オーディオブックは、あなたの人生を間違いなく豊かにしてくれる

ここ数日、TVCMで気になっていたのが、「聞いて楽しむ日本の名作」ってやつ。ユーキャンの朗読CDのようです。

こんなにTVCMやるくらいだから間違いなく高いんだろうけど、市原悦子さんの朗読で、太宰治とか夏目漱石とかってのは結構魅力的だな、って。

「日本の名作」として名高いけど、まだ読んだことがない本なんて、山ほどあります。『坊っちゃん』『伊豆の踊子』『檸檬』『雪国』『風立ちぬ』・・・・・(読んでない本の方が圧倒的に多い)。

因みに、青空文庫の2015年のアクセスランキングを調べてみたら、こんな感じになってました。

青空文庫ランキング

いつか時間が出来たらじっくり読んでみたいなって思いながら、その “いつか” がやってきません。

それがオーディオブックなら、 “ながら” 読書ができるわけで、 “いつか” を “今” に変えることが出来るかもしれません。

村上春樹さんの本と出合えたのはオーディオブックのお陰

オーディオブックの素晴らしさは、このブログで何度も書いてきましたが、私にとってはまさに人生の一部となっています。ほとんどが歩き “ながら” 、走り “ながら” ですけど。

私の場合、すべて英語のオーディオブックなのですが、それには色々と理由があって。

最初は英語の勉強的意味合いが強かったと思います。それが、その内に楽しくなっていくと共に、寒い中をランニングに出かける際のモチベーションの一つといった “有意性” も出てきて。

そうなると次から次へと買っていくことになるんですが、当時(10年以上前)は日本語朗読本の選択肢というものがほとんどなかったんです。

朗読本自体が少なかったし、あったとしても結構高額だった記憶があります。

その点、英語のオーディオブックなら Audible で選り取り見取り。価格も、年間$230のプレミアムメンバーシップなら、年24冊の本が購入できます。

始めた当時は$1が100円前後だったので、1冊1000円で購入出来るって計算に。これは、個別の値段に関係無くで、例えば現在約$40の村上春樹さんの『1Q84』でも1冊は1冊なんです。

なので、ずいぶんお得に感じます。だって47時間近いオーディオブックが1000円なんですから。

そう言えば、Audible の会員になった当初、日本人作家の英語翻訳は無いのかなって探していて、出合ったのが村上春樹さんでした。

これまで1冊も読んだことのなかった村上春樹さんですが、英語翻訳のオーディオブックで熱烈なファンになりました。

haruki murakami

村上さんの本はすべて読んでると思いますが、そんな経緯もあって、日本語も英語も含め文字で読んだ本は1冊もありません。すべて耳から聴いたものです。

ところで、Audible で英語翻訳されている日本人作家がもう一人いました。石黒和夫(Kazuo Ishiguro)さんです。

ただ、日本人作家といってもロンドン在住の日系イギリス人作家なので、そもそもが英語で執筆、出版され、日本では日本語に翻訳されて出版されているんですけどね。

石黒さんの『Never Let Me Go』(わたしを離さないで)は面白かった。ああ、いい作家に出合ったな、色々読んでみようと次に選んだのが『The Remains of the Day』(日の名残り)。

この本は、英国最高の文学賞であるブッカー賞を受賞していますが、私には(英語が、あるいはナレーターの発音が、かな)難しくて途中で聴くのを止めてしまいました。

「原文朗読」と「あらすじ朗読」で構成って、どうなのよ

さて、話が逸れてしまいましたが、「聞いて楽しむ日本の名作」に戻って、HPで価格を確認してみたら、CD全16巻で約3万円。金額的には高いけど、CD1枚当たり2000円以下なら悪くないかも?

なんてこと思いながら先を見ていったら、収録作品数に驚いた。なんと169作品。えーっと、CD16枚に169作品ってことは、CD1枚当たり10作品以上!?

CDにそんなに長い時間入るのかね?って注意深く説明を読んでいくと、「小説は『原文朗読』と『あらすじ朗読』を織り交ぜて構成」とあります。

オーッと。完全版ではないんですね。

「作品の冒頭・末尾のほか、名場面や名台詞は原文そのままに、その間をあらすじ朗読でつなぎ、各作品20分前後でまとめ」てあるとのことですが、うーむ、これはどうなんだろ。

買う人がいるってことは、一定の需要はあるってことなんだろうけど、どういう思いで買うんだろ? 名作の中身を(あらすじで)何となく知っておきたい? 著名人の朗読を聞きたい?

これは、「読書」とは違う何か別のもの、「雰囲気を楽しむためのもの」とかという捉え方をすれば、それはそれで “有り” なのかもしれないけど、個人的には作品への “冒涜” のように感じます。

本を読む少年

まあ、それは私とは関係の無い話ではありますけどね。買いたい人は、それなりの理由があるのでしょうから、そこまで踏み込んで疑問を呈する積りはありません。

でも、コンセプトはいいだけに勿体無いなー、ってのが正直な感想。だって、林隆三さんの『雪国』、紺野美沙子さんの『細雪』、草刈正雄さんの『走れメロス』とか、全文朗読を是非とも聴いてみたい。

色々と調べていたら、ボランティアで(著作権切れの)本の朗読をして、それをネット上にアップしているHPをいくつか見つけました。

太宰治の朗読が多いかな。試しにと『ヴィヨンの妻』を聴いてみたら、これが面白くてつい最後まで聴いてしまった。続けて聴いたのは『走れメロス』。ずいぶん久しぶりだけど、やっぱり面白かった。

やっぱり、朗読本は “ながら” が出来るので、何か作業しながら聴くのにはピッタリ。作業に集中していても、ストーリーは意外と頭に入ってくるし。

とってもおススメですよ!


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