初めてのスケッチアップ -(21)半球を作り、それを3分割

ここ暫く、次男が熱中しているのがボルダリング。大概の週末は、友人と一緒に専用の施設や山の中の岩登りに出かけてる。

それもあって、日々筋トレにも励んでるんだけど、トレーニングの一環として部屋の中で懸垂をしたいんだけど、何か工夫はないかなと言ってきた。

一番簡単なのは、(昔流行った?)ぶら下がり健康器を使うこと。確か、別の場所に昔(義母が)買ったのがあるはずなので、それを取ってくれば、って話に落ち着きつつある。

で、話はさらに続き、一般的な懸垂もしたいけど、それよりも指先の掴む力を鍛えたいので、紐をぶら下げ、先端に球体を結び、それを指先で掴んで体を持ち上げたいんだと。

ぶら下がり健康器は既存のものがあるけど、そういうニーズにピッタリ合った球体を見つけるのは難しそう。

それなら作ってしまおうという話に。

作るイメージは簡単に浮かびました。2×4(38×89mm)のSPFの端材があるので、それを重ねて固定し、ヤスリで球体に削っていけば良いだけ。

この程度のものに設計図なんて必要無いけど、たまにSketchUpを使いうようにしないと使い方を簡単に忘れてしまうので、敢えて描いてみることに。

半球握り製作1

中央に置く立方体を1個作り、それを両側から台形形状のもので挟み込んで固定(木工用ボンドと木ネジを使用)。中央には紐を通すための穴をあけていきます。

組み合わせて

実際には、後はこいつをヤスリで根気よく削っていくだけですが、折角なのでSketchUpで完成イメージを描いてみることに。

ただ、上のものを球体にしていくのは難しいので、何も無いところから描き始めます。

描き方のイメージとしては、1/4の扇形を描き、それをフォローミーツールで回転させて半球状にし、更に半球の開口部を筒状に伸ばして胴体を作る、ってな感じでしょうか。

「扇形」ツールを選択し、原点をクリック。そしてクリックしたままの状態で赤軸に沿ってカーソル位置を動かすと、原点を中心に縦の分度器が現れます。

扇形ツール

マウスのクリックボタンを離し、そのままカーソルの先を緑軸上へと移動し、そのままの状態で(クリックせずに)右下のボックスに円の半径を入力(57)してリターン。

半径入力2

右下のボックスが[角度]となり、カーソルを青軸方向に動かすと数値が入っていくので、そこに「90」を入力(あるいは、カーソルで青軸上をクリック。

角度入力2

1/4扇形完成。

90度扇完成

今度は、この扇形を「フォローミー」ツールで回転させて半球状にします。その回転を導く通り道(パス)として、扇形の下に円を描きます。

円追加

「フォローミー」ツールを選択し、「フォローミー」ツールのカーソルで扇形をクリックし、そのまま下の円の通り道に沿って動かして1周すれば半球体の完成。

6半球完成

正直、「フォローミー」ツールの使い方はまだよく分かっていません。時には思い通りの形にならなかったり、不要な線が残ってしまったり。

思い通りにいかないときは、「オービット」ツールで図形の向きを変えると、スッと描けるようになったりします。

さて、半球体を下から覗いてみると、閉じていません(上で描いた円が消えてる?)。なので、改めて半球体の底を閉じるように円を描きます。

7引っくり返して蓋をして

そして、この円をプッシュ/プル」ツールで持ち上げて、形状的には完成です。

完成1

でも、これだと3枚のSPFを重ねて作っているというイメージが湧きにくいので、SketchUp上でもう少し手を加えていきます。

2枚の四角を作り、それを上の半球ドームの中へと差し込んでいきます。

仕切り板で「面を交差」
挿し込んだ状態で、四角板を右クリックして、「面を交差」→「モデルと交差」とすると、半球ドームが2枚の四角板で3つのパーツに分割されます。

四角板の不要部分を消去し、3分割されたパーツを色分けして塗れば、3枚のSPFで構成されてるように見えるように。

完成
(実際には、ペイントソフトで一部修正を加えています)


初めてのスケッチアップ -(20)フォローミーの順番を変える

3次元モデリングソフト スケッチアップの使い方を、自分でも学びながら、備忘録的にまとめておこうという「初心者のための初心者講座」第20回。

第17回から題材をバスケットに変えてスケッチアップの使い方を学んできましたが、そこでバスケットの外形に角Rを付けようとして壁にぶつかりました。

バスケットを正面から見て両サイドの縦辺と底辺の角Rは付けられるけど、底辺の前後は直角のまま残ってしまいます。

あるいは、底面を全周に渡って角Rを付けることは出来るけど、今度は縦の辺が直角のままになってしまいます。

まあ、これはこれで仕方ないかなって諦めていたのですが、ちょっとした妙案が浮かびました。というか、もう一つ試していないことがあったなと。

それは、先ず4つの縦辺を角Rにしておいて、その状態で底面の全周をフォローミーツールで角Rにしてみるのはどうなのか?って。

立方体を作り、縦方向の角を取る

いつも通り380×260×80mmの立方体を作り、各辺から内側10mmのところに補助線を引き、4つの角に半径10mmの円を描きます。

バスケット3-

円弧と外周の辺とで囲まれた部分(4箇所)を移動ツールで下へと押していき(フォローミーツールでも同じに出来ます)、縦方向に角Rのついた立方体が完成。

バスケット3-3

続いて側面の1箇所に、端から10mm、10mmの位置に補助線を引き、円を描き、同じように円弧と外周の辺とで囲まれた部分をフォローミーツールで押そうとしたら、ダメでした。

バスケット3-4

立方体の一部に切れ込みを入れます

曲面が押せないなら、無理やり平面を作ってみましょう。立方体の一部に切れ込みを入れ、そこからフォローミーツールを使ってみることに。

側面の適当なところに四角を描き、

バスケット3-5

移動ツールで奥へと押し込みました。

バスケット3-6

窪んで出来た面に円を描き、フォローミーツールで押してみます。

バスケット3-7

なんと、切れ込みから始まって、切れ込みの反対側までフォローミーツールで角Rを繋げることが出来ました(1度にやることは出来ず、何度かに分けて行いましたが)。

バスケット3-8

移動ツールで、切れ込みの側面を移動させて閉じます。

バスケット3-9

不要な線を消去して、全周に角Rの付いた立方体の完成です。

バスケット3-10


初めてのスケッチアップ - (17)フォローミーを使ってみる

3次元モデリングソフト スケッチアップの使い方を、自分でも学びながら、備忘録的にまとめておこうという「初心者のための初心者講座」第17回。

これまで題材代わりに使っていたウッドデッキはほぼ完成し、基本的なツールも大体紹介し終わったかなって思っていたので、前回でスケッチアップの使い方講座は終了予定でした。

そして、まだ紹介していないツールの中にはフォローミーとかオフセットといった特徴的というか、ちょっと変わったツールがあります。

でも、どういう場面で使うのが効果的なのか私には分からなかったので、まっいいか、と。使いたい場面がやってきたら、その時に学べば、って。

ところが、意外に早くその機会がやってきました。

今回、題材とするのは100均とかでよく目にするプラスチック製のバスケット(籠)。こいつのモデルをコンポーネントとして作ってみようと思います。

バスケットの原形となる立方体を作る

先ずは立方体を作ります。バスケット(立方体)の大きさは、260m×380m×80mm。100均バスケットの中で私的には使う頻度の高いサイズの商品。

バスケット-1

さて、バスケットの外形というのは、大概丸まって(Rが付いて)いますよね。今回は、その角の “丸み” (角R)をフォローミーツールで作っていきます。

R10(半径10mm)の丸みを付けていくので、立方体上面の端から10mmのところに補助線を引きます(3カ所)。

ここでも初紹介のツールが出てきます。円ツールです。長方形ツールの円バージョンなので、使い方も同じような感じで、特に扱いに困ることは無いでしょう。

円ツールを選択すると鉛筆アイコンが現れるので、先ずは補助線の交点でクリックし、続いて直方体の外形の辺と接する場所(エッジ上)で再びクリックすれば円が描かれます。

バスケット-2

フォローミーツール登場

続いて今回の主役であるフォローミーツールの登場。フォローミーを選択し、ポインタの先で立方体の外周と円弧とで囲まれた部分(ドットが出ます)をクリック。

バスケット-3

そのまま立方体の外周(丸み付けしたい辺)に沿ってポインタを動かしていくと、赤い線が行き先を示してくれるので、それに沿って進めます。

バスケット-4

終点のところでクリック。

バスケット-5

すると、3辺に角Rを付けることができました。

バスケット-6

反対側の面も同じように行い、不要な線を消去や非表示にしてバスケットの外形完成。

バスケット-7

最後の “突き合わせ” 部分がどうしても上手くいかない

さて、ここでお気づきとは思いますが、底面の4辺の内、2辺しか角Rに出来ていません。残りの2辺は直角のまま。

例えば、上でやったのと同じ方法で、フォローミーツールのポインタを底面の4辺に沿って動かすことで、底面の4辺に角Rを付けることは出来ます。

バスケット-8

すると今度は、縦方向の4辺が直角として残ってしまいます。縦の辺にフォローミーツールで同じような加工をすると、最後のR同士がどうしても馴染んでくれません。

バスケット-9

もしかしたらやり方があるのかもしれませんが、私にはどうしても出来なかったので、これに関しては諦め、ここまでとしました。

さて、次回は立方体の内側をくり抜いて、バスケットらしい形状にしていきます。


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