人生を変えた言葉、「命とは、その人が持っている時間のこと」

雑誌やネットで見かけた中から、私的に印象に残った話をいくつか紹介したいと思います。

聖路加国際病院の名誉院長である日野原重明先生:「命とは時間」

聖路加国際病院の名誉院長である日野原重明先生は、二週間に一回、小学校に出向いて、十歳の子ども達を相手に四十五分間の授業をやっているそうです。

日野原先生が一貫してテーマとしているのは命の尊さです。

子どもたちに、「命はどこにあるの」って質問すると、心臓に手を当てて「ここにあります」と答える子がいます。

先生は聴診器を渡して隣同士で心臓の音を聞いてもらって、このように話を続けます。

心臓は確かに大切な臓器だけれども、これは頭や手足に血液を送るポンプであり、命ではない。命とは感じるもので、目には見えないんだ。

君たちね。目には見えないけれども大切なものを考えてごらん。

空気見えるの? 酸素は? 風が見えるの? 

でもその空気があるから僕たちは生きている。このように本当に大切なものは目には見えないんだよ。

そして先生が言うのは、

命はなぜ目に見えないか。それは命とは君たちが持っている時間だからなんだよ。死んでしまったら自分で使える時間もなくなってしまう。

どうか一度しかない自分の時間、命をどのように使うかしっかり考えながら生きていってほしい。さらに言えば、その命を今度は自分以外の何かのために使うことを学んでほしい。

日本電産社長の永守重信氏:「出来ます。出米ます。出来ます……。」

日本電産社長の永守重信氏のお話です。

永守さんは、「信じる通りになるのが人生である」と言います。

なぜなら、自分でこうなりたいと思っていることもなれないのに、思わないことが実現するわけは絶対にないからです。

だから信じる通りになるのが人生ということです。

似たような言葉はいろんなところで聞きますが、でも信じていない人の方が多いのではないでしょうか。頭のいい人ほど先が見えてしまうので、できるわけがないと思ってしまうんですね。

創業間もないころの日本電産は、旋盤とボール盤、プレス機を1台ずつ入れて仕事を始めました。

どこへ行っても仕事はもらえず、やっと受注できた仕事といえば過酷な注文がつくため他のメーカーのどこもやらないような仕事ばかりでした。

技術者みんなに言うと絶対無理だと言います。

そんな時、永守さんはみんなを立たせて、いまから「出来る!出来る!」と100回言わせるのです。

「出来ます。出米ます。出来ます……」

「どうや」、と永守さん。

「いや出来ません」

今度は1,000回言います。

そうすると不思議なことに、だんだん出来る気分になってくるそうです。

そういう気分になったところで一気に始めると、客先の要求する性能に及ばないまでも、かなりレベルの高い製品が仕上がります。

このときに「とても無理だ」「不可能だ」とあきらめていたら、何も生まれなかったでしょう。

永守さんの言葉です。

物事を実現するか否かは、まずそれをやろうとした人が“出来る”と信じることから始まる。自ら“出来る”と信じたときに、その仕事の半分は完了している。

ラ・パルム・ドールのオーナーシェフである後藤雅司さん:「人生の段取り」

ラ・パルム・ドールのオーナーシェフである後藤雅司さんは、

料理はすべて段取り次第。そして同時に私たちの人生もまた、段取り力によって仕上がりが異なってくる。

と言います。

高校卒業後、料理の道に進んだ後藤さんは、「一旦やると決めた以上、中途半端な三流料理人で終わりたくない。一流のシェフになってみせる」という夢を抱きました。

そのためには、まず小さな店でいいから、三十歳までにシェフ(料理長)と呼ばれる立場になろう。

そして、

そのために、最初に就職したホテルの同世代の仲間の中で、“後藤が一番仕事ができる”と認められる存在になろう。

という目標を立て、一つひとつクリアしていこうと決意します。

この夢に対する目標設定が「人生の段取り」であり、ここを明確にすると、一つの目標をクリアするためにどのくらいの時間が必要で、どこが踏ん張りどころなのかも自然と見えてくるそうです。

後藤さんが最近の若い人たちを見て感じるのは、この「自分の人生の段取りを調えていく」という部分が非常に弱いということです。

嫌なことがあったり辛くなると、その時の感情ですぐにやめてしまったりします。

すべての料理人がシェフになれるわけではなく、またすべてのシェフがオーナーシェフになれるわけでもありません。

なれたとしても、「成功した」と言われる人間は本当に一握りでしょう。料理同様、人生も創り上げていくものであり、その創り手は自分なのです。

大和ハウス工業会長の樋口武男氏の樋口会長:「失敗する人の12カ条」

大和ハウス工業会長の樋口武男氏の言葉の中に、「成功する人の12カ条」と「失敗する人の12カ条」というものがあります。

「成功する人の12カ条」の方は、皆さんの想像とそれほどかけ離れてはいないと思いますので、ここでは「失敗する人の12カ条」を紹介しましょう。

●失敗する人の12カ条
  1. 現状に甘え逃げる
  2. 愚痴っぽく言い訳ばかり
  3. 目標が漠然としている
  4. 自分が傷つくことは回避
  5. 気まぐれで場当たり的
  6. 失敗を恐れて何もしない
  7. どんどん先延ばしにする
  8. 途中で投げ出す
  9. 不信感で行動できず
  10. 時間を主体的に創らない
  11. できない理由が先に出る
  12. 不可能だ無理だと考える
耳に痛くありませんか? 私自身、身に覚えのあることばかりです。

でも、悲観ばかりしていてもしょうがありません。自分の姿や行動を振り返って、思い当たる点があるのであれば、そこを改善していけばいいのです。

言ってみれば、「失敗する人の12カ条」のような行動から身を遠ざければ、自ずと「成功する人の12カ条」に近づいて行くことになるんだと思います。



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