円盤のヘリ処理工具(改)を考案

以前、自在錐で切り出したアクリル円盤の切断面(ヘリ)を処理するため、卓上ボール盤を使った専用工具を設計しましたが、それ以来、手付かずで半年が経過してしまいました。

問題は、加工精度が出るようにキチンとしたものを設計してしまったこと。簡単に言うと、作るのが面倒臭くなってしまったんです。もっと細かい点も詰めなくちゃいけないし。

で、先日、急な必要に迫られてですが、先の構想を元に試しの積りで簡易的に工具を作ってみたんです。 “作る” というほど大げさなものではなく、手元のパーツを組み合わせてみただけですが。

設計段階で深く考えるのも必要だけど、取り敢えず作ってみるのも大切だな

使ったパーツは3つ。1つは、Φ8mmの丸棒。たまたまあったやつをそのまま使ったので、ちょっと長いですが、これを卓上ボール盤のドリルチャックでくわえます。

その下にあるベアリングは、「自在錐でセンターに穴の開いていない円盤を切り出す補助器具」のために作ったもの。ベアリングの片面に2mm厚のゴム円板を貼り、反対側からはブッシュを嵌め込んであります。

アクリル円盤ヘリ磨き1

左側に見えるのは、ゴムクッションという名のもの。対象物にネジ止め出来るようにセンターに穴の開いたゴム足ですね。下の商品です。

ゴムクッション

ゴム足のセンターの窪みはΦ8mmなので、ここに丸棒の先端をあてがい、このゴムクッションと(丸棒と)下側にあるベアリングとの芯を合わせ、その間に対象物(アクリル円盤)を置きます。

その状態で、卓上ボール盤のチャックを適度な力で押し下げながらスイッチオン。後は、回転する円盤のヘリにヤスリを、これまた適度な力で押し付けるだけです。

アクリル円盤ヘリ磨き2

下側のベアリングも当て木の上に置いてあるだけだし、アクリル円盤の芯出しも適当なので、もちろん円盤がキレイに回ることはありません。

それがあるので、以前の設計段階では3者の芯が出るようにしっかりした構造のものを考えたのです。が、今回試しにやってみたら、こんないい加減なものでも結構イケルってことが分かりました。

アクリル円盤がキレイに回らなくても、そこに押し付けているヤスリは私が手で押さえているので、凸凹な回転にも結構追従して削ることができました。

なるほどねー、「案ずるより産むが易し」ってところですね。

円盤のヘリ処理工具(改)

今回の反省を踏まえて、簡易製作版を設計しました。と言っても、試しに作ったやつをほとんどそのまま図面にしただけですが。

違うのは、ラジアルベアリングではなくスラストベアリングを使い、それが土台の定位置からずれないように、土台の下から軸を立て、これにベアリングを嵌め込む形にするだけ。

後はセッティングする際に、卓上ボール盤の回転軸とスラストベアリングの回転軸とを合わせて、土台をボール盤の作業台に固定してあげればOK。

円盤ヘリ磨き機

間に挟む素材(アクリル円盤)の芯出しは目分量になってしまいますが、今回の経験からこれはこれで何とでもなるだろうと思います。


コメント:












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
トラックバック URL:

http://55life555.blog.fc2.com/tb.php/1208-1e20686e

<< topページへこのページの先頭へ >>