初めてのスケッチアップ -(18)オフセットツールと断面図

3次元モデリングソフト スケッチアップの使い方を、自分でも学びながら、備忘録的にまとめておこうという「初心者のための初心者講座」第18回。

前回からだいぶ間が開いてしまいましたが、今回は、前回完成した角Rを付けた立方体の内側をくり抜いてバスケット形状を作っていきます。

オフセットツールで全周内側3mmのところに線を引く

今回初登場するのは、オフセットというツール。平面上にある線を選択し、その線の形に合わせて内側、もしくは外側に等幅の線を描くためのツールです。

オフセットツールを選択し、ポインタをモデルの面に合わせるとその面が選択「可」の状態になるので、クリックしてマウスを適当に動かします。

すると、平面の内側に選択している平面の外周の辺と等幅の線が出て来るので、右下のウィンドウにキーボードから3と入力すると、外周から内側に3mm小さい枠が描かれます。

バスケット2-1

ここで、2重線の “内側” の面をプッシュ/プルツールで選択し、下へと押し下げていきます(この時、立方体は「分解」された状態でないと、これが出来ません)。

立方体の高さは80mmなので、プッシュ/プルツールで押し下げる寸法は70mmを入力しました。

バスケット2-2

バスケットの内側と外側を、ペイントツールを使って違う色の模様で塗って完成。それらしく出来たでしょ。

バスケット2-3
ここで賢明な諸氏なら気が付いたと思いますが、ここにはゴマカシがあります。

立方体の高さが80mmで、厚みを3mmとするなら、プッシュ/プルツールで押し下げる寸法は77mmではないのか? また、バスケットの内側の底が内Rになってないけど?

そう、外側が角Rになっている部分の内側は、プッシュ/プルツールで抉ることが出来なかったんです。なので、途中で止めたんです。

図形の断面を見るためのツール

どういう状態なのか断面を見てみたくなりました(ま、想像はつくけど)。

立体の断面を見るツールを探したら、見つけました。

メニューバーの「表示」→「ツールバー」でクリックすると、ツールバーの選択画面が出てくるので、「断面」にチェックを入れます。

すると、ツールバーの右端に新しく3つのツールアイコンが追加されました。

断面ツール

作業ウィンドウに戻り、3つのツールアイコンの内の左端のアイコン(断面平面ツール)をクリックし、ポインタを動かすと断面方向を示す枠が出てきます。

ポインタの位置によって、出現する枠(の色)は3種類。それぞれ、図形の基準線(xyz)の色(緑青赤)に対応し、基準線に直行する面が同じ色になります。

断面3色

今回は、正面方向(z軸方向)の断面を見たいので、赤枠の位置でマウスをクリック。

断面赤

すると、今度は断面位置を表すオレンジ色の大きな枠が現れます。

断面移動矢印

この断面位置を表す枠は、移動ツールで動かすことが出来ます。移動ツールを選択し、ポインタを枠の位置に動かしてくると、枠が青色に変わるので、そこでマウスをクリック。

断面移動OK

これで断面位置を表す枠を動かすことが出来るようになったので、好みの場所に移動。

そして出てきた断面図がこちら。想定通り、底板の厚さは10mmありますね。

バスケット断面

うーむ、やっぱりこれは何とかしたいなー。次回、こいつにトライしてみましょう。


スケッチアップで作業テーブルを設計してみた

ツツジの生け垣の一部を伐採して、少し広がった作業スペース(兼自転車置き場)に設置するための作業テーブルを設計してみようと思います。

スケッチアップの使い方の練習用題材としてもピッタリだし。

先ずは天板を作ります。大きさは、厚さ15ミリのベニヤ板で1800×450mmの大きさとします(奥行きを600mmにするか、450mmでいいかは、まだお悩み中)。

作業テーブル-1

テーブルの天板下の高さを700mmと設定し、天板を700mm持ち上げます。

作業テーブル-6

持ち上げた天板を引っくり返し、天板の上に(裏側に)SPFの2x4材(89×38mm)で長さ700mmの脚を立てます。

作業テーブル-2

最初の脚を移動ツールでコピーし、全6本の脚を立てます。

作業テーブル-7

天板の補強と足の保持を兼ねて、脚の間に同じく2x4材で梁を通します(手前側は引き出しを設けるので、2x4材を横にして固定)。

作業テーブル-3

工具等を入れる引き出し(適当なサイズのバスケットで代用予定)用の棚板を設置。

作業テーブル-8

更に脚の途中にも同じ2x4材を使って補強用の梁を通します。

作業テーブル-4

天板のベニヤ板の上には、厚さ3mmのゴム板と、厚さ3.2mmの鉄板を敷き詰めます。

作業テーブル-10

引き出し用の棚板にバスケットを置いてみました。このバスケットは、「初めてのスケッチアップ第18回」で作ったバスケットをコンポーネントとして登録したものです。

作業テーブル-9

細部はもう少し詰めていく必要があるけど、イメージとしては完成。


初めてのスケッチアップ - (17)フォローミーを使ってみる

3次元モデリングソフト スケッチアップの使い方を、自分でも学びながら、備忘録的にまとめておこうという「初心者のための初心者講座」第17回。

これまで題材代わりに使っていたウッドデッキはほぼ完成し、基本的なツールも大体紹介し終わったかなって思っていたので、前回でスケッチアップの使い方講座は終了予定でした。

そして、まだ紹介していないツールの中にはフォローミーとかオフセットといった特徴的というか、ちょっと変わったツールがあります。

でも、どういう場面で使うのが効果的なのか私には分からなかったので、まっいいか、と。使いたい場面がやってきたら、その時に学べば、って。

ところが、意外に早くその機会がやってきました。

今回、題材とするのは100均とかでよく目にするプラスチック製のバスケット(籠)。こいつのモデルをコンポーネントとして作ってみようと思います。

バスケットの原形となる立方体を作る

先ずは立方体を作ります。バスケット(立方体)の大きさは、260m×380m×80mm。100均バスケットの中で私的には使う頻度の高いサイズの商品。

バスケット-1

さて、バスケットの外形というのは、大概丸まって(Rが付いて)いますよね。今回は、その角の “丸み” (角R)をフォローミーツールで作っていきます。

R10(半径10mm)の丸みを付けていくので、立方体上面の端から10mmのところに補助線を引きます(3カ所)。

ここでも初紹介のツールが出てきます。円ツールです。長方形ツールの円バージョンなので、使い方も同じような感じで、特に扱いに困ることは無いでしょう。

円ツールを選択すると鉛筆アイコンが現れるので、先ずは補助線の交点でクリックし、続いて直方体の外形の辺と接する場所(エッジ上)で再びクリックすれば円が描かれます。

バスケット-2

フォローミーツール登場

続いて今回の主役であるフォローミーツールの登場。フォローミーを選択し、ポインタの先で立方体の外周と円弧とで囲まれた部分(ドットが出ます)をクリック。

バスケット-3

そのまま立方体の外周(丸み付けしたい辺)に沿ってポインタを動かしていくと、赤い線が行き先を示してくれるので、それに沿って進めます。

バスケット-4

終点のところでクリック。

バスケット-5

すると、3辺に角Rを付けることができました。

バスケット-6

反対側の面も同じように行い、不要な線を消去や非表示にしてバスケットの外形完成。

バスケット-7

最後の “突き合わせ” 部分がどうしても上手くいかない

さて、ここでお気づきとは思いますが、底面の4辺の内、2辺しか角Rに出来ていません。残りの2辺は直角のまま。

例えば、上でやったのと同じ方法で、フォローミーツールのポインタを底面の4辺に沿って動かすことで、底面の4辺に角Rを付けることは出来ます。

バスケット-8

すると今度は、縦方向の4辺が直角として残ってしまいます。縦の辺にフォローミーツールで同じような加工をすると、最後のR同士がどうしても馴染んでくれません。

バスケット-9

もしかしたらやり方があるのかもしれませんが、私にはどうしても出来なかったので、これに関しては諦め、ここまでとしました。

さて、次回は立方体の内側をくり抜いて、バスケットらしい形状にしていきます。


「ウッドデッキを作りたい」⇒ 花壇に方向転換?

裏庭の斜面にウッドデッキを作ってみようかと思い、いろいろ企んでいたのですが、完成したイメージ図を見たら、「ちょっとこれは無理かも」って気になってしまいました。

ウッドデッキ正面

この本数の脚を、土台のコンクリート含めて作り上げていくのかと考えると、気が遠くなりそうです。平地ならまだ何とかなりそうな気もするけど、何しろ斜面ですからね。

また費用を算出してみると、材料費だけで50~60万円くらいはかかりそうな感じなので、ここまでお金をかけてしまうと、途中で「止ーめたっ」ってことも許されないし。

気持ち的にはすっかりへし折れてしまいました。

そらなら、もう少し安く簡単に出来そうなものってことで、今度は階段状の花壇に方向転換し、取り敢えずイメージを描いてみました。

スケッチアップを使えば、この程度の花壇なら楽々

上から見たところ。ざっくりとだけど、全体の大きさは4m×3m。

裏庭花壇1

1段の幅は50cmで、それが6段で3m。段差は、1段30cmとして、5×30cm=1.5mの高低差。各段の両側にはアクセント的にレンガを配置してみようかと。

裏庭花壇2

ちょっと寂しいので花を植えてみました。

裏庭花壇4

このイメージ図の作成に使ったのも、ウッドデッキの際にも使ったスケッチアップというフリーの3次元モデリングソフトで、使い慣れて来るとこれくらいは簡単に描けます。

花壇に植えた花は、インターネット上にあるコンポーネントで探してみると、大きさや種類も様々あって、簡単に賑やかで美しい花壇が出来上がりました。

裏庭花壇3

裏庭の写真と合成する際に、微妙にパースが揃っていなくて違和感を感じなくもないけど、あくまでイメージなので、判断するにはこの程度で十分かなと。


初めてのスケッチアップ - (16)コンポーネントを挿入する

3次元モデリングソフト スケッチアップの使い方を、自分でも学びながら、備忘録的にまとめておこうという「初心者のための初心者講座」第16回。

前回の第15回で、ウッドデッキの形は完成しました。今回は、ここにコンポーネントとして作られているイスを置いてみようと思います。

以前、束石というコンクリートブロックをコンポーネントとして自作しましたが、今回はインターネット上にあるコンポーネントを借用します。

メニューバーから[ファイル]をクリックし、出てきたメニューから[3D Warehouse]-[モデルを取得]をクリックします。

コンポーネント1

【3D Warehouse】のウィンドウが立ち上がるので、[garden furniture]と検索ウィンドウから検索してみると、ベンチやテーブルといったコンポーネントがズラズラっと。

コンポーネント2

下の方に辿っていくと、1人用のシンプルなイスを見つけたので、お目当てのコンポーネントの右下隅にあるダウンロードのアイコンをクリック。

すると、「モデル内にロードしますか?」というウィンドウが立ち上がるので、[はい]をクリック。

コンポーネント3

メインウィンドウ内にダウンロードされたイスが出現します。

コンポーネント4

そのまま移動ツールで選択されているような状態になっているので、お好みの場所に移動してクリックすれば、ウッドデッキ上にイスを置くことが出来ました。

コンポーネント5

でも、ダウンロードされたコンポーネントの向きが望みとは違うという場面も少なくないと思うので、ここでイスの向きを変えてみましょう。

回転ツールを選択してカーソルを動かしてくると、対象となるオブジェクトが青枠で囲まれる(選択可)ので、回転中心を決めてクリック。

コンポーネント6

マウスを動かすとイスが回転するので、望みの向きを向いたらクリックして完了。

コンポーネント7

ネット上には様々なコンポーネントが存在しているので、これを上手く活用すると、簡単に望みの環境を作り出すことが可能となります。


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