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ヤマト運輸の物流ターミナルを見学 -- ベルトコンベアが凄い!

ヤマト運輸の物流ターミナルである「羽田クロノゲート」を見学に行ってきました。

事前予約が必要で、月曜日以外の週6日、1日1回~4回(曜日によって異なる)の見学コースがあり、見学希望日の30日前から予約が可能です。

私は予約作業をやりませんでしたが、やった人によると深夜0:00より受付を開始するんだけど、見学枠が本当に瞬殺という感じで埋まっていくそうです。かなり人気があるんですね。

最寄り駅の京急空港線の穴守稲荷駅から歩いて数分のところに位置していて、羽田空港国際線ターミナル駅の2つ手前の駅なので、ほとんど羽田空港の隣にある感じです。

駅から細い道を通って環八通りに出ると、正面に聳え立っていました。

クロノゲート

受付に向かって敷地の中を歩いていくと、クロネコの石版(?)が鎮座してました。

クロネコ

受付ロビーの中にはクロノゲートの全体模型が飾られています。今いる建物をイメージしながら全体との比較を考えると、その大きさにやっぱり驚きますね。

クロノゲート模型

ロビーの一角では、クロネコアート展が開催されていました。ヤマトグループの社員や家族からの応募作品とのことですが、プロ顔負けの作品も少なくありません。

クロネコアート展

これもロビーの一角にあったウォークスルー1号車。

ウォークスルー1号車

この1号車が作られるまでの開発ストーリーがパネルに書かれているんですが、なるほど、たくさんのアイデアや工夫が盛り込まれているってのが分かり、機械系の私としては興味深いです。

ウォークスルー車開発

で、この後、90分かけて見学コースを歩いて回るのですが、内部での写真撮影は一切禁止なので、紹介できる写真が一枚もありません。

このままいっちゃうと、いきなり最後に貰ったおみやげの写真で終わってしまうので、ちょっと図解をしてみようかと思います。

まあ、なんと言っても物流ターミナルの心臓部は「ベルトコンベア」でしょうね。

約1,000メートルの本流となるベルトコンベアがあり、そこに各地から集まった荷物が支流から流れ込み、そして各地の配送先へと向かう支流へと送り出されていきます。これの繰り返し。

小ベルトコンベア完

上の図で、本流のベルトコンベアは、1030個(だったかな?)の1個ずつが独立したベルトコンベア(小)の集合体なんです。ベルトコンベア(小)1個に荷物が1個乗ります。

集荷先からの荷物を流し込む支流のベルトコンベアは多分何十本もあるので、既に荷物が乗っているベルトコンベア(小)も空のベルトコンベア(小)もあります。

荷物を本流のベルトコンベアに乗せる時、空のベルトコンベア(小)を認識して合流前に微妙にスピードコントロールをし、見事にベルトコンベア(小)の中央へと荷物を流し込みます。後はベルトコンベア(小)自体が動いて受け取ります。

出荷先別の支流に荷物を送り出す時は、本流のベルトコンベア(小)が左右に動いて荷物を送り、今度は支流のベルトコンベアがその荷物を受け取ります。

ってことで、最後におみやげを貰って見学終了。ここでも日本人のメンタリティにちょっと感心。

9箇所の棚に入っている9種類のおみやげがあって、その中から、その時々のランプが点灯した3つを貰って帰る形なんですが、これって別に誰かが見張っているわけではありません。

なので、ランプが点灯した3つとは違うのを選んでも、極端に言えば9個全部持ってきてしまっても、多分誰かが注意をするような感じではないと思います。

それでも、多分日本人はランプの点灯した3つを貰っていくんだろうなって何の疑問も無く思えるのが、ちょっとイイかなって。

私が貰ってきたのは、この3つ。

おみやげ

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