PC用内臓DVDドライブを修理 -- ディスク保持機構に解決策が

修理途上で故障の原因が分からずに分解したまま放ってあったPC内臓用DVDドライブですが、久しぶりにいじってみました。

ディスクを保持する仕組みが中々興味深い

バラした状態でトレー出し入れの動作を観察していたら、なんか面白い動き方をしている。

下のトレーが出ている状態からイジェクトボタンを押すと、先ずトレーが引っ込み、それが完了したらスピンドル部が持ち上がって(ディスクが入っていれば)ディスクの中央を押さえつける。

駆動手順

この持ち上がったスピンドルは、上カバーの中央にある黒い円盤状の物体に “押し付け” られます。この黒い円盤状の物体は、カタカタとフリーに動く状態。

ケース側押さえ

そう、 “押し付けられる” と思ったんです。でも、そうだとするとカバー側の円盤は、今度は金属ケースに押し付けられることになるけど、そこで発生するであろう摩擦を逃すような工夫が無い。

ってことは、持ち上がって来たスピンドルと、それと対になるケース側の円盤は、どうやってディスクを保持するんだろ?って疑問が。

磁力か何かかなって思ったけど、ケース側の円盤はどう見てもプラスチック製。磁石で固定されるようには思えないよなって考えながら、試しに磁石を付けてみたら、力強くくっ付いた!

磁石がくっつく

プラ製に見えたけど、金属製だった? それとも、裏側に金属があるのか? それはどうでもいいけど、ってことは、スピンドル側が磁石になってるってことです(実際、磁石でした)。

磁力を弱めてあげればいいようです

ここまで来て、思い出したことが。事前にDVDドライブの修理関連の記事を検索していた際、なんか「磁力が強いので、モーターの力で外すことができずに」みないなことを読んだ記憶が。

その時は、てっきりモーターの動力を伝えるゴムベルトが原因だろうと思い込んでいたので、どこのことを言っているのかも良く理解できず、気にも留めていませんでした。

もしかしたら、このことを言っていたのかって思い、再び探してみたら見つけました。まさに、このスピンドル周りの話でした。

冒頭の写真は、トレーが閉じるときの動作順ですが、トレーが開こうとする時にはこれと逆に動きます。先ず、スピンドルが下がることでディスクをフリーにし、それからトレーが外へと出て来る。

参考にさせて頂いた記事によると、このスピンドルが下がる時、磁力に負けて下がり切らないので(あるいは、全然下がらないから、かな)トレーの排出動作に移れないってことらしい。

なので、解決策としては、スピンドルとカバー側にある円盤との間にある磁力の力を弱めてあげればいいことに。具体的には、両者の間に薄いシート状のものを挟んであげる。

挟むものの厚みは、0.1~0.15㎜程度ってことのようなので、極々薄いシートでOKらしい。

何かないかと探したら、ちょうど良さげなプラ製のシートを見つけました。厚みは0.1㎜なので、これを両面テープを使って貼れば、0.15㎜くらいになるんじゃないかな。

薄いシート

サイズとしては、外形約Φ13㎜。中心には穴が開いてる必要があるので、この見つけたシートの穴をそのまま使えそう。中心の穴径約Φ4㎜といったところ。

円カッターでカットして、カバー側の円盤の窪みに貼りました。

シート貼り付け

上下のカバーを固定し、フロントベゼルを嵌め込んだ状態で動作を確認してみました。

本当にこんなに薄いシートを貼っただけで故障が直るのかよって疑っていたんですが、結果はバッチリ。何度やっても、トレーは気持ちよく出てきて、そして入っていきます。

うーむ、素晴らしいな! これにて、修理完了です。


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