アクリルサンデーで、アクリルと硬質塩ビとの接着は可能?

このところ、プラスチック系の材料を使ってモノを作る機会が色々とあり、その関係で接着剤もいくつか試すことに。

プラモデルといえば、あの黄色いチューブのセメダイン

子どもの頃、たくさんのプラモデルを作りました。飛行機とか、戦車とか、いろんなものを作った記憶がありますが、中でも一番多く作ったのは、「鉄人28号」です。

調べてみると、テレビアニメとして「鉄人28号」が放映されたのは1963年(白黒アニメ)とのことなので、50年も前のことなんですね。

当時、プラモデルを買うと、必ずセメダインの接着剤が付いていました。プラモデル用の接着剤と言えばセメダインという時代でしたが、最近のプラモは接着剤が入ってないらしいですね。

黄色いチューブに黒い帯があって、その上に赤い文字で描かれたロゴタイプ。赤いキャップが被さっていて、このキャップの先端の突起でチューブに穴を開けて使った記憶があります。

セメダインといえば「セメダインC」が代名詞のようになっていますが、ところでこの「C」って、「A」、「B」ときた後の「C」だったとは、今回知ったこと。

どういうことかというと、1923年に日本初の化学接着剤「セメダインA」の販売が開始され、その後改良されて「セメダインB」、そして「セメダインC」となったわけなんです。

因みに、工作用「セメダインC」と「プラモデル用セメダイン」は、包装は似ているけど成分の異なる別商品だそうです。

非溶剤型の強力接着剤セメダイン「スーパーX」

さて、一時代を築いた「セメダインC」に代わるセメダイン社の現在の主力製品が「スーパーX」。

スーパーX

パッケージの色使いが、赤、黄色、黒と、「セメダインC」の流れを受け継いでいるような気がします。

いわゆる万能接着剤なわけですが、「万能に限りなく近づいた超多用途接着剤」とのことで、金属、プラスチック、ゴム、コンクリート等の無機材料、皮革などの天然素材等々、本当になんでもOK。

大きな特徴は、「完全無溶剤」ってことかな。要は、被接着物を溶かさずに、 接着剤自体が固化し、互いの被接着物同士を固定する形になります。

この固化した接着剤が多少の弾力性を持つことで、外からのショックを吸収するようです。パッケージの裏には、“粘着接着システム” と書かれていますが、そういうことなんだと思います。

なるほど万能だし、接着力もかなり強力な部類に入るようなので、スチロール樹脂(プラモデルの素材でもあります)の接着に使ったことがあります。

これ、内部に液体を封入する形だったので、その意味でも “強力” で、隙間を “充填” という性質に期待したのですが、(複数作って、そのどれもが)液体が漏れてきてしまいました。

溶剤型の接着剤は、何を溶かす成分かによって、 “専用” に成らざるを得ない?

その後、今度はアクリル素材で同じようなモノを作ることになったので、今度はアクリル専用の接着剤「アクリルサンデー」を使ってみることに。

左側がアクリル樹脂用接着剤の「アクリルサンデー」(「適用」にはポリスチレン等も記載されてます)。右側は硬質塩ビ用接着剤の「サンデーシート」で、共に “溶剤型” の接着剤です。

アクリルサンデー

溶剤型の接着剤ということは、被接着物のアクリル樹脂や硬質塩ビを一旦溶かし、それが再び固着する力によって互いに接着することになります。

その溶剤の成分は何かなとパッケージを見ると、アクリルサンデーの方は「二塩化メチレン」、硬質塩ビ接着剤の方は「テトラヒドロフラン」とあります。

品質表示2

ウィキペディアによると、塩化メチレン(ジクロロメタン)は、「非常に多くの種類の有機化合物を溶解する」とあります。テトラヒドロフランの方は、これまた「多くの有機化合物を溶解する」とあります。

上で書いた通り、アクリル樹脂で容器を作り、そこに液体を封入し、これをアクリルサンデーで接着したら、もう完璧に出来上がりました。一切の液漏れ無し。ま、水槽とか、これで作っているわけですから、当然といえば当然ですけどね。

硬質塩ビ接着剤も、硬質塩ビと一緒に使うと、アクリルサンデーと同様な強力な固着力を得ることができました。

“専用” 接着剤で、異質のモノ同士を接着できるのか?

実は、いま気になっているのは、「では、アクリル樹脂と硬質塩ビとを接着しようとする際、どちらの接着剤の方が適しているのか?」ということ。

どちらでもいいのか、あるいは、どちらも使えないのか。先のウィキペディアによる説明を読むと、共に「多くの有機化合物を溶解する」ってことなんで、どちらでもOKなのかなって気がしてますが。

でも、異質の物同士の接着って、まあ大体は難しいので、微妙に悲観的になっていて、そうなると「スーパーX」のような超多用途接着剤の方が有利なのかもとか思ったりして。

ま、実際に試してみるのが一番早いんですけどね。


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