実家の食卓からいつの間にか消えていった「味の素」

今日は、味の素の川崎工場を見学に行きます。

最寄り駅を調べると、京急川崎から分岐する大師線で2つ目の鈴木町駅。距離を測ってみると、自宅から13km少し。これなら歩いて2時間少しで着けるでしょう。

ということで、かなり余裕を見て待ち合わせ時間の3時間前に家を出発。昨日は雨模様の一日でしたが、今日は快晴。青い空が眩しい。上は半袖のポロシャツ1枚でOK。

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このところ、自宅から川崎方面に向かう際、水道道を通って鶴見に出て、そこから国道15号で川崎に向かうというのが定番コース。

その水道道の途中に、いつも通るたびに気になる「せせらぎ遊歩道」みたいなのがあるんです。今日は時間に余裕があるので、そこを歩いてみました。

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帰ってきてから調べてみると、「入江川せせらぎ緑道」というのがあって、その支流(?)の「入江川右支川せせらぎ緑道」というものらしい。

ここをわけも分からず歩いて行くと、適当に道に迷い、これまた以前から気になっていた馬場花木園の前に出て、更に迷いながら丘を登っていたら、いつの間にか元の水道道に出てきた。

鶴見駅を過ぎ、鶴見川を渡りながら下を見てみると、ネットに包まれた石を積んだ筏(でいいのかな?)がタグボートに引かれて通り過ぎていきます。

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途中、回り道をしてきましたが2時間少しで多摩川に到着。ここまで来れば、待ち合わせ場所の鈴木町駅まで1kmちょい。15分もあれば余裕でしょう。

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多摩川の河口に近づいて来たからか、多摩川が広く感じます。鼻先を通り過ぎる風に潮の香りが混じってるような気がするのは気のせい? でも、ここから7~8kmも行けば海なわけですからね。

今からちょうど100年前、川崎市内を縦断する運河を造ることが計画されたそうで、その多摩川改修工事の一環として1928年(昭和3年)に竣工したのがこの多摩川河港水門だそうです。

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ただその後、社会情勢の変化(戦時中の戦況悪化)により運河建設計画は中止され、部分完成していた運河はほとんどが埋め立てられてしまい、この河港水門だけが残ったとのこと。

この水門は、文化庁の登録有形文化財、そして近代化産業遺産に指定されています。

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因みに、味の素がその建設費用を寄付金として負担したそうで、現在も水門付近が味の素の管理地となっているそうです。

また、この水門手前の川原が、昨年中学生男子生徒が無残に殺害された場所でもあったんですね。献花等の整理をする旨の張り紙を見て、それを知りました。被害者のご冥福をお祈り致します。

他のメンバーとの待ち合わせ場所である京急鈴木町駅に到着。後で知ることになるのですが、味の素の創設者が鈴木三郎助さんという方で、その人名に因んでの駅名とのこと。

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味の素川崎工場の「うま味体験館」到着

見学ツアーが始まるまで、ショップも入っているロビーのような空間で待っていると、味の素のキャラクターであるアジパンダ君が登場(うーむ、初めて知った)。

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施設(うま味体験館)内で味の素の作り方等のレクチャーを受けた後、隣接する工場内をバスで案内してくれます(ただ、工場敷地内部は写真撮影禁止とのことで、写真がありませんが)。

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うま味体験館に戻ってきました。2階に上がり、My「アジパンダ」瓶封入体験に向けての説明を受けます(見学コースは3種類あり、我々は「味の素」コースです)。

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耳まで覆う帽子をかぶり、マスクをし、白衣を着て、シューズにカバーを被せ、コロコロで白衣のホコリを取り、空気シャワーを浴び、最後に消毒液で手を洗って、やっと「アジパンダ」瓶の封入体験を行うクリーンルームに入ってきました。

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My「アジパンダ」瓶封入体験セット。

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レバーを90度回すと、「アジパンダ」の小瓶に6gの味の素が入っていきます。

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という流れで、90分の見学コースが終わりました。この体験で作ったMy「アジパンダ」瓶以外にも、「CookDo」と「ほんだし」をお土産に頂いて帰ってきました。

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2013年に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されましたね。

「和食」には、多様で新鮮な食材といったいくつかの特徴がありますが、「うま味」を上手に使うことによって動物性油脂の少ない食生活を実現しているというのも、その一つ。

その「うま味」は、世界でも「UMAMI」の名で呼ばれていて、様々な料理のだしとして和食の美味しさを支えているわけですが、旨味成分だけを大量に作りだしたものが「化学調味料」です。

「味の素」は、その代表選手みたいなものでしょうか。昔、我が家の食卓にも「味の素」のガラス瓶が置かれていました。それが消えたのはいつのことだったかな。

今は「化学調味料」ではなく、「うま味調味料」って言うそうですね(知らなかったけど)。

味の素をはじめとする企業は化学調味料を「うま味調味料」と言い換え、「日本化学調味料工業協会」という業界団体の名称も「日本うま味調味料協会」に改称するといった感じで、化学調味料という言葉を抹殺するために多大な努力をしてきたようです。


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