先週は宇宙科学研究所、そして今週は海洋研究開発機構に

5日前、宇宙科学研究所を訪れ、今日は完成したばかりの海底広域研究船「かいめい」を初公開するとのことで、JAMSTEC(海洋研究開発機構)の横須賀本部を訪れました。

先週は “宇宙” に触れ、そして今週は “深海” を学んでみようかなって(いや、どちらも「表面を指先でちょっと触れてみました」って言うのもおこがましいくらいだけど)。

最寄り駅は京急追浜駅。場所は、3ヶ月くらい前に見学に訪れた日産追浜工場から、更に海寄り(海の研究をするところなんで、海沿いにあるのは必然でしょうね)。

高校生の時は毎日追浜駅を通過していたけど、降りたことは1度も無かった。それが、この3ヶ月で2回目の追浜駅下車ってのは、不思議と言えば不思議。

ただ、行きは追浜駅ではなく京急金沢八景駅に下車。風光明媚な「金沢八景」と名付けられた景勝の地を、平潟湾沿いにぐるっと回って追浜駅に向かおうかと。

ということで、本日の起点は金沢八景。また高校時代の話ですが、この駅は毎日乗り換えに使ってた駅。ここから京急逗子線に乗り換え、神武寺駅という小さな駅で下車していたんです。

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ここもあまり下車した記憶はありませんが、あの頃から比べると八景島シーパラダイスが出来、ここと根岸線の新杉田とを結ぶ金沢シーサイドラインが開通したりで、大きく変貌しました。

いや、更に大きく変貌しつつあるようです。駅前は今も大掛かりな工事の真っ最中。

高校時代も海まで歩いてきたことは無かったようです。海の中に(上に)神社があるとは、初めて知りました。ここは創建1180年の琵琶島神社と言うそうです。
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この琵琶島神社から国道16号を渡ったところに源頼朝が創建した瀬戸神社がありますが、この瀬戸神社創建の時、夫人の北条政子が瀬戸神社の海中に島を築いて創建したとのこと。

平潟湾沿いを走る金沢シーサイドライン。

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シーサイドラインの下は、きれいな遊歩道が整備されています。向かいはヨットハーバーかな。これから夏にかけて、散歩やジョギングには格好の場所でしょうね.

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遊歩道沿いに咲いていた花(?)。初めて見たけど、なんて木なんでしょうか。

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約3km歩いて、追浜駅に到着し、そこから臨時無料送迎バスでJAMSTEC横須賀本部に向かいます。意外と遠かった。20分近くかかったかな。

海底広域研究船「かいめい」

門を入ると、桟橋には本日の主役である海底広域研究船「かいめい」が停泊しています。

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完成したばかりということで、内部も美しく整備されています。ここは食堂かな。

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定員は、研究者等38名を含む65名。最大航海日数は40日とのことなので、個室も完備され、居住空間はずいぶんと快適に作られているようです。

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「ファインダー付きパワーグラブ」と「沖縄トラフのチムニー」。トラフってのは、細長い海底盆地で深さが6000mより浅いもの。これが深さ6000mを超えると、海溝と呼ばれるらしい。

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チムニーというのは、海底から噴出する熱水に含まれる金属などが析出・沈殿してできる構造物のこと。上の写真のものも、一見流木?って思ったけど、金属の塊なんですね。

無人探査機や有人潜水調査船

敷地内には「かいめい」以外にも様々な探査機などが展示されていました。これは、「かいこう7000Ⅱ」で、最大潜航深度7,000mまで潜航、調査できる世界トップクラスの無人探査機。

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ちなみに、1万m級無人探査機「かいこう」ってのがこの機の前にあったんだけど、2003年に四国沖でケーブルの破断事故によって行方不明になったらしい。で、こいつはその代替機。

いろんな場所にライトやカメラが設置されていますが、それらも当然深海7000mの圧力に耐えられるように作られているわけで、このカメラを覆っているガラスドームは厚さ1cmあるそうです。

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こちらのケーブルは、中を油で満たすことで強烈な圧力に耐えられるようになっている。他の様々な機器も内部を油で満たし、深さによって油の圧力を高めることで耐圧力を上げているとのこと。

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深海の水圧によって圧縮されたカップヌードルの容器。発泡スチロールは内部に空気を含有しているので、これが水圧によって押しつぶされ、全体的に綺麗に縮まるのでしょうね。

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潜行深度3000mの深海探査機「じんべい」。形と配色が可愛らしい。

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そして有人潜水調査船の「しんかい6500」。1989年完成ってことなので、既に27年も活躍してるんですね。2012年には通算1300回目の潜航を達成したそうです。

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3名の乗員が乗り込むコックピットは、軽くて丈夫なチタン合金で出来ている内径2mの球(耐圧殻と言うらしい)の中にあり、この球の真球度は1.004という製作精度で製造されてると。

現在運航中の大深度まで潜ることのできる有人潜水調査船は、世界でも7隻しかないそうです。その中で「しんかい6500」は、日本のみならず世界の深海調査研究の中核を担う重要な役割を果たしているそうです。

少し前、NOAA(アメリカ海洋大気庁)の海洋探査艇が、マリアナ海溝の深海でこれまでに見たこともない発光クラゲを発見したってニュースがあったけど、宇宙も深海もまだまだ未知の世界だな。

発光クラゲ(これは話題のクラゲではありません)

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