倍率が高い、そして価格が安い双眼鏡=最悪の組み合わせ!

双眼鏡が欲しい。

これまでにも望遠鏡とか双眼鏡とか、いくつか買った記憶があります。正直に言えば、子供の頃から始まって、いつの時代でも欲しいアイテムの一つでした。

でも、使った記憶がほとんど無い。天体望遠鏡を買っても2~3回使って、あとは押し入れの奥の方に仕舞われたまま、その所在を忘れてしまう。双眼鏡を買っても外に持ち出す機会が無いとか。

双眼鏡と景色

ま、色々と理由はありますよね。天体望遠鏡はセッティングするのが面倒くさかったり、常に持ち歩くには大きくて重い双眼鏡を買ってしまったとか。

でも、突き詰めて考えていくと、一番の理由は「よく見えない」ってことじゃないかなって。だから、見ていても「楽しくない」ってことになって、結局は使わなくなる。

見えないって言うと語弊があるかもしれないけど、少しボケていてクリアな視界が得られなかったり、視界が暗いから見ていて疲れるとか、視野が狭くて対象物を探すのが大変だったり。

じゃあ、更にその先(手前かな?)にある原因を考えてみると、これは明確なような気がする。一つには “チープ” なものを買ってしまった。もう一つは “倍率” の選択を間違ってしまった。

以前使っていた(間違いなく安い)双眼鏡が壊れてしまって、新しい双眼鏡を買いたいなって思い、色々と調べてみたら、「なるほど、まったくその通り!」って話がザクザクと。

ダメな双眼鏡の選び方 3選

ダメな双眼鏡の選び方」ってのをリストアップしていくと、3つくらいに絞られそう。

① 「高倍率=高性能」と思ってしまう。

高性能ってのは「よく見える」ってことなんだけど、倍率が高くなれば確かに大きく見えるようになるけど、でも逆に大きなデメリットがあって、必ずしも「よく見える」ってわけではない。

倍率が上がると、見える像は全体的に暗くなり、そしてボケてしまうし、見える範囲が狭くなるのでどこを見ているのか分からなくなってしまう。勿論、手ブレの問題もありますよね。

双眼鏡の倍率は6~8倍程度が最適で、欲張ったとしても10倍が限界のようです。

② あまり使う機会が無いかもしれないから「安いのでいいか」って思ってしまう。

双眼鏡は値段と性能が比例するんです。双眼鏡の見やすさ(性能)は、使っているレンズの質で決まり、いいレンズほど高くなるという至極真っ当なお話。

ズームがあると、「何かと便利でしょ」って思ってしまう。

ズームが出来る双眼鏡を考えてみると、多分下は6~8倍くらいから始まって、その倍くらいまでズームできるとすると、12倍~16倍くらいになります。

ってことは、①の「高倍率」のデメリットをモロに受け継ぐわけです。

また、ズーム出来るってことは機構が複雑ってことで、そこに余分なお金がかかるわけです。②の安い双眼鏡に複雑なズーム機構が付いていたりしたら、これはもう使い物にならない?

安くて、高倍率で、ズーム付きの単眼鏡

さて、今回双眼鏡を買いたいなって思った理由がもう一つあります。それはこいつ。

単眼鏡

単眼鏡なんだけど、このところ出かける際には携行して使うようにしてるもの。が、これがダメダメ。暗いし、ボケるし、見ていて本当にガッカリ。メリットは小さくて軽いってことだけ。

この単眼鏡、先の「ダメな双眼鏡の選び方」3選すべてが当てはまるんです。高倍率で、安くて、ズーム付。6-15倍のズームなんだけど、6倍でなんとか使える程度で、15倍なんて論外。

その見え方に本当にガッカリして、今度は少しお金を出してまともな双眼鏡を買おうと決意。

そんな思いを持ってAmazonで探してみたら、一番最初に目に入ってきたのは、倍率8倍で980円の双眼鏡。レビューもそれほど悪くない。

うーむ、980円なら試してみる価値があるかも・・・って、本当に懲りない私。

ダメだ、ダメだ!安さで選んではダメだって、無理矢理視線をそらしました。

同じ予算なら、ポロプリズム式双眼鏡の方がよく見えるかも

ところで双眼鏡は、その構造によってガリレイ双眼鏡とプリズム双眼鏡の2種類に大分類されます。さらに、プリズム双眼鏡はダハプリズムとポロプリズムの2種類があります。

ガリレイ双眼鏡ってのは、凸レンズ(対物レンズ)と凹レンズ(接眼レンズ)だけで構成される双眼鏡で、いわゆるオペラグラスとか、下の写真のような骨董品は(多分)このタイプ。

ガリレイ式双眼鏡

プリズム双眼鏡は、対物レンズ、接眼レンズ共に凸レンズを使ったもの。像を正立像にするために、プリズムが光路に組み込まれています。

ポロプリズムでは、すべての反射面が全反射するため、光の損失がなく加工も容易。結果、安価に製造することが可能(一番上の写真の双眼鏡はこのタイプで、多分高級品だろうな)。

一方で、光路を確保するためのスペースが必要となり、ダハプリズムに比べると双眼鏡が大きくなってしまうというデメリットが。

他方のダハプリズムは、反射面が全反射ではない面があるため光の損失が起こり、これを解消するための加工や精度形成は高度で、精密な技術を必要とする。したがって高価になりがち。

その代わり、光路は直線的なので、スマートでコンパクトな双眼鏡が作れる、ってことらしい。

なので、同じ価格帯で、ポロプリズムとダハプリズムの双眼鏡があったら、ポロプリズム式双眼鏡の方が「よく見える」可能性が高いってことになる、のかな。

因みに、先のAmazonで見つけた倍率8倍で980円の双眼鏡はダハプリズムタイプです。



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