こんなにも使い勝手に違いが出る商品も珍しいんじゃないかな

興味の無い人にはつまらん話だと思いますが、また “はんだ” のお話。

たぶん、技術が未熟なせいなんだと思いますが、はんだの消費が結構進むんです。上手い人は少量のはんだでOKのところを、ついつい溶かしていってしまう。

使っているのは、ダイソーで買ってきたはんだ。

100均ハンダ

ま、100円なんで、いくら使おうが金額的には高が知れてるのでそれはいいのだけど、残りが少なくなってくるとまた買いに行かなくちゃって、気分的に落ち着かないのが。

それならリールで買ってみようかと。Amazonで調べると、キチンとした goot のリール巻はんだ(100g、Φ1mm)が900円くらいで買えます。

因みに、ダイソーのは10gで108円なので、容器とか考えればほぼ同じような価格ですね。

気になるのは、極端に安価な中国製のリール巻はんだ。Φ1mmのものは245円(35フィート:約10m)だし、Φ0.3mmのものは僅か155円(100g)で販売されています。

ただし、評価が低い。Φ1mmの方は、多くの方が “溶けない” って書いてます。やっと溶けても、部品にくっつかないし(フラックスが少ない?)、はんだ付けした後も艶が無くてカサカサしてると。

0.3mmの方はもっと酷くて、商品説明には「100g」とあるけど、実際の重量はどうやらマチマチで、11.5gしかないって人や、30gとか40gって書いてる人もいます。詐欺まがいの商品であると。

それでも興味本位で買ってみようかと。ただし、Amazonではなく、eBayからね。

でも、eBayで探してみると、安いことは安いけどAmazonほど安い商品はありませんでした。その中でも、Φ1mmの100gで一番安いやつ(約300円)を買ってみました。

ハンダリール

「63/37」の配合比率ならスッと溶ける筈なのに

はんだというのは、鉛とスズを主成分とした合金ですが、最近は人体に有害な鉛を含まない鉛フリーはんだが使われることが多くなってきてる、のかな。

スズ100%の溶融温度は232℃、鉛100%の溶融温度は327℃なのに、この2つの金属を混ぜ合わせると、遥かに低い温度で溶ける合金になるんですね。ちょっと不思議。

で、リールの表面に書かれている「63/37」は、この鉛とスズの配合率を示しています。鉛37%、スズ63%ってことだけど、この配合比率が最も融点が低くて184℃なんだそうです。

さて、実際に使ってみた結果はというと、なるほど溶け難い。ダイソーのはんだは、こて先に押し付けた瞬間にスーって溶けていくけど、このはんだは溶け出すまでワンテンポある。

溶けた後も流動性が少なくて、丸い球になりやすい。いわゆる “イモはんだ” みたいな感じかな。

以前、はんだ付け作業の手順を以下のように紹介しました。
  1. はんだごてを基板の「ランド」に当て、ランドと部品の足 (リード線) を温める 
  2. ランドとリードの温度が上がるのを見計らってはんだを軽く押し当てる
  3. 溶けたはんだが富士山型になったら、先にはんだを離す
  4. はんだがなじむのを確認して、はんだごてを離す
この手順の3で求められる “富士山型” が出来難く、4の “はんだがなじむ” のにも時間が必要で、はんだごてを離すのをワンテンポ遅らせると、比較的上手くいく感じかな。

実際の結果の比較です(そもそも、はんだ付けが下手ってのはおいておいて)。

はんだ比較
左側の濁ってる感じなのが今回購入したはんだによるもの。右はダイソーのはんだでやったものですが、艶があって光を反射しているのが分かります。

Amazonのレビューを読んでいてある程度は覚悟していたけど、ここまで顕著な差が出るとは思っていなかった。まあ、使えないことはないけど、使い難いのは確か。

そうだ、内容量はどうだろ?

はんだ重量

少し使った後なので98gになってますが、リール込みでキッチリ100gありそうです。

さて、どうしようかな? って、もう買っちゃったしね。当面、少し苦労しながらも使ってみよう。


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