革製名刺入れの製作(第5回) -- 試作2号機に突入

前回、コバ処理のみを残してほぼ完成した名刺入れの試作1号機ですが、まあ試しに作った割には悪くない出来だと思います。が、いろいろと反省点も見えてきました。

改善すべき点が具体的になると、それを反映した2号機を早く作ってみたくなり、1号機の仕上げ作業は一旦中断して、2号機の製作に取り掛かることに。

構成も全体的な寸法も、基本的には1号機と同じですが、ポケットの厚みが3mmだと足りないような気がしてきたので、ここを5mmにしようかと。5mmあれば20枚近く入ると思います。

2号機の設計図と、胴体パーツのカット図

ポケットの深さも微妙に深くして、こんな感じの設計としました。

名刺入れ2nd設計図

今回は少しデザイン性も入れようかと思い、胴体とポケットとで違う色の革を使い、それぞれ2枚重ねで裏表とし、同時に強度も持たせることに。

ただ、どちらの革も厚さ0.8~0.9mmくらいあるので、普通に重ねてしまうと周囲は4枚重ねとなり、厚さも3.5mm近くになってしまいそうです。

なので、ちょっと工夫をして、胴体の内側の革を1段小さくし、周囲が3枚重ねになるようにしようかと。言葉では説明し難いですが、上の設計図の「A-A断面図」みたいな感じです。

それを実現するため、胴体となる2枚の革は下のようなカット図となります。

2ndバージョンカット図
右側のオレンジ色の革の外周に合わせて、ポケットパーツを胴体に貼り合わせていけば、試作1号機で苦労したポケットの位置合わせが自動的に、そして正確に出来ることになります。

今回は、ポケットの絞り用に凸型と凹型の両方を作りました

さて、先ずはそのポケットパーツから作っていきます。

前回はポケットパーツを絞るのに凸型だけしか作りませんでしたが、今回は凹型も作りました。

名刺入れ絞り型

と、ここで設計図のミスに気が付きました。絞り型を作るMDF材の厚みを5mmと思い込んでいたので、それに合わせてポケットの厚みを決めたのに、5mmではなく6mmでした。ま、いいか。

凸型と凹型を重ねた時の隙間は全周約2mm。ちょっとキツキツだったかも。

名刺入れ絞り型オスメス

絞り作業

絞り型が出来上がったので、ポケット用の黄緑色の革を2枚(裏表用)水に浸します。

革を水に浸して

水を拭き取ってから凸型の上に置き、上から凹型をかぶせて手で押し込み、最後はクランプで四方を締め付けていきます。(ホワイトバランスを間違えて白っぽく見えますが、上の黄緑色の革です)

クランプで固定

実はここでミスをしていたのですが、乾いた後に型から外した後で気が付きました。

ま、それはさておき、この状態で丸1日乾燥するのを待ちます。この乾くのを待つ間が好きです。どんな感じで絞れているかワクワクします。

ということで、次回に続きます。


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