GIOS NATURE のオーバーホール(9)ディレイラー調整

前回のGIOS NATURE のオーバーホール(8)でパーツ単位の清掃と磨きは終了し、いよいよ組み立てて調整をして終わりという最終段階に来てからちょっと時間がなく、間が空いてしまいました。

そして、本日やっとオーバーホール完了です。

GIOS本体
どうでしょうか。五月晴れの中、光り輝いています。この状態で9.4kgでした。

組み立て自体はずっと前に完了していたのですが、最後の行程となるブレーキとディレイラーの調整に取り掛かるのが面倒くさくて、ちょっとためらっていたわけです。

まあ、地道にやればいいだけなんですけどね。何回やっても、「うーん、面倒くさい」って感覚は変わりませんね。まだ未熟なんでしょう。

ブレーキの調整はいいとして、ディレイラーの調整の方はついつい手順を忘れてしまい、その度にネットで調べながらと、余計にシンドイんです。

ということで、今後の事も考え、ディレイラーの調整手順を簡潔にまとめておこうと思います。

ディレイラーの調整項目は、フロントもリアも大きく分けて2つあります。
  • ディレイラーの可動範囲の調整(ギアからチェーンが外れない状態を作り出す)
  • シフトワイヤーの調整(シフターの操作に合わせてギアが適切にチェンジする状態を作る)

リアディレイラーのトップギア端の可動範囲調整

リアトップ先ずはリアディレイラーの可動範囲の調整からスタートします。

シフトワイヤーをディレイラーから外し、ディレイラーにシフターからのテンションがかかっていない状態にします。

ディレイラーの内臓バネの力でプーリー(ガイドプーリー&テンションプーリー)は、左の写真の通りトップギア端(ギアの歯数が最も少ないギア)に来ている筈です。

リアディレイラーの可動範囲の調整は、下の写真(2)の黄色い楕円で囲まれた2つのネジを回して行います。

どちらのネジがトップギア側(あるいはローギア側)かはディレイラーによって異なりますが、写真のシマノ105の場合は、左上のネジがトップ側(ネジの側にHの刻印があります)で、右下のネジがロー側(同じくLの刻印があります)の可動範囲を制限しています。

このネジの先端とディレイラーの一部が当って、それ以上は動けない状態になるという原始的な構造です。なので、ネジを押し込む(右に回す)と可動範囲は狭くなり、引き出す(左に回す)と広くなります。

左上のネジを左右に回すと、ディレイラーのプーリーが左右に動きますので、プーリーとトップギアとが一直線上にくる(黄色の直線の)ようにネジで調整します。

リアディレイラーのローギア端の可動範囲調整

リアロー次はリアディレイラーのローギア端(ギアの歯数が最も多いギア)の可動範囲の制限を行います。

トップ側の調整が終わったら、シフトワイヤーを張った状態で一旦固定します(後で微調整するので、今は“適当”でOKです)。

シフターを操作してリアディレイラーを左の写真のようにローギア端まで持ってきます。この時、ロー側の調整ネジ(この場合は右下)を締め込み過ぎていると、ネジに押されてローギア端まで行けないのでネジは緩めておきましょう。

チェーン(プーリー)をローギアまで持ってきたら、その状態で(右下の)調整ネジを締め込みます。

調整ネジが緩んだ状態だとディレイラーを手で(ローギアよりも更に内側に)押し込むと、ローギアを越えてしまうと思いますので、手で押しても右の写真の黄色い直線よりも内側に入らないところまでネジを締め込んで行きます。

これでリアディレイラーの可動範囲の調整は完了です。

次は、シフターの操作に合わせてギアが適切にチェンジするように、先程仮に固定したシフトワイヤーの微調整を行います。

その際、チェーンの位置はトップギアから1段内側のギア(トップから2段目のギア)にして、テンションの微調整を行います(トップギアだとシフトワイヤーが緩んでいても分からないので)。

フロントディレイラーのインナーギア端の可動範囲調整

フロントインナー次はフロントディレイラーの調整です。

リアディレイラーと同じく、ディレイラーのガイドプレートの可動範囲を調整することから始めます。

調整は、写真(4)のグリーンの楕円で囲まれた二つのネジを回すことで行います。

こちらもシフトワイヤーを外して、ディレイラーをフリーの状態にすると、内臓バネの力でディレイラーのガイドプレートはインナーギア端にある筈です。

この時、リアをローギア端(写真2の状態)にして(要は、チェーンがフロントもリアも一番“内側”に入った状態)、この状態で内側ガイドプレートの内側とチェーンとで出来る隙間が0.5mm程度になるように左側のネジを左右に回して調整をします。

シフトワイヤーを取り付けます。こちらも、後で微調整を行いますので、テンションは“適当”で。






フロントディレイラーのアウターギア端の可動範囲調整

フロントアウターリアの時と同じく、右側の(アウター側の可動範囲を制限する)ネジは事前に緩めておきましょう。

シフターを操作し、ディレイラーのガイドプレートを外側に動かし、チェーンがアウターギアにかかっている状態にします。

内臓バネに逆らうように手でガイドプレートを手前側(アウターギアよりも更に外側)に引っ張ります。

この時、リアをトップギア端(写真1の状態)にして(チェーンがフロントもリアも一番“外側”に入った状態)、この状態で外側ガイドプレートの内側とチェーンとの間の隙間が0.5mm程度になるように、右側の調整ネジを締め込んでいって調整を行います。

後はシフターの操作に合わせてギアが適切にチェンジするように、先程仮に固定したシフトワイヤーの微調整を行って終了です。




フロントディレイラーの取り付け位置にも注意

フロント隙間通常の調整であればフロントディレイラーを外す機会はあまりないと思いますが、今回のように一旦外して清掃して、再度取り付ける場合は、取り付け位置に注意しましょう。

ガイドプレートとギアとが平行になっているのは勿論ですが、ガイドプレートの下端とアウターギアとの間の隙間が1~3mm程度になるような位置に取り付けます。





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