マイク・カキハラ著 「ネットワークビジネス 9つの罠」 -- (1/3)

今日は少し毛色の違った本を紹介。マイク・カキハラ著 「ネットワークビジネス 9つの罠」。

題名通り、ネットワークビジネスという特殊な世界に関する本なので、興味のない人や嫌いな人はスルーして下さい。友人から貰って、何となく読んでみたら意外と面白かったので。

「誰でも出来るよ」ってのも、「セールスじゃないよ」ってのも、みんな罠

ネットワークビジネスネットワークビジネスって、「誰でも出来るよ」といった甘言が聞こえてきそうですが、この「誰でも出来るよ」って言葉が罠で、その他にも8つの罠があるよって紹介するのが前半。

といって、ネットワークビジネスを否定している本ではなく、「9つの罠」に引っ掛けるような勧誘の仕方をしているから、いつまで経ってもネットワークビジネスを批判する人が後を絶たないんだという論調。

後半は、「解決策」編として、マーケティングをベースにしたビジネスのやり方を紹介しているのですが、この部分がネットワークビジネスと切り離しても、真理として成り立つというか様々な応用が利くなって結構興味深かったんです。

ということで、前半と後半の2回に分けてお伝えしようと思いますが、今回は前半。

前半でなるほどなーって思ったのは、ネットワークビジネス業界の評判が悪かったり、多くのアンチの人たちを生み出す原因についてでした。

ネットワークビジネスで勧誘する時、「セールスじゃないよ」って誘い文句があるそうですが、これも罠の一つで、ネットワークビジネスとは間違いなくセールスを主体としたビジネスなんだと。

商品を買ってもらうのもセールスだし、一緒にビジネスをしませんかと勧誘するのも紛れもなくセールスなわけです。

素人が素人を教育して?

そして、「ネットワークビジネスはセールスを主体としたビジネス」とした瞬間に、「誰でも(簡単に)出来るよ」という言葉に矛盾が生まれます。

もちろん、セールス自体「誰でも出来る」ことに嘘はありませんが、それで売れるのかというのは別の問題ですよね。何しろ、多くは素人のセールスマンなわけですから。

問題の根源はここにありそうです。セールスに関しては素人(業界用語でアップライン)が、別の素人(業界用語でダウンライン)を教育するのですから、どうしても無理があります。

この教育で生まれるメンバーのことを、著者は「うつぼメンバー」と呼んでいます。「自分の1m圏内に入ってきたすべての人に、片っ端から(ガブッて)アプローチする」うつぼのような人のことです。

うつぼ

要は、粗悪なセールス活動をあたり構わず展開する「うつぼメンバー」に(それも次から次へと増殖していく)噛みつかれた(アプローチされた)人が、次々と “アンチ” になっていくという図式です。

そのたとえ話に納得したんですが、A君が結婚相手を探しているとしましょう。

あなた、いったい誰? 近づかないで!

A君は渋谷の交差点で人混みをじーっと見つめています。その人混みの中に自分の好みのタイプの女性を見つけると、彼は猛然と駆け寄ってこう言います。

「僕と結構してくれませんか。僕は背も高くハンサムで、一流企業に勤めていて高収入です」

女性は目を点にして絶句状態。そして足早に逃げていきます。

A君はまた人混みの中から別の女性を見つけ、そして猛然と駆け寄って行って同じように、「僕と結構してくれませんか」と言いますが、今度は完全に無視されました。

渋谷の交差点

A君は、「きっとプロポーズの言葉が悪いんだ」と思いこみ、別のセリフを考えます。そして、人混みの中から次なる女性を見つけ、猛然と駆け寄ってこう言います。

「貴女のような素敵な女性に巡り合えて最高です! 僕と結婚して下さい!」

その女性は驚きながら、「あなた、いったい誰? 近づかないで!」と叫び、走り去りました。

このA君の行動は常軌を逸してますよね。一般的に結婚に至るまでのプロセスは、先ずデートを重ねてお互いを知り合い、そしていよいよプロポーズという流れなわけです。

今現在も日々たくさんの “アンチ” を生み出している?

ネットワークビジネスに携わるたくさんの人たちが、(ちょっと誇張し過ぎですが)このたとえ話のような「うつぼアプローチ」を、日々、多種多様な人たちに対して展開してるって想像すると、空恐ろしくなってきました。

ネットワークビジネスが世間的に評判が悪いのも、たくさんのアンチが存在していることも知っていましたが、それってずいぶん昔にネットワークビジネスが日本に紹介された時、様々な問題を引き起こし、その頃のイメージが根強く残っているせいなんだろうなって、勝手に思ってました。

私自身は被害にあったことがないので、過去の記憶にとらわれた、頑迷な単なる固定観念じゃないのって思っていましたが、今現在も日々たくさんの “アンチ” を生み出していたんですね。

ってことで、次回(2/3)へと続きます。


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