能力なんか関係ない。やるか、やらないか、それだけですね

アチーブメント(株)の青木先生が、セミナーの中での口癖は、これ。

「事実は一つ、解釈は無数」

生の哲学の哲学者とされるニーチェは、本当に数多くの(唸るような)名言を残していますが、そのニーチェに言わせるとこうなるようです。

事実というものは存在しない。
存在するのは解釈だけである。

四面楚歌こそ最高である!?

ニーチェの名言にこんなのがあります。

汝の周辺の一切が汝に反対するとき、汝が最も幸せなときである。
なぜなら、生きている最も鮮烈なときだから。

言ってみれば、四面楚歌こそ最高である。いろいろな攻撃を受けたときは、生きていることが最も鮮烈であるというのですから、本当に力強い(心が強い)ですよね。

私の好きな戦国の武将のひとり山中鹿介(鹿之介)が、「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」と祈った逸話は有名ですね。尼子家再興のために成長したいという思いが強かったのだと思いますが、同時に「生きていることを鮮烈に感じたい」といった感情もあったのかもしれません。

山本周五郎の短編の一つ「四日のあやめ」に登場する五大主税介は、世間から不当な汚名を被せられた時、似たようなことを言います。

「おれは悪評されだしてからだいぶ成長した。(中略)これからも成長するだろう。
悪評の続く限りおれは成長してみせるよ」

五大主税介の生き方や考え方に私は憧れを抱いています。この心の強さが欲しい。

やるか、やらないか、それだけですね

心の強さって、どこからくるのか、あるいは何がベースにあるのかなって考えると、それはキチンと挨拶をする、靴を脱いだら揃える、椅子から立ったら元に戻すといった、本当に基本的な「躾(しつけ)」なんじゃないかということを、哲学者である森信三さんの話などを交えて書きました

大きかろうと小さかろうと目標を設定した瞬間から、この心の強さが試されます。自分で決めた目標を達成しようと “どこまで” 決意しているのかと。

洋菓子の国際コンクールで3度優勝経験を持つ、日本を代表するパティシエである辻口博啓さん。

駆け出しの頃は、休みをすべて洋菓子巡りにあて、コンクールに優勝する店ではゴミ箱を漁り、使っている素材を調べ、夜中に厨房に戻って試作を重ねたそうです。

「人間の心は些細なことですぐに揺れ動きます。せっかく素晴らしい夢や目標を抱いても、その思いをどこまで貫いていくことができるか。どこまで自分を投入することができるか」

洋菓子

女子マラソンのメダリストである有森選手や高橋選手を育てた小出監督の「要するに、志の差ですよ」という言葉を紹介しましたが、辻口博啓さんの言葉も同じ。

「能力なんか関係ない。やるか、やらないか、それだけですね」

「やるか、やらないか」とは、「志を持つか、持たないか」ということ。

高校生活の3年間、寝る前に必ず素振りをしました

イチロー選手もたくさんの名言を残していますが、「目標設定」に関して好きな話があります。

イチロー選手に、「いままでに、これだけはやったな、と言える練習はある?」と質問したら、こんな回答が返ってきました。

「僕は高校生活の3年間、一日にたった10分ですが、寝る前に必ず素振りをしました。その10分の素振りを1年365日、3年間続けました。これが誰よりもやった練習です」

「一日にたった10分」と考えると、なるほど継続できそうな気がしますが、正月も、疲れている日も、体調の悪い日も関係なく、365日3年間と考えると、それは胸を張って誇れることでしょう。

イチロー選手はこうも言います。

「目標って高くし過ぎると絶対にダメなんですよね。必死に頑張っても、その目標に届かなければどうなりますか?諦めたり、挫折感を味わうでしょう。それは、目標の設定ミスなんです」
 
何が何でも目標を達成するんだという心の強さは必要ですが、どんなに頑張っても手の届かない目標にしてしまうと、それは心の強さ以前の問題になってしまいます。

自分にとって適度な目標を設定し、それをクリアしていくことを積み重ねていく。これも「心の強さ」を補強していく、そして自分の中に自信を構築していく素晴らしい手段なんだと思います。

最後にニーチェの名言をもう一つ。

いったん選んだ道に関して頑張る人は多い。
目標に関してそうする人は少ない。


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