デング熱から真っ先にイメージしたのは蚊取り線香皿?

今年の夏、巷を騒がせたデング熱。代々木公園で始まったデング熱感染は、徹底した蚊の駆除対策で感染者が激減し、取り敢えず小康状態にあるようです。

それでも、8月27日の戦後初めての国内感染の発表以来、10月6日までに17都道府県で、155人の感染者を確認しているそうですから、やっぱり怖いもんはありますよね。

ところが中国広東省が今、大変なことになっているようです。ニュース記事によると、デング熱感染が爆発的に拡大し、10月5日時点で累計で2万人以上の感染者がでているとのこと

特に10月に入ってからは、一日平均1000人以上の発症が確認されているとも。

また、台湾でも猛烈にデング熱感染が拡大しているようで、年初から9月末までの感染者数が累計で約2800人に達したと報じられています(人口比率当たりでは中国の1.6倍)。

更に凄そうなのがインド。インド政府はデング熱で入院する患者数が年2万人ほどに上ると報告していますが、米国とインドの研究者達は、実際には500万人以上に達すると見ているそうです。

デング熱を媒介するのは、言わずと知れた「蚊」ですよね。

蚊

ってことで、今回は「蚊」を退治してくれる「蚊取り線香」のお話。

蚊取り線香が “渦巻き型” になったのは、1900年代初頭のこと

最近だと、ワンプッシュで一晩OKのスプレータイプとか、電源タイプの「ベープ」や「ノーマット」といった商品の方が主流なのかもしれませんが、いやいや蚊取り線香も負けていませんよ。

蚊取り線香と言えば、「金鳥の夏、日本の夏」が直ぐに思い浮かぶ「金鳥の渦巻」(これが正式な商品名)でしょう。(この「金鳥」の会社の名前って、「大日本除虫菊株式会社」だったんですね)

蚊取り線香は、会社名にも入っている「除虫菊」という植物に含まれるピレトリンという成分で蚊をやっつけているらしいのです。天然成分なので、蚊は苦しむけど人間には基本的には無害。

(この「除虫菊」って言葉を聞くたびに、「女中菊 - 女中のお菊さん」って思うのは、私だけ?)

金鳥の創業者である上山英一郎氏が、除虫菊の栽培を広く奨励し普及につとめ、世界初の蚊取り線香を発明したのが1890(明治23)年のこと。 120年以上前のことなんですね。

最初の形は、普通の線香と同じように “棒状” だったのを、現在の渦巻き型にしてみてはと着想したのは、上山英一郎氏の奥さんだったとのこと。スバラシイ!

因みに、蚊取り線香は、「未来技術遺産」(重要科学技術史資料)として2013年度に登録されています。

日本の蚊取り線香は海外での評価も高く、ピーク時には約80カ国に輸出されていたそうですが、現在は現地メーカーとの価格競争等でちょっと苦しそう?

それでも、金鳥と並んでもう一方の雄であるフマキラー社は、インドネシアにおいて市場シェア1位を獲得するとともに、現地で生産した蚊取り線香を約70カ国に輸出しているとのこと。

フマキラーも当初は蚊取り線香を日本から輸出していたのですが、現地の蚊を調査したところ、日本と比べ薬剤に対して5倍(!)の抵抗力を持っていることがわかったそうです。

そのため、インドネシア向けに効力をアップさせたものを現地で生産すると共に、香りについても、インドネシアはフローラル、インドではサンダルウットと国ごとに分けているのも功を奏してるのかな。

今の蚊取り線香って、除虫菊とは無縁だったんですね

ところで、「インドネシアでは5倍の・・・」ってことですが、当然のことながらこの120年の間に、蚊取り線香も改良され、進化しているわけです。

私が、この夏お世話になったフマキラーの蚊取り線香。

フマキラー蚊取り

蚊取り線香は上にも書いた通り、元々は除虫菊に含まれる ピレトリン という成分で蚊をやっつけていたのですが、現在はこの天然成分ピレトリンはほとんど使われておらず、化学合成されたピレスロイド系の殺虫成分が使われています。

蚊取り線香成分上の写真の外箱にもこのように明記されています。

ってことは、「天然で人体には無害」って話ではなく、通常の殺虫剤と同じように人体にも何らかの影響がある?

「このピレスロイド系って、人体に影響があるんじゃね?」って話もあるからなのか、金鳥では本物の天然成分(ピレトリン)を使った蚊取り線香も販売しています。

そう言えば、一巻きでどれくらい持つのかなって思っていたら、どうやら「約7時間」らしいで。寝る前につければ、朝まで殺虫効果があるってこと。

デング熱というシリアスな話から辿り着いたのは、100均ショップという下世話な話で

えーっと、何で蚊取り線香の話をしようと思ったかというと、こいつです。

蚊取り線香皿

蚊取り線香皿って名前でいいのかな? ま、蚊取り線香ホルダーです。

今年の夏の初めに、蚊取り線香と一緒に買おうと思ったら、なんか意外と高かったんです(いや、大した金額じゃないけど)。この程度のものに、こんなにお金を出したくないなと。

で、向かったのは100均ショップ。何軒か回った末に、やっと見つけたのは上の写真の右端のやつ。でも、これだと蚊取り線香を途中で折って、小さくしないと入らないんです(これ専用の小さな蚊取り線香も売っていますけどね)。

ところが、夏も盛りを過ぎようかという頃、他県に出かけた際、その現地の100均ショップで通常サイズのものを見つけました。もちろん100円(+税)。思わず2つ買ってしまいました。

ってことで、デング熱というシリアスな話から始めた割には、100均ショップで「こんなの見つけた」という下世話な話で終わってしまうことをお許し下さい。


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