小俣治郎著 『15歳からの成功哲学』 -- 斎藤一人さんの教え

前回、喜多川泰さんの 『君と会えたから・・・・』 を紹介した際、「お金を儲けるということは『ありがとう』を集めるということ」という捉え方が本当に興味深いなって思ったんです。

このフレーズでなんとなく思い出したのは、斎藤一人さんのこと。

以前、斎藤一人さんの『微差力』という本を紹介した際にも書きましたが、「銀座まるかん」の創設者で、1993年~2004年まで(以降、公表されなくなった)の個人納税額12年連続ベスト10入りという日本新記録を打ち立てた方です。

15歳からの成功哲学この斎藤一人さんの言葉を紹介する形でまとめた、小俣治郎著『15歳からの成功哲学』という本があります。

その中に、こんな記述がありました。

商売をしてて、ずっと赤字が出ているんだとしたら、それは人に喜ばれていないという非常にシンプルな事実を突きつけられているだけなんだ、って。

「人に喜ばれるものを提供していたら、最終的には赤字なんてなくなっちゃうの。そのうち、ほったらかしておいても黒字が出るようになってる。ホントに喜ばれるものを作ったとき、商売はうまく行く。ところが、たいがい、人を喜ばせることが先じゃなくて、利益が先だと思うから、それができない」

仕事の真髄は、人を喜ばせることが先ってこと。喜ばせることに全力を傾ける。それを常に考えていることが必要なんだってことですね。

このところ、ビジネス系のセミナーに何度か参加しているのですが、その中で講師の方が特に一つのことを強調して言われていました。それは、

「ビジネスとは、お客様の問題解決」

ってこと。お客様が持っている問題を解決することで、お客様に喜んでもらう。その結果としてお金が入ってくる。

ま、言われてみればどれも当たり前の話なんだけど、改めて具体的な言葉として伝えられると、理解していた積りでいたのに、それが結構曖昧な理解だったなってのが良く分かった。

何となく理解していただけ。あるいは、全然理解していなかったかも。もしかしたら、「ビジネス=お金儲け」みたいな考えが先ず最初にあったかもしれない。

斎藤一人さんの言うところの「利益が先」って意識ですね。

そう言えば、このビジネス系のセミナーで講師の方の(セミナーの中身は勿論なんだけど)話し方というか、参加者とのやり取りのスマートさに感心してしまいました。

講師が参加者に何らかの質問を投げかけるという場面は珍しくありませんよね。で、指名された参加者が回答すると、それが間違っているということも珍しくありません。

そのとき、講師はどう対応するか? もちろん、ほぼ全ての講師の方が上手く流したり、正解へと誘導したりと、特に違和感(やな感じ)を受けることはほとんどありません。

今回出合った講師の方のやり方は、「違和感を感じない」ってのを通り越して、そのやり取りを見ているのが「気持ちいい」とさえ感じたんです。

もちろん、話力の問題もあるでしょう。でも、それだけじゃないような気がします。

じゃあどういうことなのかって聞かれると、上手く説明できないけど、敢えて言葉にすると「私の答えも(間違っていたけど)キチンと受け取って貰えた」みたいな感じでしょうか。

先日、テレビか何か忘れちゃったけど、「人が赤ちゃんから幼児になる過程で(それ以降もかな)、親から最も多く言われる言葉は『ダメ』ってこと」みたいな話が耳に入ってきました。

赤ちゃんから幼児になって自分で何かが出来るようになった途端、親は「~しちゃダメよ」って言い始めるんですね。これは、子を持つ親として頷かざるをえません。

私たちは、物心つくころから、この「ダメ」って言葉を、それこそ無数に聞いてきているはず。ある意味、生きていく上で最も “なじみ” のある言葉かもしれません。

ダメ

斎藤一人さんは、世間の大人と違って「ダメ」を一切言わないそうなんです。

「なるほどね、それはそうだよな」と受け止め、その上でこんな言い方をします。

「他にも、こういう考え方はできないかい?」
「こういうやり方もあるんじゃないの?」

相手の意見を頭から否定するのではなく、先ずは受け止める。

いや、頭で分かってるんだけどね。中々うまく出来ることではないんですよ。どうしても “我” がでてしまうから。これをサラッと出来る人は、本当に尊敬します。

先のセミナーの講師の受け答え方に「気持ちよさ」を感じたのは、やっぱり「キチンと受け止めてもらった」という感覚が、参加者にストレートに伝わってきたからじゃないのかな。

本書の中で、斎藤一人さんにとって「愛」とは「思いやる心」だって書かれていますが、それは、言い換えれば「どうしたら、この人を楽しませることができるか」ということに直結しているとのこと。

セミナーをやっている講師にとって、そのセミナーはビジネスです。セミナーをやることによって、参加者が抱えている問題を解決するのが目的ですから。

一方で、講師の方には「どうしたら、この人たちを楽しませることができるか」という思いも必要でしょう。冒頭の「人に喜ばれるものを提供する」、って話にも通じますしね。

そして、参加者からの(間違った)解答を「キチンと受け止める」ためには、根底に「思いやる心」が必要なようです。

こうやって考えていくと、ビジネスってのは、突き詰めていくと「愛」に行き着くのかもしれません。

うむ、本の中身もほとんど紹介せず、アチコチとまとまりの無い話の結果が、こんなベタな感じの終わり方になってしまうとは。


tag : 斎藤一人
コメント:












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
トラックバック URL:

http://55life555.blog.fc2.com/tb.php/1487-83e62209

<< topページへこのページの先頭へ >>