ひすいこたろう著 「名言セラピープラス」 -- すべて “言葉” かな

前回に続いて、ひすいこたろう著 「名言セラピープラス」をもう少し紹介させて頂きます。

あなたは100億円ほしいですか? 本当にあなたは100億円ほしいと思っていますか。その思いは本当に本物ですか。

よくわかりました。どうやら、あなたの思いは本物のようですね。では、あなたに100億円あげましょう。その代わり、

『あなたの目と耳をくれたら、100億円あげましょう』

と、言われたらどうしますか。

お金たくさん

自分の目と耳と交換してまで、100億円ほしい人って、ほとんどいないと思います。わたしたちは、いくらお金を出しても買えないものを神様から与えられているのです。

ないものに不満を言うのではなく、あるものに気づいて感謝すると、そこには幸せがあるのです。

前回紹介した「落ちないリンゴ」の話も同じでした。

台風の暴風雨によって地面に落ちて、失われてしまった9割のリンゴに意識を向けず、落ちずに残っていた1割のリンゴに意識を向けた時、そこに幸せがあったのです。

私、こっちの耳は聞こえるんです

この手の話に出会うと必ず思い出すのは、日本初のプロ手話通訳者であった丸山浩路さんの著作「本気で生きよう!なにかが変わる」という本。

ある講演の終了後、丸山さんは一人のご婦人の訪問を受けます。この婦人は、丸山さんの話を聞いて感動したこと、勇気が出たことをを伝えにきたのでした。

その彼女が、「先生、私、こっちの耳が聞こえないんです」という話をします。ハンデに対して理解があるだろう、耳の聞こえない人の立場をわかってくれるだろう、という思いでの打ち明け話でした。

それに対して、丸山さんは強い口調で「お引取りいただけますか」と言いました。

丸山さんは言います。「なぜ、『私、こっちの耳は聞こえるんです』と言ってくれないのか。そうすれば、ああ、それはよかったですね。どちらかの耳が聞こえればそれで十分ですよ。そっちの耳が聞こえて本当によかったですねって言うことができるし、私だってハッピーな気持ちになれます」、と。

ご婦人は、その言葉を聞いて、「丸山先生、私、こっちの耳は聞こえるんです・・・。こっちの耳は聞こえるんです・・・」と、キラキラした瞳、すばらしい表情で言ったそうです。「私、こっちの耳が聞こえないんです」と言ったときの暗い沈んだ表情は、すっかり消え去っていました。

丸山さんは言います。

失ったものより、残されたものを大切にしましょうじゃありませんか。持っていないことに対して不満を言う前に、持っているものに感謝しようじゃありませんか。

「佐藤さ~ん」って呼ぶと、もちろん、佐藤さんがやって来ます

そして、このやり取りからもう一つ気づくことがあります。それは “言葉” の大切さ。

「こっちの耳が聞こえないんです」って言った彼女は暗く沈んだ表情をしていました。それが実際には同じことを言っているのに、「こっちの耳は聞こえるんです」という彼女の表情は明るかった。

“視点” を変える、あるいは “考え方” を変えるには、言葉の使い方にもコツがあるようです。

はじめに言葉ありき。言葉は神とともにあり。言葉は神なりき。

聖書の中にあるフレーズです。様々な解釈があるのだと思いますが、そのまま素直に受け取っても、そこに真理があるように思います。そして、次のフレーズへと続きます。

万物は言葉によって成り、言葉によらず成ったものはひとつもなかった。

何冊も著作を紹介させて頂いた小林正観さんは、この「はじめに言葉ありき」の意味を、こんな風に説明しています。

「発した言葉によって、またそれを言いたくなるような現象が降ってくる」

これは、「宇宙の法則」なんだって。

「佐藤さ~ん、佐藤さ~ん」って呼ぶと、誰がくると思いますか。もちろん、佐藤さんが来ますよね。「中村さん、いらっしゃ~い♪」って呼べば、当然のことながら中村さんが来ます。

ということは、「ありがとう」と言えば、次に「ありがとう」と言いたくなる現象がやって来るということなのです。「ツイてる」と言っていれば、「ツイてる」と言いたくなる現象がやって来ます。

逆も真。「つまんない」「ツイてない」「つらい」など、不平不満、愚痴を言っていると、またその愚痴を言いたくなる現象が来てしまうということ。

わたし達の周りにあるたくさんの “幸” や” 不幸” の中で、どこに視線を向けるのか

あるいは、これと表裏一体と言えるのかもしれないけれど、自分の意識を “どこに向けるか” ということなんじゃないかとも思います。

ありがたいことも、ツイてることも、ツイてないことも、辛いことも、向こうからやって来るのではなく、常に身の回りにあって、その中で何に気が付くのかということ。

片方の耳が聞こえないご婦人は、「こっちの耳が聞こえない」という不幸しか気付いていなかったのが、「こっちの耳は聞こえるんです」と言った瞬間に、そこに幸せを見つけたように。

小林正観さんは、その著作 「『そ・わ・か』の法則」 の中で、こんなことを言われています。

朝起きて、ベッドから出る前に、「ありがとう、ありがとう、ありがとう・・・・」と100回言ったとします。そうすると、脳は突然不安定になるそうです。なぜ、現象がないのに「ありがとう」なんだろうと。

先に「ありがとう」を言うと、脳は「ありがとう」の合理的な理由を探し始めるらしい、と。

頑張らなきゃいけない時こそ、ニッコリ笑う

「名言セラピープラス」の中に、北極圏に住むイヌイット(エスキモー)の話が紹介されています。彼らは、毎日が生命の危機にさらされていますが、そんな彼らが絶対口にしない言葉があるそうです。
それは、「がんばろう」という言葉。

頑張ると筋肉が硬直してしまうからだそうです。北極圏という極寒地での筋肉の硬直は、致命傷になることがあります。飛び越えられる筈のクレバスも、「がんばる」と飛び越えられなくなってしまうのです。

では、イヌイットの人たちは、クレバスの前に行って飛び越えるとき、頑張る代わりに何をするかというと、それは、「みんなで冗談を言い合う」のだそうです。

笑ってリラックスしてから、飛ぶのだそうです。頑張らなきゃいけない時こそ、ニッコリ笑いましょう。


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