認識してなかったけど、いつのまにか便利に -- わさびチューブ編

少し前、お醤油の密閉ボトルについて考察しました(って言うほど大したもんではないけど)が、それに続く調味料の「良くできた容器」シリーズ第2弾(多分、これで終わりだと思うけど)。

今回はわさびのチューブ容器。

お正月に、おせち料理を食べながら、お酒を飲みながら、テレビを見ながら、なんとなくテーブルの上にあったわさびのチューブをいじっていたら、不思議なことに気が付きました。
  • キャップを1/4回転(90度)くらい回すだけで開け閉めが出来る
  • 閉めていくと最後にクリック感がある
  • チューブ側の螺旋(いわゆる雄ネジ側)を見ると、4分割されている
4分割されている螺旋は、写真を見てもらえばわかるでしょう。こんなの、しげしげと見る人は少ないんじゃないかな。私は毎日のように手にしているのに、初めて気が付きました。

わさびチューブ

例えば、ペットボトルの本体側の雄ネジは、始まりから終わりまで、1つの連続した螺旋になっています(って思い込んでいて、念のために確認したら、間違ってました)。

なんと、ペットボトルのボトル側の螺旋は3カ所から始まっていました。

ペットボトル螺旋

(チューブの雄ネジが)4つに分割されているということは、キャップ(雌ネジ)との噛み合わせの開始場所が90度毎にあるってことです。少しでも無駄な労力を軽減しようと。

気が付かなかったけど、ペットボトルにも同じような工夫がなされているんですね。もしも1つの連続した螺旋だとすると、ネジ同士が噛み合い始めるまで最大で360度近く回す必要があります。

それが、3つの噛み合わせの開始場所があれば、最大120度回せば噛み合い始めますから。

ところで、チューブ内の「中身のしぼり残し」を出来るだけ少なくするために、この手の容器に様々な工夫がなされているのは知っていましたが、この螺旋の4分割もそこに貢献しているようです。

因みに、チューブの肩が “なで肩” になっているのも、この「中身のしぼり残し」を少なくするための工夫。思い出してみると、昔のチューブは肩が張っていましたからね。

こんな細かいところまで工夫するなんて、日本の企業くらいかも

キャップを閉じていった最後に感じるクリック感は、ゆるみ止めのための工夫のようです。キャップ側に4カ所の突起があり、チューブ側にはこれに対応する4カ所の “谷間” があります。

わさびチューブキャップ

閉じられて行くキャップは、突起の前にある斜面でチューブ側の山を乗り越えて、最後に山の間にある谷へと落ちていくわけです。この谷へ落ちる瞬間がクリック感となって感じられる仕組み。

チューブ側の谷間に落ちたキャップ側の突起は、逆方向(開ける方向)は切り立っているので、ゆるみ止めの役割を果たすことができます。

競合するS&Bのチューブを調べてみたら、こちらにも同じような工夫がなされていますが、突起の位置がキャップの外周側にありました(もちろん、チューブ側の谷間も対応する位置にあります)。

付け加えて言うと、S&Bのチューブには「中身のしぼり残し」をより少なくするために、チューブの肩から口にかけて “縦切り込み” が入っています。

何となく使っている、こんな何てことない日用品の中にも、これだけの工夫が詰め込まれているんだなって感心してしまいました。

醤油の密閉ボトルの使い方を間違えていた!?

さて、わさびチューブの横にあったのは冒頭で触れた醤油の密閉ボトルです。こちらも、手持無沙汰から何気なくキャップを開けた状態で、上に向けてボトルを握ってみました。

どうなったか。醤油の注ぎ口(ボトルの出口)からブクブクと醤油混じりの泡が出てきました。

ここで、「ふーん」って思いながら、ちょっと遅れて「うん?」って思ったんです。

待て、待て、待てっ! これって密閉ボトルだよな。ボトルの中の醤油が空気と接しないようにするための密閉なのに、醤油と一緒にボトルの中に空気があるというのはおかしくないか?

本来なら、醤油の注ぎ口が上を向いていようが、横を向いていようが、ボトルを握れば醤油が噴き出てこなければいけない筈(今回は、出てこなくて助かったんだけど)。

試しに醤油ボトルを上下に振ってみると、中からジャブジャブという音が! 密閉されていたら、醤油が移動する空間が無い筈なので、従って音もしない筈。

これは、もう間違いなく “密閉” 状態にはなっていませんね。

どうしてこうなったんだろって調べてみたら、どうやら使い方を間違えていたようです。

醤油を小皿に出すためには、ボトルを下向きにして握ります。で、そのまま手を放すと「ピー」って音がするんです。この音が、なんとなく滑稽で、この音を出ないように出来ないかって思ってました。

で、ボトルを握った手を緩める際に、上向きにしてやってみると、音が小さくなることがありました。

が、これが間違いだったようです。「ピー」という音が出ないってことは、ボトルが元の形状に戻る際に、空気を本来の場所(醤油の外側)ではなく、醤油のある場所に取り込んでしまってたってこと。

下に向けて醤油を出したら、その下に向けた状態のまま、握る力を弱めなけばいけないらしい。

うーむ、そんなこと誰も教えてくれなかったぞ。


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