中谷彰宏著 「プラス1%の企画力」 -- 単調な毎日に彩りを?

中谷彰宏著 「プラス1%の企画力」のご紹介。というか、この本からの言葉をいくつか借りて、「企画」の話を少ししようかと。

私自身、いわゆる「企画」と呼ばれる業務に何年間も携わっていたことがあるので、「企画」というと商品企画とか事業企画といったことをイメージしてしまいますが、もっと “軽い” というか、“広い” というか、極端にいえば生活していく中のアチコチで活かせるような「企画」のお話。

「企画」の根底にあるのは、もしかしたら “愛” ?

+1%の企画力そもそも「企画」とは何なのか? とても馴染みがありながら、いま一つキチンとした実態が掴めない不思議なやつ。

もっともシンプルにいうと、「何とかしたい」って感じかな。

こういう問題を解決したい、こういうことを実現したい、こういう商品を生み出したい、こういう事業を成功させたい・・・・・。

それをするために、「これこれの手段がありますよ」というのを提示するもの。

日曜日に予定している彼女とのデートとか、さらにデートの終りに彼女にプロポーズしようとか、プロポーズが上手くいったら、今度は友人が結婚式の二次会を企画して・・・。

なんでもが “企画” の対象になります。でも、その根底にあるのは「成功させたい」という思いでしょうね。あるいは、「誰か(自分も含まれるのかな)を幸せにしてあげたい」という思い。

単に、友人が集まっての飲み会では “企画” は不要なのかも。出席メンバーを決め、場所を探して、開催日時を決めて参加者に連絡する。単なる “計画” で十分かな。

でも、その出席者の一人に良いことがあって、それをみんなで祝ってあげたくてとなると、途端に “計画” から “企画” に格上げ(?)です。

どんな形で祝ってあげようとか、記念品をプレゼントしたらどうかとか、要は「その人を幸せにしてあげたい」、そのために何ができるのか、何をしようかというのが “企画” な訳です。

ちなみに、企画を英語にすると plan(あるいは planning)。この plan をもう一度日本語に直すと計画となります。ってことは、 “企画” という言葉のニュアンスを伝える英単語はないんですね。

数撃ちゃ当たる、ってわけでもないしね

さて、本書の中で著者は「企画は、狙ってはダメ」って言っています。これは「企画」のやり方として間違っていると。

「企画倒れ」って言葉がありますが、これって考えてみると、狙って、狙い過ぎて(ピンポイント過ぎて)失敗してしまった、みたいなニュアンスがあるような気がしてきました。

とは言っても、やっぱり狙いたくなりますよね。でも著者は、「狙ってから、撃つ」のではなく、「撃ってから、狙う」んだと。取り敢えず撃ってみれば、どれくらい外れたかが分かるから。

なるほどって思わなくもないけど、でも例えばプロポーズのシーンを “企画” しようなんて、一生に一回しかないようなシチュエーションで、「撃ってから、狙う」わけにもいかないし。

i love youi love you

もう一つ、「いきなり大きいこと(企画)をしようとしてはいけない」とも言っています。いきなり大きいことをやって、それが失敗してしまうとショックも大きくなるから。

そう言えば、企画の業務に携わっていた頃、「これ、見て下さい」って大作(規模ではなく、企画書の枚数が)をいきなり持ってくる人がいましたが、「もっと “ネタ” に近い段階で持ってきてよ」っていう場面が何度もありました。

最初の “ネタ” が面白くなかったとしたら、それにどれだけ多くの時間を費やしても、すべては無駄になってしまうわけですから、小さな段階で試すってのは大事なことでしょう。

小さなことから、狙わずに、自分も成長しながら

本書の中に、「企画は考えることではありません」という言葉もあります。どういうことかというと、企画とは「感じ」て、「気付いて」、「学ぶ」ことだからと。

何かを企画して試してみても、当然失敗することもあるわけで。でも、失敗しても(成功しても)そこに何かしら学ぶことはありますよね。

企画ってのは、「感じる」→「試す」→「気付く」→「学ぶ」→「感じる」に戻る、の繰り返しなんだと。

以上のことを私なりにまとめると、常日頃から感性を豊かにし、小さな何かを感じたら(企画を思いついたら)気軽にそれを試してみる。そうすることで何かを学び、それによって次の企画はもう少し大きく、そしてもう少し精度よくなるかもしれません。

この繰り返しの中で自分の企画力を高めていく、ってことなのでしょう。その結果として、例えばプロポーズのような一生に一度の大きなイベントでも、企画倒れにならない素晴らしい企画が立てられるようになると。

逆に言うと、普段からその手のことに慣れていない人は、いきなり「一生に一度の大事な場面」で “企画” してしまうと、もしかすると “やらかして” しまうことにもなりかねませんよって。

少し前に引用させていただいた今野華都子さんという方の、「単調な日々のなかで、どのように自分を育てていくか」という言葉が、なぜか心に残っています。

この「単調な日々の・・・・・」の前には、こんな言葉があります。

「毎日の暮らし、毎日の仕事は、そんなに変化に富むものではありません」

その通りですよね。だからこそ “企画” という考え方が必要なのかも。「単調な日々」に “企画” で彩りを添えていく。結果的にそれが、自分の感性を育てていくことにも繋がる。

何か企画してみる?



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