インナーイヤー型イヤホンだって割り切れば、とても気に入った!

「Rabbit Support」と名づけられている “ウィング” によって耳から外れ難いという特徴を持つ、マクセルのスポーツヘッドホンHP-S20という商品を買ったんだけど、というお話の続き。

このイヤホンを耳に装着するとどうなるかと言うと、

耳とイヤホン

こんな感じ。自分の耳を触ってみると、耳の内側にイヤホンのウィングが入り込むような窪みがあるのが分かると思います。

カナル型イヤホンをインナーイヤー型のような装着方法で使うと

さて、前回、イヤホンは「インナーイヤー型」と「カナル型」の2つに大別されるという話をしましたが、このHP-S20というイヤホンはカナル型に分類されます。

実際はどうなのかは後に触れるとして、少なくともパッケージにはそのように表記されています。

で、カナル型イヤホンの装着想定位置を前回の図解で再度確認して欲しいのですが、耳栓のように外耳道の中へとシッカリと押し込んで使うのが基本です。

カナル型イヤホンでこのような装着方法をせずに、インナーイヤー型と同じような感覚で耳穴に浅く外耳孔に押し付けるような使い方をすると、カナル型本来の性能を引き出すことができません。

音が逃げてしまい、スカスカのサウンドになってしまうこともあります。

そして、その装着方法からも分かるように、カナル型イヤホンを保持するのは、イヤーチップと外耳道との間に生まれる圧力(摩擦力?)です。

ここでHP-S20に戻ってみると、確かにカナル型として求められる形状は満たしているので、外耳道の中へと押し込んで装着することは可能です。

問題なのは、本製品の特徴である「Rabbit Support」という名の “ウィング” の働きです。

これはインナーイヤー型のイヤホンだって考えれば、製品自体には大いいに満足

先に言っておくと、実はこのHP-S20という商品、とっても気に入ったんです。ランニングで既に7~8時間装着して試してみましたが、なるほど外れ難い構造で他の人のレビュー通り快適。

想定通りにウィングが耳の内側の窪みにはまってイヤホンが外れるのを防いでくれるけど、上でも触れた通りカナル型イヤホンを保持するのは、イヤーチップと外耳道との間に生まれる圧力なわけで、これが外れるということは、外耳道からの圧力がイヤーチップを外へと押し出すことなんです。

このイヤホンを手にする前は、ウィングが「外耳道からの圧力がイヤーチップを外へと押し出す」力に対抗してくれるのだと思ってました。

ところが前回触れた通り、このウィングってグニャグニャに柔らかいんです(逆に硬いと、耳に違和感や痛みが出るかもしれないので、これはこれでいいのですが)。

何が言いたいかというと、ウィングの柔らかさが「外耳道からの圧力がイヤーチップを外へと押し出す」力に簡単に負けてしまうんです。

じゃあ、どうしてイヤホンが外れ難いかというと、下図の様にイヤホンコードの下へと引っ張る力が、支点によってイヤホンを外側へと外そうとする力に変わり、この力をウィングが耳の窪みに引っかかることによって支える形になっているわけです。

耳とイヤホン3

違う言い方をすると、イヤーチップは外耳道から外に出て、インナーイヤー型のように耳穴に浅く引っかかっている状態。耳穴の入り口にちょこっと乗ってるだけ。

ってことは、先に触れたとおり、この状態ではカナル型本来の性能は引き出せていないことになります。個人的にはこのイヤホンに音質を求めていないのでOKなのですが、言いたかったのはこれを「カナル型」と謳っていいのかということ。

もしかしたら人によっては、カナル型本来の装着方法をして、尚且つウィングによって外れ難いという理想的な状況の人もいるのかもしれませんが(個人的には多分いないと思う)。

まあ、この価格帯でインナーイヤー型だから、あるいはカナル型だからって拘るほどのサウンドの差なんて無いのかもしれませんけどね。

ってことで、なんだかんだといちゃもんをつけましたが、結果的には大いに満足してます。

ただ、イヤーチップは耳穴の入り口に「ちょこっと乗ってるだけ」ってのがピッタリな表現で、コードの下へと引っ張る力が結果的にイヤホンを保持する力に(ウィングによって)変わっているので、少し体勢を変えることでコードに余裕が出るような感じになると、ポロッと簡単に外れてしまいます。

ま、許容範囲だと思いますけどね。



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