AVRマイコンと、減衰正弦波のオルゴールと、HIDaspxと

前回、ヒダピオシステムとHIDaspxからAVRマイコンの世界へ、そして電子オルゴールの世界へと入り込んでいったきっかけを語りましたが、その続きです。

さて、前回紹介した弘前大学の小山智史先生が取り組まれている「わたしだけの電子オルゴール」のMymelo2というソフトで、自分なりの電子オルゴールを作る手段を手に入れることができました。

ところで、この世界へ足を踏み入れていく入り口となってくれたのがヒダピオシステムなわけですが、ヒダピオシステムで使うマイコンはATtiny2313が主役なんです。

なので、私もATtiny2313から入っていったのですが、先のMymelo2ではこれ以外にATtiny45というマイコンを曲データの書き込み先として使うことが出来ます(他にもありますが)。

一方、Mymelo2で製作できるオルゴールには、「減衰矩形波のオルゴール」と「減衰正弦波のオルゴール」の2種類がありますが、ATtiny2313で作れるのは減衰矩形波のオルゴールだけ。

HPで両方の曲を聴き比べてみると、減衰正弦波の方が心地よい響きをしています。うーん、何とか自分でも減衰正弦波のオルゴールを作ってみたくなり、ATtiny45を買ってみました。

ATtiny45で減衰正弦波の電子オルゴールを作りたい

左側がATtiny45。右のATtiny2313の20ピンと比べるて8ピンしかない。

ATtiny45

両者のピンの数は違いますが、HIDaspxとATtiny45との接続(結線)は簡単でした。

下図の通り、書き込み装置と接続すべきピンは6本ですが、図の上端から見たとき、結線の位置を変える必要があるのは左下端の[GND]ピンだけなんです。

ATtinyピン配置

他の5本の結線は(上端を基準として見た時)変更する必要が無く、そのままでOK。

このATtiny45とMymelo2とで減衰正弦波のオルゴールを作り、自作の簡易スピーカーをつなげてみたら、これがいい音なんだ。聞き惚れてしまいました。

私の感覚では、大きくてピン数の多いATtiny2313の方がどう考えても高性能だろってイメージがあるので、なんでATtiny45の方がいい音を出せているのか納得できなくて。

勿論、大元のプログラムに拠るものなのは分かるけど、減衰正弦波を書き込めるのがATtiny45で、なぜATtiny2313の方には減衰矩形波しか書き込めないのかが理解できなくて。

未だに正確には理解できていませんが、一つの理由として両マイコンのROM容量の違いにあるのかなと想像しています。ATtiny2313の2Kbyteに対し、ATtiny45の方は倍の4Kbyte。

それぞれ、メモリ容量の大きいATtiny4313(4Kbyte)とATtiny85(8Kbyte)がありますが、こちらも倍の容量差があります。ATtiny85は、ATtiny2313の4倍ものメモリがあるってことです。

それはさておき、HIDaspxというハード(書き込み装置)とMymelo2というソフトに、ATtiny45というマイコンを組み合わせて減衰正弦波の電子オルゴールが作れるところまで来ました。

HIDaspxにAVR Studioを組み合わせて使いたい

さて、当面の目的であった電子オルゴールへの道が見えてくると、思いは先へと進みます。折角のマイコンなんだから、LEDを点灯させたりスイッチで起動とか、他のこともやってみたい、と。

勿論、ヒダピオシステムでもこれらのことは出来るのですが、小中学生や初心者でも簡単にプログラムが組めるようにと、「簡易プログラム」で使える “命令” が限られているんです。

私自身の技量の低さや知識の乏しさが根底にあっての話ですが、以前、この「簡易プログラム」でフリップフロップ的な動作を作ろうとして苦労したことがあります。

フリップフロップ

これにもう一度挑戦してみたいなと。

今回使ってみようと思ったのは、Atmel社純正のAVR Studioという開発ツール。これがあればプログラムを作って、コンパイル・アセンブルし、チップへの書き込みまで出来るんです。

ただし、問題点が一つ。ソフト的な書き込み動作はこれで出来るとしても、その先のマイコンへと書き込むにはハードが必要なわけで、多くの人が使っているのはAVRISPmkIIというライター。

これまたAtmel社純正のものなので、AVR Studioとセットで使えば鬼に金棒状態。 

いや、AVRISPmkIIに問題があるのではなく、買わなければならないということ。自分にキチンと使えるのかが分からない段階で出費をするのが嫌だなと。

ところで、手元にはこれまで何回も紹介してきたHIDaspxというライターがあります。それなら、AVR Studioで組んだプログラムを、HIDaspxでマイコンに書き込むことは出来ないのか?

探してみたら数は少ないけど、いくつか見つけました。実際、AVR StudioからHIDaspxを通してマイコンへと書き込むこと自体は何の問題もなく出来るらしい。

ただ、そのやり方が(私の乏しい知識からすると)詳しく解説されていないんです。「これ」は理解していることが前提みたいな感じなんだけど、その “前提” が私には無いので。

それでも、最終的に私の要望を叶えてくれたのは、「数学と物理のブログ」というブログの「AVRstudio + HIDaspxによる一発書き込み方法」という記事でした。

中身を紹介するには少し長くなりそうなので、次回へと続きます。


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