自分の感情は、自分で選択している(「7つの習慣」-その3)

前回、「7つの習慣」を真の意味で理解するためのキーワードであるパラダイムに関して書きました。パラダイムとは、世界を見る見方、私たちの認識、理解、解釈を決めるもの、あるいは価値観なんだってことでした。

夕暮れ時

パラダイムとはあなたの人生そのもの

以前、松本守正さんのワークショップを紹介する記事を書きましたが、松本守正さんのブログのトップには、こんな言葉があります。

人はモノの捉え方、考え方、表現の仕方によって人格が決まる。

アチーブメントの青木先生は、

人生の違いは、考え方の違いである。

と言いました。ジェームス・スキナーは「成功の9ステップ」の中で、

何に快楽を連想し、何に痛みを連想するか、が人生の違いなのである。

と書いています。

みんな同じことを言っているんです。「あなたのパラダイムが、あなたの人生を決めている」ってことです。

ということは、成功するためには、あなたを成功へと導いてくれるパラダイムに転換していく必要があるよってことです。

このことを、青木先生はこんな風に表現しています。

成功は、“事実”に対する「肯定的解釈」から生まれる。

事実は一つしかないけれど、その解釈の仕方は無数にあります。解釈とは、思っていること、感じていること、知っていることです。ある事実に対して、否定的に解釈する(感じる)こともできますし、肯定的に解釈する(感じる)こともできるわけです。

「成功へと導いてくれるパラダイムに転換」するとは、事実に対して否定的な解釈をしていたのを、肯定的な解釈に転換していくってことなんです。

依存も自立もパラダイム

前々回、依存と自立という話をしましたが、実はこの依存も自立もパラダイムなんです。

依存のキーワードは「あなた」でしたね。依存状態にある人は、「あなた」というパラダイムを持っているということです。

「あなたが~してくれないから」、「あなた」が私の世話をする、「あなた」が結果を出してくれる、結果が出ないのは「あなた」のせいだ、という見方や解釈をしているんです。

このパラダイムが間違っているわけではありません。ただ、成功するための“原則”に沿ったパラダイムですかって聞かれたら、やっぱり違いますよね。

一方、自立は「私」というパラダイムです。「私」は出来る。「私」の責任だ。「私」が結果を出す。「私」は選択できるということです。

依存している人は、欲しい結果を得るために他人に頼らなければなりません。自立している人は、自分の努力によって欲しい結果を得ることができるのです。

明らかに、自立と言うパラダイムの方が、あなたを成功に導いてくれそうですよね。

さて、依存から脱却し自立していくために、そして「私」というパラダイムを身に付けるために、先ずは「7つの習慣」の内の第一の習慣「主体性を発揮する」から取り組んでいきましょう。

この第一の習慣「主体性を発揮する」は、残りの6つの習慣を身に付けるためのカギとなります。それは、行動を起こす責任はあなたにあるということを学ぶことだからです。主体性を発揮しない限り、残りの6つの習慣を身に付けることはできないのです。

刺激と反応の間に選択の自由を持っている(第一の習慣「主体性を発揮する」)

初めて「7つの習慣」を読んだ時、一番印象に残ったのは第一の習慣の中に出て来る「刺激と反応の間にはスペースがある」という言葉でした。

要は、刺激と反応とは“直結”しているわけではないということです。そして、この「スペース」を使って、刺激に対してどんな反応をするのかを選択することが出来るんですよってことです。

人間は、刺激と反応の間に選択の自由を持っている。

これは例えば、

[友人が嫌なことを言う] ⇒ [ムッとして怒りの感情を持つ]

というのが当たり前だと思っていたのが、そうではなくて、

[友人が嫌なことを言う] ⇒ [スペース] (感情の選択)⇒ [気にせず受け流す]

ということです。外から刺激(あなたにとって嫌な事など)が入って来た時、それに対してどういう反応(感情、態度、行動など)をするかは、あなたの“選択”なんだってことです。

これを本の中では「主体性のモデル」と呼んでいますが、

[刺激]⇒[選択の自由]⇒[反応]

ということです。

これと対をなすのが「反応性のモデル」というもので、上の例の[嫌な事を言われる]⇒[ムッとする]という流れです。要は、刺激に対して“自動的に”反応することです。図式にすると、

[刺激]⇒[反応]

となります。

この気付きは、自分的にはかなりインパクトがありました。それだけ反応的な生き方をしていたってことなんでしょうけど。

自然に湧き起こる(と思っている)感情さえも、あなたの選択

主体性を持つということは、人として自分の人生に対する責任を持つということです。人生に対する責任を持つとは、あなたの周りで起きている出来事は全てあなたに責任がある、ということを受け入れることです。

私たちの行動は周りの状況からではなく、私たち自身の“選択”によって決まるのです。湧き起こる感情さえも、(あなたのパラダイムによって自動的にですが)あなたが選択しているのです。自分が選択しているんだってことに気が付くことが、「人生に対する責任を持つ」ことへの第一歩です。

自分の人生に対する責任を放棄すると、反応的な生き方になります。

反応的な人の多くは、周りの物的な環境や社会的な環境など、何からでも大きな影響を受けながら生きています。天気が良ければ気分も良いけど、天気が悪ければ、気分も悪くなり、遂行能力も低下したり、人が親切にしてくれると気分がいいけど、そうでないときは不機嫌になったり落ち込んだりしてしまいます。

反応的な人の精神状態は、その時の状況や環境、あるいは他人の行動や言葉によって左右され、結果的に振り回される人生を歩むことになるのです。

反応的に生きる人が、成功に近づけるとは誰にも言えないでしょう。

次回、もう少し主体性の話を続けます。



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