「フジ55 in 富士スピードウェイ」での事故について思うこと

昨日の記事の最後で少し触れましたが、今回の「フジ55 in 富士スピードウェイ」イベントで自転車が転倒し事故に遭われた方がいました。

今日、ネットなどを確認していたら、翌日の明け方に亡くなられたとの記事が。

心より、ご冥福をお祈り致します。

レース
正直、私も怖かったです。事故が発生したのは斜度10%の下り坂で、レース初参加でそれほどスピードを出すことに慣れていない私でさえ時速60kmくらいの速度が出ていました。

ネットでの情報によれば、事故に遭われた方は33歳とまだ若く、今回のようなレースの経験も豊富なようなので、もしかしたら時速70km以上のスピードが出ていたのかもしれません。

私自身、走りだす前は参加者の人数とか、エキスパートクラスのスピードとかに気分的に圧倒され、コースの左側をあんまり頑張らないで走ろうって思っていました。

でも実際に走りだしてみると、逆の意味で周りの雰囲気に飲みこまれてしまいました。気分的にもっと早く、もっと前にと力の限り走っていた自分がいました。

私の自転車歴は長いです。でも、こと“レース”に関しては初心者です(というかレース初参加だし)。自転車で時速60km出したなんて生まれて初めての経験です。

参加者3000人の内、同じような状況の人は多分たくさんいたのではないでしょうか。

私の平均時速は32km/hでした。リザルトを見ると、エキスパートのトップクラスは平均時速43km/hを超えています。一方で、20km/h以下の人たちも少なくはなかったと思います。

ということは、スピード差が倍以上散らばっている3000人の参加者でレースを行っているわけです。初心者からエキスパートまで同じコースで並走しているんです。周回コースなので、何度も何度もそういう状況が発生します。

これは、事故が起こってみて改めて考えてみると、やはりかなり難しい状況のように感じられます。

下り坂を時速60km前後で走っていながら、自分の前後2、3m、左右は1m以内に並走する自転車がひしめき合うような状況も珍しくはなかったと思います。

今、改めて考えると怖くてゾッとします。自分が転倒したら後ろの人(それも複数)は、転んだ私と私の自転車を避けることは決して出来なかったでしょう。私の前の人が転倒したら、やはり私は避けられずに一緒に転倒したでしょう。

時速60kmということは、1秒間に17m近く進みます。前方の転倒に気づいて、それが17m先だとしても、そこまで1秒で到達してしまいます。私のすぐ横には別の自転車が走っています。このような状況の中で、前方の転倒をハンドル操作で避けることはかなり難度が高いのではないでしょうか。

そもそも、僅か2cmとか3cmの細いスリックタイヤで、どれくらいのスピードなら、どれくらいのカーブを安全に抜けられるのかなんて全然知りません。

多分、痛い経験を積み重ねて学んでいくしかないのだと思いますが、先に書いた通り、レース初体験です。今回、カーブで転ばなかったのは単なる幸運なのかもしれません。

いつ転んでもおかしくない(自分の技量の限界を知らない)出場者と、エキスパートの方々とが何度も何度も交錯するんです。

何が言いたいのかと言えば、転倒したのが自分や、あるいはチームの誰かであっても全然おかしくなかったということです。

勿論、安全には十分な注意を払って走っていた積りではあります。それでも、いま振り返ってみると、もしかしたら“無謀”なシーンが多々あったかもしれないなあと。

自分の中に、“自転車だから”という侮った気持ちがあったのも否めません。例え転倒しても最悪でも骨折程度かなって。

実際に事故が起こってみて、その思いの甘さを思い知ったわけです。

自転車で走ることは本当に楽しいです。今回の事故で自転車を止めるという選択肢は、私の中にはありません。でも、もっともっと安全に意識を向ける必要があるんだという、当たり前のことに気が付いて猛省している最中です。




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