ピーター・セージ著 『自分を超える法』 -- 「不安定感」も欲しい?

Amazonを見ていたら、ついアンソニー・ロビンスという文言に反応して買ってしまいました。

ピーター・セージ著 『自分を超える法』という本。原題は、『How to master your life』。著者のピーター・セージは、アンソニー・ロビンスの史上最年少トレーナーとのこと。

自分を超える法腰巻には「考え方を変えれば」という言葉があります。

後に続く「お金は必要ない」ってのは、どういう意味なのかまだ分からないけど、「考え方を変えれば」という言葉だけで、本書の中身がある程度想像できそうな気がします。

いや、否定的な意味ではなく、期待できるなって意味で。

それは、このブログで何度も書いている通り、「人生の違いは、考え方の違いである」って、私も信じているから。

人生の質は、考え方の質で決まります。新しい考え方を持てば、新しい人生を手に入れることになるのです。

そんな思いで本書を開いてみると、冒頭に【自分を超える5つの法則】とあり、その[法則1]は「成功の心理学」。どうやら、[法則1]は「考え方」に焦点を当てているようです。

人が何らかの行動を起こすのは、「6つの欲求」のどれかが欲しいから

人の行動の裏にある真の動機は、必ず「人間の6つの欲求」にのどれかにあるとし、これを深く理解することが自分を変えるための最強の手段になる、ってのが「成功の心理学」の中身。

“真の動機” とは、以下の6つ。
  1. 安定感
  2. 不安定感
  3. 重要感
  4. 愛とつながり
  5. 成長
  6. 貢献
これを見て誰もが真っ先の思い浮かべるのは、「マズローの欲求5段階説」ではないでしょうか。

「マズローの欲求5段階説」の中にある “欲求” とは、「人は何のためなら頑張れるのか?」ということを意味しているので、先の “真の動機” と意味合い的には同じでしょう。

その中身は、以下の5つ。
  1. 生理的欲求
  2. 安全の欲求
  3. 社会的欲求 / 所属と愛の欲求
  4. 承認(尊重)の欲求
  5. 自己実現の欲求
言葉と括り方が微妙に違うけど、中身自体はそう大差無いと思う。ただ、「マズローの欲求5段階」に本書の「2.不安定感」は含まれておらず、これが「人間の6つの欲求」の最大の特徴かな。

なので、この「不安定感」に焦点を絞っていくつか引用してみようと思います。

完全に安定している人生なんて、人生じゃない?

本書の言う「不安定感」とは、新しい刺激を求めるニーズです。刺激的な旅や冒険、新しい友人や恋人、ドキドキする感情といったもの。

冒険

「安定感」は人間にとって必須な基本的欲求であり、6つの中でも最も重視されているニーズではあるけれど、一方で人生の全てがパーフェクトに安定している状態があるとしたら、それはそれで耐えられないようです。

絶対に安全だけど、まったく変化や刺激の無い人生。これはやっぱり面白くなさそうですよね。

と言って、「不安定感」が強すぎる人生も辛そうです。要は、「安定感」と「不安定感」のバランスなんだけど、大抵の人は「安定感」側に傾いた生き方を求めるでしょう。

そんな「安定感のほうに過度に傾いた人生」を送っている人に贈られる言葉がこれ。

「人生の質は、あなたが居心地のよさを感じられる、不安定感の量に比例する」

これは、「居心地よいと感じられる程度の不安定感の領域」が、広くなればなるほど、人生の質が高くなるということ。

結局は、いつもいつもここに帰ってくるしかないんです -- つべこべ言わずにやれ!

「不安定感」を別の言葉で言うと「リスク」となります。すなわち、リスクを取ろうとせず「安定感の中毒」になっていると、結局、長期的には少ない取り分で生涯を終わることになるようです。

著者が考える成功への唯一究極の答えとは、「『不安定感』に対処できる能力を持つこと」

なるほど、それは分かったとしても、でもどうやって「『不安定感』に対処できる能力」を持つことができるのか。あるいは、どうやって「リスクを取る生き方」が出来るようになるのか。

本書にある答えをシンプルに言ってしまうと、「とにかく実行してみる」ってことかな。

「怖いのは行動を起こす瞬間だけ」で、行動さえ起こしてしまえば、当初感じていた恐怖は、「行動の中で消えていく」ってことのようです。

別の言い方をすると、「一瞬の恐怖に打ち勝って、行動を起こす勇気」さえあればいいんです。

勇気を持つのは一瞬でいんです。でも、この “一瞬” で恐怖に負けてしまって行動を起こさないと、今度は「やらない言い訳」が続々と姿を現してきます。これは、誰もが経験してること。

この一瞬、一瞬の勇気を繰り返すことで「不安定感」を受け入れられる基準を上げ、そこに「不安定感の中で心地よさ」を感じられるように訓練していくしかないのでしょうね。

でも、「不安定感を積極的に受け入れられる能力」を身につけると、「安定感」の中毒になってしまっている人とは、まったく別次元の人生を手に入れることができるとのこと。

さて、もう一つ本書の一番最初に書かれていることを紹介しておきましょう。

「行動しなければ何も変わらない」

結局は、ここに尽きるわけです。


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