「トム・ピーターズの起死回生」 -- 人生にイノベーションを!

「折に触れて本棚から取り出して読む本」みたいなのを皆さんお持ちだと思いますが、「トム・ピーターズの起死回生」は私にとってそんな一冊です。

トム・ピーターズは、世界的ベストセラーである「エクセレント・カンパニー」の著者として有名かな。もちろん、他にも何冊もの名著を出しているので、人それぞれお気に入りの本があることでしょう。

そして、私の中ではトム・ピーターズというと、この「起死回生」なんです。

起死回生表紙のトム・ピーターズ、まだ若いですね。

この本が出版されてから20年近く経ってますからね。最近の本の表紙では、白髪にメガネの紳士になっていました。

因みにこの本、Amazonでは見つけられませんでした。

この本、「イノベーションの奨め」ともいうべき本ですが、20年経った今でも中身が色褪せるという感じはありません。

どんな時代であっても求められるのはイノベーションであり、逆にどこまでいってもイノベーションの余地は常に残されているってことなんでしょう。

なぜイノベーションが必要かといえば、「顧客の歓喜」「熱狂的ファン」「欲しくて悶える」「誰にもできないことをやる」といった言葉で表わされる製品やサービスを目指すために、です。

そのためには、「イノベーションだ!」ってこと。

『WIRED』創刊編集長のケヴィン・ケリー氏は、こんなことを言っています。

「新時代の富の源流は、イノベーションにある。最適化にはない。既知のものを完璧に磨きあげても富は生まれず、未知のものを不完全に把握したときに富は生まれる」

なんか、ちょっとワクワクしませんか。

「失敗しなければできなかった学び」というものが確実にある

もう随分と前のことですが、エコノミスト誌がシリコンバレーの成功の秘訣を10項目にまとめて発表したことがあります。そのいくつかを抜粋すると、
  • 失敗は許される。よいことだとさえ思われている。
  • 誰もがスターになれると、みんな思っている。
  • わざわざゼロからは発明しない。新しい発想を取り入れ、さっそく試してみる
トム・ピーターズもこう言っています ----- 「失敗とは、大目に見るべきものじゃない。奨励すべきものなのだ」

失敗したからこそ得られる大きな学びがあるのも事実なんですよね。すなわちそれは「失敗しなければできなかった学び」というものが存在しているってこと。

「成功したいなら、失敗するしかない(それしかない)。大成功したいなら大失敗するしかない(それしかない)。どんどん転べ。ころんだら起き上がれ。起き上ったら、もう一度やってみろ。起き上ったら、すぐにだ!」

これは、自転車の練習と一緒だって。自転車に乗って走りだして、すぐに倒れ、膝小僧を擦りむく。友達はみんな笑う。でも、どうってことはない。

立ち上がり、倒れた自転車を起こして、また乗ればいいだけの話。一回も倒れずに、自転車が乗れるようになった人なんて、まさかいないですよね。

何のために毎朝わざわざベッドから這い出すのか

前書きにこんな言葉があります。

人生は短い。夢を追いかけて、大暴れしよう。それをしないなら、毎朝わざわざベッドから這い出すには及ばない。

「夢を追いかけて、大暴れしよう」よって。誰もがスターになれるチャンスがあるんだから。

ところで「イノベーション」って何でしょうか。日本語にすると「変革」でしょうか。

イノベーション

ウィキペディアによると、

「それまでのモノ、仕組みなどに対して、全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出し、社会的に大きな変化を起こすことを指す」

とあります。

「それまでのモノ、仕組みなど」という、元になるものがあり、それを変革させるって感じかな。

ケヴィン・ケリー氏の「未知のものを不完全に把握したとき」というのも、まったく未知のものを意味しているんじゃないと思います。

シリコンバレーの成功の秘訣の通り、「わざわざゼロから発明する」必要なんてないんです。

とにかくやってみろ!

さて、どうやってイノベーションを起こせばいいのでしょう?

ペプシコの元会長ウェイン・キャロウェイは、こんなことを言っています。

「まず銃を構え、そして撃て! それから狙いを定めろ!」

「とにかくやってみろ!」ってこと。なぜなら、やってみなけりゃわからないものが、この世の中にはたくさんあるから。イノベーションを目指すなら、なによりもこの心構えが大切。

とにかくやってみて、それを元に試行錯誤を繰り返すやり方の方が、重箱の隅をつつくやり方(「まだ撃つな、よーく狙え」)よりも成功につながることが、様々な調査で明らかになっているそうです。

トム・ピーターズの説く、「試作の法則」(とにかくやってみる、そのやり方)。
  1. どんなテストをやるか具体的に「紙一枚」に書き出す
  2. 安く簡単に手に入る材料をそろえる
  3. 一週間毎に次のステップに進めるよう、しっかりスケジュールを組む
  4. テストする---できるだけ早く
  5. テストの結果を簡単にまとめ、ノートに記録する
  6. 次のテストの日を決める---出来るだけ早く(一週間以内が望ましい)

無難だけが取り柄の人生にサヨナラを告げよう

「『無難だけが取り柄』というのは、私が知っている限り、最悪の取り柄だ」なんて言葉もあります。

「夢を追いかけて、大暴れしよう」ってのは、無難だけが取り柄の人生から脱却しようよってことなのかもしれません。

マッキンゼー出身の世界的コンサルタントであるトム・ピーターズですから、もちろんビジネスにおけるイノベーションが主眼なんだけど、でもイノベーションというのは「人生のあらゆる場面において起こせることなんだ」、という受け取り方も出来ます。

だって、「顧客(友人)の歓喜」「熱狂的ファン」「欲しくて悶える」「誰にもできないことをやる」といった言葉で表わされる人生のひとコマなんて、いくらでもありそうじゃないですか。

自分の人生にイノベーションを起こしてみたいな。


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