卯辰山の濡れた紅葉、情緒豊かな浅野川と自然に心癒された思い

時おり冷たい雨がパラつく中、午前中回った犀川周辺の武家屋敷跡界隈、にし茶屋街から、金沢21世紀美術館を経由し、金沢城公園と兼六園との間の道を通って浅野川方面へと向かいます。

その途上で出合った消防署。格子窓が金沢らしい?

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浅野川へとやってきました。犀川が室生犀星ゆかりの川とすると、こちらの浅野川は金沢三文豪の残りの2人、徳田秋声と泉鏡花ゆかりの川になるのかな。

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上の橋は、国登録有形文化財にも指定されている大正ロマン漂う浅野川大橋。

こちらは、浅野川に架かる木造の歩行者専用の梅ノ橋。情緒ある橋。浅野川に架かるもう一つの木造橋である中の橋と共に、泉鏡花の小説の舞台になっているとか(私は読んだことがないけど)。

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茶屋街方面に向かう前に、浅野川の外側に位置する卯辰山(うたつやま)へと登ってみることに。階段を上がっていくと、花菖蒲園が現れました。花菖蒲というと5月、6月頃かな。

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わらで編んだ薦(こも)が掛けられていますが、季節になると素晴らしい景色になるんでしょうね。

更に階段を登っていきます。

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雨に洗われた紅葉が綺麗。雨の金沢も風情があっていい、かな?

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頂上付近まで歩いて行きましたが、生憎の雨空で展望も良くないので、来た道を戻ります。

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山を降りてきて辿り着いたのが「ひがし茶屋街」で、京都・祇園新橋と並んで国の伝統的建造物群保存地区に指定されている所です。五木寛之著『朱鷺の墓』の舞台にもなっていますね。

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今でこそ、金沢を代表する観光地の1つになっているけど、2000年くらいまでは地元でもその所在を知っている人が少ないような、かなりマイナーな地域だったとか。

他の茶屋街同様、ここにも今も営業している茶屋が八軒ほどあるけれど、お座敷は「一見さんお断り」が原則だそうです。ま、「一見さんお断り」でなくても入らない(入れない?)けどね。

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金沢のお祭りというと、「金沢百万石祭り」ってのが真っ先に頭に浮かびますが、この百万石祭りの前日に行われるのが「金沢友禅灯篭流し」。金沢の優美さを感じさせてくれる行事。

そして、それが行われるのが、この浅野川なんですね。先に紹介した木造の梅ノ橋は、橋の上からこの灯篭流しを見ようとする人で満杯状態になるようです。

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浅野川大橋のたもと、浅野川に沿うようにあるのが三茶屋街の残りの一つ「主計町茶屋街」。一番こじんまりした印象があるけど、浅野川の河畔にあるので、一番金沢らしい風情を感じるかも。

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金沢駅に戻ってくる頃には日が暮れようとしていました。

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ライトアップされた鼓門やもてなしドームもいい感じです。

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さて、現在17時。ここから横浜行きの夜行バスが出るのは21時半。まだ4時間半もあります。ということで、金沢駅から5km弱の距離にある「金沢海みらい図書館」に歩いて行って見ることに。

うーむ、そこそこ遠かったな。1時間弱かかってしまい、着く頃にはすっかり夜の景色。でも、面白い建物だなあ。とても図書館には見えない。

アメリカの大手ネットサービスサイトの「世界 で最も美しい公共図書館ベスト25」に選ばれてます。(The 25 Most Beautiful Public Libraries in the World で25の公共図書館が見れます)

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中での写真撮影は禁止されているので写真を掲載できませんが、3階まであり、2階と3階は吹き抜けになっています。上の写真で、外壁の丸窓が明るくなっているのが、その2階と3階。

丸窓と言っても透明ではないので外が見えるわけではないけれど、丸窓を通して、昼は外の光が内側に、そして夜は写真の通り内側の明かりが外へと漏れてきます。

内部だけで言えば、一昨日訪れた富山駅近くにある「TOYAMAキラリ」の富山市立図書館本館の方が個人的にはインパクトが大きかったかな。

また、「世界 で最も美しい公共図書館ベスト25」には選ばれていませんが、ボストン公共図書館の雰囲気とか最高に好きだな。

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さて、再び1時間弱かけて帰ってきました。ここだけで往復10km近く歩いてしまった。今日は夜行バスなので、少しでも体を疲れさせておいた方がぐっすり眠れるかもって思惑もあったりして。

再び金沢駅に帰ってきたのは8時少し前。夜行バスの出発時間まで余裕があるので、バスの発着所を見下ろすような場所にあるサイゼリアで生ビールと軽いつまみで旅の終わりを一人祝います。

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5日間の富山の旅も終わりです。美しい金沢駅ともお別れ。少し寂しい。垂れ幕のキャッチフレーズがいいですね。

「金沢にくるなら、春か夏か秋か冬がいいと思います。」

なるほど。今度は浅野川の灯篭流しを見に来たいな。


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