A4サイズの革から4つの正方形コインケースを作る(2)

前回の続きで、今回は縫って、完成予定。

先ずは縫い始め部分になるマチの縦辺を胴体と接着し、クリップで固定。

縫製準備

順次縫い進め、縫い始めの対面に当たるマチの縦辺を縫って、縫製作業終了。

縫製終了

マチの縦辺のはみ出た部分をカットして、完成。

完成1

イイ感じ、かな。80mm×80mmだと少し大きく感じるし、70mm×70mmでは小さくて邪魔にならなくていいんだけど、コインの収納量が物足りない。

ってことで、この74mm×74mmくらいが、個人的にはバランスいいかなって思う。

完成2

今回のコインケースは、そのままプレゼントとして人手に渡ってしまう予定なので、コインケースのサイズに合わせて化粧箱も作りました。

パッケージング3

コインケースが正方形だと、当然のことながらそれを入れる箱も正方形になります。いや、敢えて当たり前のことを言っているのは、正方形の箱は作り易いなって感じたから。

パッケージング2

これが、例えば74mm×76mmの箱を作ったとしたら、フタをかぶせる時に間違いなく迷うだろうなって思うと、正方形のコインケースに正方形の箱というのは、うん、悪くない。

次回は、A4の残りの革で、3個のコインケースを製作予定。


A4サイズの革から4つの正方形コインケースを作る(1)

A4サイズの革で正方形のコインケースを作っていきます。

これまでは雑多な端切れ革で作ることが多かったのですが、今回はキチンとした(?)革を使うので、このA4から4個のコインケースを作ってみようと思います。

わたし的には初の試みですが、加工前の革の状態でニートフットオイルを塗布します。

A4ヌメ革

製作していく過程で少しずつ革が薄汚れていくことが多く、事前にニートフットオイルを塗っておけば、少しはこの汚れを避けることが出来るかなって思いもあって。

ニートフットオイル塗布

型紙を作り、それに合わせて革をカット。胴体にはA4サイズ1.5mm厚の革を使っていますが、他のパーツは1mmの革を使いたかったので、こちらは端切れを使ってます。

正方形コインケースパーツ

A4の長手方向の寸法は297mmなので、これを4等分すると約74mm。これをコインケースの基準寸法として、74×74mmの正方形のコインケースとして設計しました。

バネホックを取り付け、接着部分を荒らし、組み立て後には処理できない部分のヘリを磨いて、組み立て準備完了です。

接着準備

胴体パーツに、マチとフラップ内側の合わせパーツを接着し、不要部分をカットして、全周に渡ってヘリを磨きます(矢印部分は、組み立て前にヘリ磨きした箇所)。

コバ磨き

胴体パーツには事前に菱目打ちで縫い穴をあけてあるので、接着が乾燥したら、その穴に合わせて、接着したパーツにも穴をあけていきます。

次回、縫っていきます。


スマホポーチを作る(12)-- クロム鞣し革試作4号の縫製完了

前回の続きで、今回は縫っていきます。

胴体を折り畳んでみると、徐々にスマホポーチらしくなってきています。

4号形状完成

背面。

4号裏側

今回は明るめのキャメル色の革を使っているので、エスコードの中で一番近い色のベージュ(細)をユザワヤで買ってきました。

エスコードベージュ細

先ずは胴体の片側の両サイドにマチを縫い付けます。片側のマチから対面のマチへと1本の糸で縫います。

マチ片側縫い付け

続いて、マチを縫い付けたのとは反対側に移り、フラップ部の内側に接着したヌメ革、そして裏側(背面)のベルトクリップ用のループの周囲を縫いました。

フラップと背面ループ

試作3号の時には、このフラップ部に菱目打ちで縫い穴をあける際にミスったせいで、ガクガクになってしまった縫い目ですが、今回は綺麗に縫い上がりました。

フラップ部縫製

最後に、マチの残った片面を胴体に接着。

最後のマチ縫い

接着が乾いたら、縫って、不要部分を切り落として出来上がり。

スマホポーチ4号完成

次回、コバ処理等の仕上げ加工をしてスマホポーチ試作4号の完成予定。


スマホポーチを作る(11)-- クロム鞣し革で試作4号製作

クロムなめし革で製作したスマホポーチが完成したけれど、微妙に納得いかない点もある。作り方の問題もあるし、縫製(菱目打ちの使い方?)技術に因るものもある。

ヌメ革の立体成型で作った1号は別として、有り合わせの革でザックリ作ったマチ付きの2号、そして前回の3号と続きますが、納得いく作りに至るにはもう一段階必要らしい。

ということで、柔らかいクロムなめし革で試作4号の製作に突入。

基本的な製作手順は、3号と同じ。胴体となる必要なサイズの革を切り出し、そこに磁石を埋め込んだり、マチを付けたりして作っていきます。

3号作りには無かった行程

今回、漉き加工を新たな工程として何カ所かに加えました。

フラップの受けとなる部分に磁石を埋め込むために彫刻刀でザグリ加工を行い、そして折り畳んだ時にヘリが(出し入れするスマホに)引っ掛からないように端を薄く漉きました。

端を漉いて
いやー、緊張した。どちらの作業も、ちょっと手元が狂ったら、簡単に銀面まで刃先が行ってしまいます。失敗したら、もう一度革の切り出しからやらなくちゃならないし。

漉き加工は、オルファの別たちでやったんだけど、革が柔らかくて本当に難しい。

ザグリ加工も漉き加工も、あまり攻め過ぎないところで止めて、接着剤を塗布して折り返し。折り返し部の両端の切り欠きは、ここにマチを取り付けるため。

折り曲げて接着

胴体の中ほど、両側の一部を漉き加工。

底両側を漉いて

ここを内側に折り曲げて接着。この部分は、ポーチの底になって、マチが無い部分なので、コバが見えないようにするため(この折り返しの幅がスマホポーチの横幅になります)。

底部折り曲げて接着

そして、こちらも3号には無かったもの。内側にスエードを貼りました。クロムなめしで柔らかい革なので3号では省きましたが、4号の革の床面があまり美しくなかったので。

胴体パーツ接着完成
フラップ部分にも磁石を埋め込み、上から(裏側から)ヌメ革を重ね貼り。

続いてマチパーツ。このマチも、上(ポーチの開口部)はコバが目立つ箇所なので、端を漉き、折り返して接着剤で固定。

マチ上端漉いて折り曲げ

そのマチを胴体に接着。

マチ接着

本体後ろ側に取り付けるベルトクリップ用のループをヌメ革で製作。先ずは接着して固定するので、胴体側の該当部分をヤスリで荒らしました。

背面ループパーツ

接着完了。後で縫い付けていきます。

背面ループパーツ接着

スマホに繋いだ落下防止用コードの、先端にあるクリップで挟むためのパーツを、胴体とマチとの間に差し込んで接着剤で固定し、縫製準備完了です。

縫製準備完了
上の写真は、その前の前の写真とほとんど差が無いように見えるかもしれませんが、マチを貼った部分の両サイドを、スマホポーチの幅に合わせてカットしてあります。

次回へと続きます。

スマホポーチを作る(10)-- 刻印してスマホポーチ3号完成

前回でほぼほぼ完成したスマホポーチですが、製作依頼元の飲み仲間からは、出来れば名前の刻印をどこかに打って欲しいとの要望が。

実は、ハンドプレス機を刻印機にも使えるようにしたのは、これもあってのことでした。

先ずは試し打ち。メタルスタンプも、それをセットした刻印機を使うのも、これが初めて機会。果たして上手く刻印できるのか、ちょっとワクワクします。

革のハギレを湿らせます。

革を湿らせ

メタルスタンプの先端と土台との間隔を調整し、その間に革のハギレを置いてプレスしてみましたが、革の厚みに対して少し隙間が広すぎたようです。

刻印試し

今度は下にゴム板をスペーサー代わりに置いて、再びプレス。

刻印プレス

おー!って声が出るくらい綺麗に刻印出来ています。

刻印成功

完成したスマホポーチのフラップ内側に貼ったヌメ革の中央付近を少し湿らせ、刻印の位置を合わせてプレス。

スマホポーチに刻印

刻印後の写真を撮り忘れましたが、これですべての行程が終了です。

これを入れるための箱も、サイズを合わせて作りました。

スマホポーチ3号包装

なんか、キチンとした製品っぽく見えるでしょ。


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