革製名刺入れの製作(第8回) -- コバ処理に四苦八苦

パーツ的には完成間際の名刺入れのポケット部ですが、胴体と合体させる前にウェーブ状にカットしたコバを処理しておかなければなりません。

コバ磨きの道具ややり方をネットで検索しても、結構人によって色々とあるようで、これが(誰にとってもの) “正解” というのはないようです。

コバ処理関連で手元にあるのは、もう何年も前に第二世代のiPodの革ケースを作ろうと試みた時に東急ハンズで買ったまま、殆ど使う機会の無かったトコノールだけ。

先ずはこれで磨いてみようかと思います。ただ、磨くのもヘチマがいいとか、革でOKとか色々とあるようですが、素人でも失敗し難そうなのはウッドスリッカーのような気がします。

先ずはウッドスリッカーの製作から

残念ながら手元には無いので、作ってみることに。木の材質とか形状とか拘りポイントは色々とあるのでしょうが、最初なのであまり気にせず、適当な端材を使って適当に作ってみます。

出来ました。

自作ウッドスリッカー

いかにも適当に作りましたという雰囲気プンプンですが、機能的には問題無い筈。取り合えず溝は、3mm幅(上から2段目)と4mm幅(3段目)の2種類を棒ヤスリで削って作りました。

一番外側の溝は2段目と同じく3mm幅ですが、こちらは名刺入れのポケットのウェーブ形状に合わせた半径のRが付いています。手作り工具で便利なのは、こういうことが自由に出来ることですね。

試作1号機で手慣らし

さて磨いてみようと思いますが、名刺入れの試作1号機が、後はコバ磨きを残すのみの完成一歩手前の状態で放ったままになっているので、先ずはこちらからトライ。

といっても、単にコバにトコノールを塗って、乾く前に自作ウッドスリッカーでシコシコと往復させて行くだけなので、特に絵になるような写真は無く、いきなり完了の図。

トコノールで

うーん、なんか思ってたほどキレイにはならないなー。それ以前に、革の色がピンクで、コバの色は(革の切断面の色の)白なんだけど、これって染めたりするものなのかどうかが分からない。

今回はその手のものは何も無いし、試作品でもあるのでこのままで良しとしますが、将来的(本来的には?)どうするのがいいのか、もう少し検討の余地がありそうです。

横のコバも磨いてみました。上辺が磨く前で、下辺が磨いた後(多分。写真で見比べても分からないくらい、上手く磨けてないってこと)。

磨き前後

革を貼りあわせた線もしっかりと残っていて、あまり美しくないなー。

後日談 -- そうか、紙ヤスリで事前に均しておく工程が抜けていたんだな

以下は後日談ですが、コバ磨きに関して色々と調べた結果、一つ大きく抜けていたなと反省しているのは、紙ヤスリ等でコバを均す工程です。

接着後にカットしているので、コバは平面になっていて、後処理は不要って勝手に思い込んでいましたが、菱目打ちで穴を開けたり、縫い合わせていく過程でコバ面が荒れる可能性も十分にあるんだと。

実際、菱目打ちでコバが凸凹になっていることには気が付いていたのですが、トコノールを塗布した後の磨きの工程で均していくものだと勘違いしていました。

上の写真を見ても、上の辺は明らかに凸凹になっていますよね。これを、磨き工程に入る前に紙ヤスリで均しておくべきだったわけです。

そんなことを踏まえて、本体から切り離した部分を実験台にして磨いてみました。菱目打ちによる凸凹はありませんが、事前に紙やすりで均すことで、貼り合わせてある革に一体感が出ました。

その後、トコノールで磨き、再び目の細かい紙ヤスリで磨き、さらにトコノールを塗布してウッドスリッカーで磨き上げ、磨き前と後とを比較したのが下の写真です。

磨き前後比較

相変わらず写真では分かり難いかもしれませんが、以前より明らかにキレイに仕上がっています。革の貼り合わせのラインは見えていますが、手で触ると山形に滑らかになっています。

あとは色をつけたりして貼り合わせのラインを隠していけば完璧でしょう。

次回、試作2号機の製作に戻ります。


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