オグ・マンディーノ著 『人生の選択』 -- 幸せはどこにある?

少し前に、オグ・マンディーノ著 『世界最強の商人』を紹介しましたが、今回もオグ・マンディーノの著作で『人生の選択』という本を紹介ししましょう。

人生の選択原題は『The Choice』。日本語にすれば「選択」ですね。

前回、「習慣の話は、このブログで何度も取り上げて」って書きましたが、「選択」に関しても同じ。

「選択」の話も何度も触れてきたと思います。

そう考えると、「習慣」「選択」というのは、人生を幸せに生きていくために最も重要な(よくよく考えるべき)事柄なのかなって気がします。

因みに、私が座右の銘としているのは、

「人生は選択だ」

ってこと。

10年もすれば、彼はもう私の人生の中から飛び出していってしまう

本書は、オグ・マンディーノの著作の中で「最も私的な物語」だと言われています。

前回も触れましたが、極貧&アルコール依存の生活を送っていた著者は、成功哲学本を読んだことをきっかけにセールスマンとして成功し、その後ベストセラー作家になっていきます。

トレジャリー保険会社で最も若い地方副社長だった本書の主人公マーク・クリストファーは、ある朝、ゴルフに行こうとして早起きすると、そこに12歳と6歳になる二人の息子がいました。

「パパ、いつもありがとう! 今日は父の日だよ!」

感謝の言葉をしたためたカードとプレゼントを渡されたマークは、ある奇妙な感覚に襲われます。

彼らの顔を前回こんなにしっかりと眺めたのは、いったい、いつのことだっただろう?思い出せない。まったく、いつの間にこんなに成長したんだろう。

そういえば、仕事や週末のゴルフなどに忙しくて、かつて自分が毎日風呂に入れていた幼子が、こんなに凛々しい少年に成長するまでの過程を、私はほとんど見ていない!

突然、激しい恐怖がマークを襲った。あと5年もしたら、彼は大学生ではないか! そしてあと10年もすれば、彼はもう私の人生の中から飛び出していってしまうんだ!

仕事やゴルフ場は、私が自ら離れない限り、いつになっても私のそばに居続ける。しかしながら、息子たちは、やがて成長し、私のもとから否応なしに去っていくのである。

そして、マーク・クリストファーはトレジャリー保険会社の重役陣に辞表を提出し、引き止めようとする社長にこんな言葉を残して、会社から、また実業界から去るという「選択」をします。

「下の息子が私とフットボールをしたいと言ってきたとき、私は『今日は忙しいから』とか『今日は疲れているから』などと言って『明日にしてくれるかい?』といったことばかり言い続けてきました。でも、私は今、明日が訪れるという保証など、どこにもない、という事実に気づいたんです」

私は、より良い人生を選択する!

マークが選択したのは、作家として生きるという道。そして2年をかけて書き上げたのは『より良い生き方』という題名の自己啓発本でした。

当初、誰からも見向きもされなかったこの本は、全米を巻き込んでの大ベストセラーへとなり、最後はヤンキースタジアムでの満員の聴衆を前に、マークのスピーチでクライマックスを迎えます。

このスピーチの中身というか流れが美しいんです。このスピーチの中に、オグ・マンディーノが本書で伝えたいと思っていたことが全て含まれているように思います。

「選択! 鍵は選択にあります。私たちには、選択の自由が与えられているのです。私たちは、私たち自身の選択で、私たち自身の人生を歩めるのです」

こんな言葉から始まるスピーチは、物語上では23分間も続くのですが、個人的に骨子中の骨子と思うのは以下のところかな。

私は微笑みながら家を出る。鳥たちのさえずりが心地よい。今ここにいられて、私はなんて幸運なんだろう!

私たちの実に多くが、幸せを必死になって追い求めています。幸せを手にできたら、どんなに素晴らしいことだろう・・・・・私たちはため息まじりに考えます。

幸せを求めて、ある者は家庭に向かい、あるものはそこから逃げ出します。幸せになろうとして、ある者は結婚し、ある者は離婚します。幸せをみつけようとして、ある者は豪華客船に乗り、ある者はハードワークに耽ります。

私の幸せ追求の旅は完全に終了した。私は、なんと愚かだったことか! 今私は知った・・・・幸せは、新しい家、新しい仕事、新しい車などの中に隠れているものなどではなかったのだ。

自分自身の内側に満足と安らぎを発見できないものは、それを求めて他のいかなる場所を探しまわったとしても、ただ時間を浪費するのみである。

幸せを外側に求めたとき、手にできるものは落胆のみである。

幸せ・・・・・それは、自分がすでに与えられているもの、および、自分があらたに与えられるものの一つひとつを、感謝とともに、心から喜び、楽しむことに他ならない。

賢い人間が幸せになるためには、ほんのわずかなものがあればいい。私には、それほど多くのものは必要ない。行うべき何かがあり、愛する誰かがいて、目指すべき何かがありさえすれば、私は幸せなのだ。

私は今、幸せが存在しうる場所は、一か所しかない・・・・・それは、自分自身の内側のみである、ということを良く知っている。

幸せとは自分の “中” にしか見つけられないもの

言っていることはシンプルですよね。幸せとは自分の外へと探しに出かけるものではなく、自分の中に既に存在している幸せを見つけるものだ、ってこと。

青い鳥

どんなに出世したって、どんなにお金持ちになったとしても、自分の子供の成長に気が付かないような人生に幸せなんかあるはずが無いってこと。

チルチルとミチル兄妹が探し求めた「青い鳥」と同じ話です。幸せは外にはないんです。高い車も豪華客船での旅も、あなたに幸せをもたらしてはくれません。

幸せが自分の “外” にあるはずだって思っている限り、幸せを見つけることはできないでしょう。でも、幸せになることは本当に簡単。自分が幸せだって気が付けばいいだけだから。

鳥たちのさえずりが心地よいなって気が付けば、そこに幸せがあるんです。そして、「行うべき何かがあり、愛する誰かがいて、目指すべき何かがありさえすれば」、もうそれで本当に十分。


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