革製名刺入れの製作(第7回) -- ポケット部の曲線縫い

前回、絞った革からポケット用のパーツを切り出しました。今回、これのヘリの部分を飾りと装飾を兼ねて手縫いしていきます。

先ずは、カガキ線に沿って菱目打ちで穴あけ。縫い目が曲線なので、2本菱目打ちを使います。

2本菱目打ち

絞りでベース面から浮いている箇所を縫うので、中にゴム板を挟んで打ち込んでいきます。

曲線穴あけ

装飾の意味合いもある縫製なので、今回は黄色い糸を使います。糸はもっともポピュラーなエスコードなんですが、みなさんはこの糸の扱いをどうしているのでしょうか。

30mの長さの糸が輪状になっているだけなので、ここから必要な長さを切り出そうとすると、毎回グチャグチャになってしまいます。市販の糸巻きとかあるのかな。

取り敢えず、プラ板を糸巻きの形状にカット(ギザギザですが)して作ってみました。

糸巻き自作

あまり美しくはありませんが、機能的には必要十分。これまで苦労していたのが嘘みたい。最初から作れば良かったなー。

糸巻きに巻き付けて

さて、このエスコードはロウ引きされていない麻糸なので、必要な長さを切り出してから手縫いワックスでロウ引き。これによって糸の強度も丈夫になり、縫い穴もスムーズに通り易くなります。

手縫いワックス

縫い上がりました。結構、キレイな縫い目。自作レーシングポニーのお陰が大きいです。

ポケットヘリ縫い

ところで、必要な糸の長さは縫う長さの3~5倍といった記述を目にしますが、実際にどれくらいにすればいいのかいつも迷っていました。

ちょっと考察してみたのですが、縫う箇所の表側と裏側の長さ分で「2倍」。

これに、例えば菱目打ちのピッチを3mmとし、縫い合わせる皮の厚みも3mmとすると、前に3mm進んで、反対側に行くのに3mmなので、ここでも「2倍」。

ということで、上記のような条件だと縫う長さの4倍プラスαって感じでしょうか。菱目打ちのピッチと皮の厚みによって必要な長さが変わってくるわけです(当たり前か)。

次回、名刺入れの胴体を作り、このポケットパーツを貼り合せれば、完成までもう一歩。


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