初めてのスケッチアップ - (14)自作コンポーネントを使う

3次元モデリングソフト スケッチアップの使い方を、自分でも学びながら、備忘録的にまとめておこうという「初心者のための初心者講座」第14回。

前回、自分で作ったコンポーネントを使ってみようとしたら、上手く使えませんでした。

その原因は、どうやらコンポーネントの「コンポーネント軸」にあるようなので、今回はそれを修正してみます。

元の束石モデルのコンポーネントを作ったウィンドウに戻って修正を加えていきますが、先ずは「コンポーネント」となっているオブジェクトを「分解」するところからスタート。

自作コンポーネントを使う5
(上のメニューの中に、「軸を変更」という項目があって、実はこちらでも同じような作業が出来るのですが、「保存」が上手くできなかったので「分解」してしまいました)

「分解」すると、第12回の「コンポーネントを作成」する前の状態になる(保存してある「束石♯1」は残ってるけど)ので、第12回でやったのと同じ手順を辿ります。

コンポーネント軸を設定

マウスの右クリック→「コンポーネントを作成」。現れるウィンドウの中の「コンポーネント軸を設定」ボタンをクリックすると、青・緑・赤の3軸が現れます。

自作コンポーネントを使う3

以前「コンポーネントを作成」した時には(デフォルトで)立体の左下にあったものを、立体の好きな場所に移動することが出来る状態になっています。

これは、この立体(束石)の原点をどこにするか、という設定なんですね。

束石の上面の四角は、ウッドデッキの脚と合体するためのガイドとして描いたので、この四角の一角に、「コンポーネントの軸」を設定します。

自作コンポーネントを使う4

3色の軸の交点を望みの場所に置いてクリックすると、「コンポーネントを作成」ウィンドウが再び出て来るので、定義と説明に記入して「作成」。

自作コンポーネントを使う6

トレイの中に新たに作った「束石(軸変更)♯1」が出来ているので、これを右クリック→「名前を付けて保存」で、以前作った「自作コンポーネント」フォルダの中に保存。

ウッドデッキを作成しているウィンドウに戻って

これで、ウッドデッキを作成しているウィンドウに戻り、トレイの中のコンポーネントから家アイコン横のプルダウンメニューを開き、「自作コンポーネント」を選択。

「束石(軸変更)♯1」が使える状態になりました。

自作コンポーネントを使う7

「束石(軸変更)♯1」をクリックすると、移動ツールのアイコンと共に束石コンポーネントが現れます。

今度は、移動ツールのアイコンが望み通り束石上面の四角の一角に位置していて、そのまま脚に近づけていくと、脚の方にも “ポイント” が現れます。

自作コンポーネントを使う11

そのまま2つのポイントを合わせるように移動すると、脚の底面と束石の合体完了。

後は、同じ作業を繰り返すなり、移動ツールでコピーするなりして、残りの脚すべてに束石を取り付ければ、ウッドデッキの基礎部分完成です。

束石設置完了

これで床板から下の構造体は一旦完成したので、次回から床板の上に柵等を設置していく予定です。出来れば、これまで使っていないツールも試してみたいな、と。



初めてのスケッチアップ - (13)ローカルコレクション

3次元モデリングソフト スケッチアップの使い方を、自分でも学びながら、備忘録的にまとめておこうという「初心者のための初心者講座」第13回。

前回、自分でコンポーネントを作成したので、今回はこのコンポーネントをウッドデッキの作成に使ってみようと思います。

先ずは、自分で作ったコンポーネントを使う下準備から。

ローカルコレクション

トレイのコンポーネントの中の右矢印(かな?)アイコンをクリックし、「ローカルコレクションを開く/作成」を選択。

コンポーネントを作成8

(多分、空の)ウィンドウが現れるので、一つ前(Components)に戻って、そこにある(筈の)「自作コンポーネント」を選択。

コンポーネントを作成9

トレイに戻って、家アイコン横のプルダウンメニューを開くと、そこに「自作コンポーネント」という項目があるので、それを選択。

コンポーネントを作成10

すると、自作コンポーネントの中に、「束石♯1」という名のコンポーネントがあります。

コンポーネントを作成11

自分で作った束石コンポーネントが使える状態になってるってことです。

コンポーネントを望みの場所に置けない

さて、「束石♯1」コンポーネントを実際に使ってみましょう。

トレイの中のコンポーネントをクリックして作成ウィンドウへと移動させると、移動ツールのカーソルと共に選択したコンポーネントが現れます。

自作コンポーネントを使う1

ところが、この状態でコンポーネントを目的の場所に移動させてみても、脚の底と束石コンポーネントとを上手く合致させることが出来ません。

互いのポイントを近づけていけば、吸い付くように合致してくれるというイメージなのに、どうも束石コンポーネントと共に動く移動ツールのカーソルのある “場所” が良くない。

正しい “ポイント” を出すことが出来れば

通常だと、“ポイント” が色々と現れてくるはずなのに、自作コンポーネントは(?)移動ツールのカーソルの場所にしかない、ってのが原因らしい。

因みに、束石コンポーネントを作成ウィンドウ上の適当なところに一旦置き、再び移動ツールのカーソルを近づけると束石の様々な場所に “ポイント” が現れます。

ここで、束石上面に描いた四角の一角にカーソルを近づけてクリックし、続いて[Ctrl]キーを押してコピー状態にします。

すると、コピーされる束石には望みの場所に “ポイント” があるので、それを脚の下端のポイントと合わせるように移動してクリックすれば、見事に束石の設置完了です。

自作コンポーネントを使う10

回りくどいやり方だけど、これでやれないことはない。

ここで思い出したのは、前回のコンポーネントを作成する際に出て来るウィンドウの中に、「コンポーネント軸を設定」というボタンがあったこと。

その段階で、この束石コンポーネントの “ポイント” を変えればいいのではないかと。

ということで、次回に続きます。


初めてのスケッチアップ - (12)コンポーネントを自作する

3次元モデリングソフト スケッチアップの使い方を、自分でも学びながら、備忘録的にまとめておこうという「初心者のための初心者講座」第12回。

前回、ウッドデッキの脚を乗せる土台となる束石(コンクリートブロック)のモデルを作りましたが、今回は、この束石モデルをコンポーネント化していきます。

先に言い訳をしておきますが、「初心者のための初心者講座」というのは、「初心者の私が解説している初心者講座」ということです。

なので、これまで書いてきた内容も含め、間違いがあるかもしれませんし、各々の操作ももっと簡単なやり方があるのかもしれませんが、その辺りはご容赦下さい。

そして、特に今回のコンポーネント関連は、最後にたどり着くまで相当苦労しました。それだけに、「これが正しいやり方なのか分からない」、ってのが正直なところです。

そんな程度の参考にして頂ければと思います。

さて、気を取り直して進めていきましょう。

コンポーネントを作成

先ずは、マウスの右クリック→「コンポーネントを作成」。

コンポーネントを作成1

「コンポーネントを作成」というウィンドウが出るので、定義とか説明とか適当に入力。

コンポーネントを作成2

「作成」ボタンを押すと、トレイの中に「束石♯1」というモデルが現れました。(トレイはペイントツールを選択する、あるいは「ウィンドウ」→「デフォルトのトレイ」から)

コンポーネントを作成3

ここからが苦労したところ。トレイの中に「束石♯1」というモデルがあるけれど、次回使おうとしたとき、どこから引っ張り出してくればいいのか分かりません。

トレイの家アイコン横のプルダウンメニューの中を探したけど、見つけられませんでした。

コンポーネントを作成4

そして、束石を作成中の現在のウィンドウと閉じると、「束石♯1」は消えてしまいます。

コンポーネントを「保存」する

色々と試行錯誤し、「束石♯1」をコンポーネントとしていつでも使えるようになった、その道筋を記しておきます。

先ず、トレイの中の「束石♯1」を右クリック→「名前を付けて保存」。

コンポーネントを作成5

保存ウィンドウが現れますが、そのまま「保存」せず、ここで右クリック→「新規作成」→「フォルダー」として、このComponentsフォルダーの中に新しいフォルダーを作成。

コンポーネントを作成6
(ところで、この「Components」というフォルダーがどこにあるのか見つけられない。「C:」→「Program Files」→「SketchUp」→「SketchUp 2017」の中に無い。

結局、「C:」→「ユーザー」→「Administrator」→「AppData」(表示で「隠しファイル」にチェックしてないと見えません)→「Roaming」→「SketchUp」→「SketchUp 2017」→「SketchUp」と辿って行って、やっと見つけました)

「自作コンポーネント」という名前のフォルダを作成。そして「開く」で、「保存」。

コンポーネントを作成7

これで、「束石♯1」というコンポーネントをいつでも使えるようになりました。多分。

でも、本当に使えるのか? 実は、実際に使ってみようとしたら、「束石♯1」コンポーネントを一部修正する必要があったので、その辺りも含め次回へと続きます。


初めてのスケッチアップ - (11)直方体を四角錐台に変形

3次元モデリングソフト スケッチアップの使い方を、自分でも学びながら、備忘録的にまとめておこうという「初心者のための初心者講座」第11回。

前回、ウッドデッキの木材で構築した土台部分がほぼ完成したので、今回はこの土台を地面に設置する際に使う、コンクリートブロックを作っていきます。

ウッドデッキに使われるコンクリートブロックは色々とあるようですが、「束石(つかいし)」と呼ばれるものをモデルとして作ってみようと思います。

大きさは、ベース面が200×200mm、高さ200mm、そしてトップ面は140×140mmの台形の立体のやつ(四角錐台)を作っていきます。

長方形ツール、そしてプッシュ/プルツールで作った直方体を移動ツールで変形

先ずは、長方形ツールで200×200mmの四角形を描き、それをプッシュ/プルツールで立体にし、200×200×200mmの直方体を作ります。

束石1

続いて、移動ツールのカーソルで上面の一辺をクリックし、内側へと動かして「30」を入力してリターン。それを四辺で繰り返して、上面を140×140mmの正方形にします。

束石2

立体をグループ化して、色を塗り

選択ツールで描いた枠で立体を囲んで選択し、マウスの右クリック→「グループを作成」。

束石4グループ化

ペイントツールを選択し、表示される窓から「マテリアル」を選び、その中の「アスファルト/コンクリート」から適当なテクスチャを選んで立体の表面を塗ります。

束石5テクスチャ

脚と接合する際のガイド枠を描く

この140×140mmの上面に70×70mmの角材(脚)が乗るので、位置決めのガイド用に四角形を描いておこうと思います。

メジャーツールのカーソルで上面の一辺をクリックし、「35」と入力してリターン。もう一辺からも同じようにして、2本の補助線を引きます。

束石に補助線

補助線の交点を起点にして長方形ツールで四角を描き、「70,70」と入力してリターン。

束石ガイド枠
描き加えた四角も含めて、もう一度全体をグループ化しておきましょう。

これで束石のモデルが完成しました。次回は、これをコンポーネント化して繰り返し使えるようにしていこうと思います。


初めてのスケッチアップ - (10)完成した部材を修正する

3次元モデリングソフト スケッチアップの使い方を、自分でも学びながら、備忘録的にまとめておこうという「初心者のための初心者講座」第10回。

前回、ウッドデッキの土台を構成する根太と大引を加え、基本的な構造体としては取り敢えず完成です。今回は、これに少し修正を加えていきます。

根太と大引完成まで

300mmに揃えて作った脚を、場所に合わせて長さを変える

ウッドデッキの設置場所が斜面になっているので、その斜面に合わせて脚の長さを調整していこうと思います。

グループ化されている脚を変形させるには、いったんこのグループを「分解」する必要があるので、選択ツールで右クリック→「分解」とします。

脚分解

1つの立体の塊から、面と線の集合体に分解されました。移動ツールで “線” を選択したり、プッシュ/プルツールで “面” を選択したりして変形させることが出来る状態です。

脚分解後

プッシュ/プルツールのカーソルを近づけると側面や底面がそれぞれ反応しますが、ここでは底面(脚の底)をクリックしてから下方向に動かし、「300」と入力してリターン。

脚を伸ばす
ここで入力する数値(300)は、変形前の底面の位置を基準としての寸法なので、元の脚の長さが300mmだったので、今回の操作でこの脚の長さは600mmになりました。

作業が終わったら、再びグループ化しておくのを忘れずに

同じ操作を、変更が必要な脚に対して行い、設置場所の斜面に合わせた脚が完成。

脚伸ばし完了

一つ忘れていましたが、「分解」して、修正を加え終わったら、再び「グループ化」しておくのを忘れずに、ね。

以前、床板を斜めにカットした際にも「分解」し、そのままにしておいたら、今回の作業をやっている最中、つい間違って意図しない変形をさせてしまったので、自戒の念も含めて。

脚伸ばし完了上から

完成したモデルをグリグリと360度回転させて、様々な方向から見ていると、どこかに不備があったり、あるいは強度が弱そうだとか見て取れるので、本当に便利です。

次回、新しい機能にトライしてみようと思います。

地面にコンクリートのブロックを設置し、その上に脚が乗る形になる予定ですが、そのコンクリートブロックを作るに際し、「コンポーネント」という機能を使ってみようかと。


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