうという「初心者のための初心者講座」第15回。

前回の第14回で、ウッドデッキの床板から下の構造体は取り敢えず完成したので、ここからは床上を設計します。

まず今回は柵用の柱を立てますが、どうやって作っていこうかな? 床下の柱を床板を貫通させて使う? それとも、別の柱を床板の上に立てる?

実際にどうやるかは未定ですが、図を描く上では床下の脚を床上まで伸ばした方が楽そう。

別の柱を立てようとすると、位置決めからやっていく必要があるけど、下の脚を伸ばすのなら、そのままプッシュ/プルツールで脚の長さを変えればいいだけですから。

ただ、ここで問題が。脚の上端面が床板で隠れてしまっているので、直接プッシュ/プルツールでの操作が出来ない。

どういうやり方が正しいのか分からないけど、私なりに色々と試行錯誤してたどり着いたのは、移動ツールで足を垂直に持ち上げて、床上に脚の上端面を露出させるという方法です。

移動ツールで脚の適当なところをクリックし、上へと持ち上げます。「青い軸上」と表示されれば垂直に移動してるってこと。

フェンス作成1
持ち上げる寸法はいくつでもOK(後で元に戻すので)。

ここで脚の上端を移動ツールで選択するためには、既にグループ化してある脚を「分解」しておく必要があります。

フェンス作成2

そして、移動ツールで選択。

フェンス作成3

上へと伸ばします。実際の柵の高さは700mmくらいで作るのでしょうが、今回は適当に300mmとしました。そして、50mm上に持ち上げてあった脚を元の位置に戻します。

フェンス作成4

必要な本数だけ、床下の脚に対して同じ作業を行います。(あるいは、床上まで伸ばした脚を、他の脚の場所にコピーしていくってやり方も有り)

フェンス作成5

横方向に桟を通します。

フェンス作成6

もう1本の桟を通し、ペイントして柵が完成しました。

フェンス作成8

初めてのスケッチアップ - (14)自作コンポーネントを使う

3次元モデリングソフト スケッチアップの使い方を、自分でも学びながら、備忘録的にまとめておこうという「初心者のための初心者講座」第14回。

前回、自分で作ったコンポーネントを使ってみようとしたら、上手く使えませんでした。

その原因は、どうやらコンポーネントの「コンポーネント軸」にあるようなので、今回はそれを修正してみます。

元の束石モデルのコンポーネントを作ったウィンドウに戻って修正を加えていきますが、先ずは「コンポーネント」となっているオブジェクトを「分解」するところからスタート。

自作コンポーネントを使う5
(上のメニューの中に、「軸を変更」という項目があって、実はこちらでも同じような作業が出来るのですが、「保存」が上手くできなかったので「分解」してしまいました)

「分解」すると、第12回の「コンポーネントを作成」する前の状態になる(保存してある「束石♯1」は残ってるけど)ので、第12回でやったのと同じ手順を辿ります。

コンポーネント軸を設定

マウスの右クリック→「コンポーネントを作成」。現れるウィンドウの中の「コンポーネント軸を設定」ボタンをクリックすると、青・緑・赤の3軸が現れます。

自作コンポーネントを使う3

以前「コンポーネントを作成」した時には(デフォルトで)立体の左下にあったものを、立体の好きな場所に移動することが出来る状態になっています。

これは、この立体(束石)の原点をどこにするか、という設定なんですね。

束石の上面の四角は、ウッドデッキの脚と合体するためのガイドとして描いたので、この四角の一角に、「コンポーネントの軸」を設定します。

自作コンポーネントを使う4

3色の軸の交点を望みの場所に置いてクリックすると、「コンポーネントを作成」ウィンドウが再び出て来るので、定義と説明に記入して「作成」。

自作コンポーネントを使う6

トレイの中に新たに作った「束石(軸変更)♯1」が出来ているので、これを右クリック→「名前を付けて保存」で、以前作った「自作コンポーネント」フォルダの中に保存。

ウッドデッキを作成しているウィンドウに戻って

これで、ウッドデッキを作成しているウィンドウに戻り、トレイの中のコンポーネントから家アイコン横のプルダウンメニューを開き、「自作コンポーネント」を選択。

「束石(軸変更)♯1」が使える状態になりました。

自作コンポーネントを使う7

「束石(軸変更)♯1」をクリックすると、移動ツールのアイコンと共に束石コンポーネントが現れます。

今度は、移動ツールのアイコンが望み通り束石上面の四角の一角に位置していて、そのまま脚に近づけていくと、脚の方にも “ポイント” が現れます。

自作コンポーネントを使う11

そのまま2つのポイントを合わせるように移動すると、脚の底面と束石の合体完了。

後は、同じ作業を繰り返すなり、移動ツールでコピーするなりして、残りの脚すべてに束石を取り付ければ、ウッドデッキの基礎部分完成です。

束石設置完了

これで床板から下の構造体は一旦完成したので、次回から床板の上に柵等を設置していく予定です。出来れば、これまで使っていないツールも試してみたいな、と。



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