AVRマイコンの開発環境をWindows10で再構築

最近、電子工作から遠ざかっています。

それは、PCを買い替え、OSがWindows10になったのに伴い、電子工作関連の諸々の設定をし直さなきゃいけないんだけど、これが面倒くさくて。もう、設定方法も忘れてるし。

なので、旧PCもヤフオクで売り払ってしまいたいと思いながら、それも出来ず(新PCと新OSで動かないと大変なことになるので)に、リビングの一角を占拠していて邪魔。

ということで、PCとOSの入れ替えから3ヵ月以上も経ってしまいましたが、そろそろ重い腰を上げて、電子工作の開発環境を再構築することに。
  1. 使うマイコンはAVR。私がよく使っていたのは、ATtiny13A、45、85、2313辺りかな。
  2. AVRの開発環境は AVR Studioを使います。Atmel 提供のフリーの統合開発環境。
  3. AVRマイコンへの書き込み装置は、USB接続の自作ライター「HIDaspx」を使います。

AVR Studio 4.19とToolchain 3.4.1をダウンロード、インストール

先ずは開発環境をダウンロードして、インストールするところからスタート。

使うのは以前と同じAVR Studio 4.19 (build 730) 。

AVRstudio4

ダウンロードしようとAtmelのHPに行ったら、現時点の最新版はAtmel Studio 7.0 ってやつになってました。AVR Studio 5.1の次はAtmel Studio 6.0という名前に変わったんですね。

AVR StudioでC言語を扱うためにAtmel AVR(Toolchain 3.4.1 - Windows)も一緒にダウンロード。Toolchainの代わりにWinAVRでもC言語が扱えるらしい。

ところで、今回ダウンロード先を調べていて、www.mikrocontroller.netというサイトを見つけました。こっちだと、事前手続きなしで即ダウンロードできるので、こっちの方が便利かも。

さらに言うと、こちらのサイトの最新AVR Toolchainは、2016/3にアップデートされた3.5.1。3.4.1のサイズは96 MBだったのが、3.5.1では約14 MBと、やけに小さくなってる。

ま、特に問題ない限り、Atmel Studio 7.0もToolchain 3.5.1も使う気はないけど。

インストールは特に難しいことはないけど、必ず先にAVR Studio4.19をインストールしてから、Toolchainのインストールをするって点だけ要注意。

Toolchainのインストールが終了すると、AVR Studioに自動的に組み込まれるので、AVR Studioを起動すればC言語が使用できる環境が出来上がっています。

「hidspx」へとパスを通す

AVRマイコンへの書き込み装置として使うのはHIDaspx。Atmel純正品のAVRISP mkIIなら、AVR Studioでそのまま書き込めますが、自作ライターなのでここで一手間必要なんです。

先ずは、このHIDaspxをAVRライタとして使う際に必要なプログラム「hidspx」を入手します。

JA制御 ヒダピオシステムのHPから「ja_hidapio.exe」をダウンロードし、解凍します。

解凍して出来た「ja_hidapio」フォルダの中の「bin」の中にある「hidspx」(アプリケーション)にパスを通していくので、hidspxのプロパティを開き、「場所」をコピーしておきます。

hidspxの場所

「パスを通す」とは、(私の理解では)PCに場所を教えて上げるってこと。

「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「システム」とたどり、左側の「システムの詳細設定」から「システムのプロパティ」へと行き、そこで詳細設定タブの「環境変数」をクリック。

パスを通す
「環境変数」画面下段の「システム環境変数」で、「変数」欄から「Path」を探してクリックして「編集」。

現れた「環境変数名の編集」画面の一番下の空欄に、先ほどコピーしておいたhidspxの「場所」をペーストして、「OK」→「OK」→「OK」とウィンドウを閉じていけば完了。

AVR StudioにHIDaspxを関連付ける

続いて、HIDaspxを書き込み装置としてAVR Studioに関連付けます。

AVR Studioを起動し、メニューバーから、「Tools」 →「Customize」 → 「Tools」タブを開き、「Menu contents」右横のフォルダをクリックして、下の空欄にコマンドの「名前」を入力します。

AVR Studio カスタマイズ
この「名前」は何でもOK。取り敢えず「HIDaspxWrite」と入力しておきます。

続いて、下の3つの空欄にそれぞれ以下のように入力していきます。

「Command:」→「cmd.exe」
「Arguments:」→「/k hidspx *.hex」
「Initial directory:」→「default」

これで「Close」をクリックし、再びメニューバーのTools を見てみると、プルダウンメニューの中に先ほど名前をつけた「HIDaspxWrite」の文字がある筈です。

これでAVR Studioで作成したプログラムをマイコンに書き込もうとする際、Tools → HIDaspxWrite を選ぶことで、HIDaspx経由での書き込みが可能となります。

これで、AVRの基本的な開発環境は構築できたはず。


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