KIMIKO著 「歩く姿勢が美しくなる本」
KIMIKO著 「歩く姿勢が美しくなる本」のご紹介。
今年は体を動かす方向が少し変わってしまったため、歩く距離が極端に減ってしまいましたが、昨年までは毎年2000kmくらい歩いていました。
それだけに、歩く“姿勢”に関しては常に興味を持っています。
それ以来、ある意味、歩く姿勢も一つの重要な自己主張なんだなって思っていました。
本書は少し古い本ですが、歩く姿勢にあまり流行もないと思いますので、今回読み返してみても十分“通用する”ように感じます。
著者自身、ごく普通の主婦でしたが、ある日近所の人からもらった一枚の自分のスナップ写真を見て、そこにいる自分の「おばさん姿」に愕然としたそうです。
それをきっかけに、ウォーキングのカルチャースクールに通い始め、ついには自分自身が教えたり本を執筆する立場になるのですから、何が人生の転機になるかわかりません。
素敵に歩く姿の印象は、実は上半身、特に背中にかかっているそうです。だから、上半身の姿勢が決まり、それをキープして歩くことができたなら、もう素敵なウォーキングスタイルを手に入れたも同然、とのことです。
上半身の正しい姿勢の取り方とは、
この姿勢の作り方は、先ず壁に背中を向けて立ち、かかと、おしり、肩胛骨を自然に壁につけます。最後に後頭部を壁につけますが、この時、腰の裏側に手のひらが一枚はいるくらいが理想(腰と壁の間がスカスカに空いてしまう人は、腹筋を少し締めて、骨盤の角度を調整します)とのことです。
私が、壁にかかと、おしりをつけて、何も考えずに立つと、肩甲骨も後頭部も壁につきません。猫背になってるってことですね。
正しい姿勢とは「背筋を伸ばして、肩をゆったりと開く」とのことですが、私の場合は「背筋が曲がって、肩が閉じている」状態になっているようです。
かかと、おしり、肩胛骨、そして後頭部と順番に壁につけていくと、背筋が伸び、肩が後ろに引かれ、目線が上がるのが分かります。
猫背は悪い姿勢の代名詞のようになっていますが、姿勢のポイントは「背中」なんですね。「姿勢」という言葉は、背筋をピンと伸ばすことを意味しているそうです。
背中の美しい人を目指してみようかなあという気になってきませんか。
言い方を変えると、直ぐに前足に重心を移してしまうのではなく、後ろ足に重心を残し、軸足でしっかり地面を押して、なるべく長く後ろ足に乗りながら歩くという感じになります。
以前、「姿勢」と「うつ」の人のことに触れました。
ジェームス・スキナーは、セミナーの中で“うつの人”を壇上に呼び、「スキップしてごらん。スキップしているときにうつを感じることができれば、十万円を差し上げましょう」とチャレンジしたことが何回もあるけど、一回も支払う必要はなかったという話をされていました。
斎藤一人さんは、うつの人を焼肉屋に連れていけば、うつなんか簡単に治っちゃうって書いています。うつと、焼き肉屋で美味しそうに焼肉をガツガツと食べている姿は相容れないからです。スキップの動作と憂鬱の感情が相容れないのも同じことです。
少し話が脇に逸れますが、「感情」なんて自分の意志とは関係なく湧き出て来るものって思っていませんか。でも、ある出来事に対してどんな感情を持とうかって“選択”しているのはあなたなんです。
そして「感情」は、「姿勢」でコントロールすることが可能なんです。
例えば、「リストラにあって、落ち込んでいる人」が、どんな姿勢をしているか簡単に想像出来ますよね。「肩が落ちて前に閉じ、頭が下がっている」状態です。落ち込むと身体が「閉じて」きます。するとさらに落ち込んでいくことになります。
落ち込んでいるという「感情」から抜け出すには、この姿勢とは逆に身体を開けばいいのです。肩を後方に開いて、胸を1センチ上げ、そして目線を上げます。
落ち込んでいる人に、「胸を張って目線が高い」人なんていませんよね。ということは、この姿勢をしながら、同時に落ち込むことは出来ないのです。
普通に歩くと、手に平は内側を向いていますよね。この内向きの手の平を親指方向から外向きに回転させて、手の平を外側に向けるのです。
やってもらえばわかりますが、この状態で胸を閉じることは出来ません。嫌でも胸が開いてきます。
そう言えば、歩き方の一つとして、「カッコいい階段の上り降り」なんてのもありました。
方法は、上半身は正しい姿勢を保って、一つ上の段に乗った脚のひざがしっかり伸びて、体を支えられるようになったら、次の段に進むのです。
この階段の上り方は、骨を使って上るので、ひざを一段づつ伸ばすことで、筋肉を休めることになり、疲れない階段の上り方でもあるそうです。
著者は、こんなことを言っています。
何かを学ぶということは、自分にとって新しい世界がまた一つ目の前に広がることだと思いますので、その意味では私自身も新しい世界を常に追い求めて行きたいと思っています。
今年は体を動かす方向が少し変わってしまったため、歩く距離が極端に減ってしまいましたが、昨年までは毎年2000kmくらい歩いていました。
それだけに、歩く“姿勢”に関しては常に興味を持っています。
歩く姿勢で際立つ
もう何年も前の話ですが、あるセミナーに出席した際、歩く姿が際立って目立つ人がいたんです。休憩の度に、大勢の参加者がイスから立ち上がって歩き出すのですが、彼はどこにいても、なぜか目に入ってくるのです(彼は20代前半で「発明家」を目指しているという面白い人でした)。
本書は少し古い本ですが、歩く姿勢にあまり流行もないと思いますので、今回読み返してみても十分“通用する”ように感じます。
著者自身、ごく普通の主婦でしたが、ある日近所の人からもらった一枚の自分のスナップ写真を見て、そこにいる自分の「おばさん姿」に愕然としたそうです。
それをきっかけに、ウォーキングのカルチャースクールに通い始め、ついには自分自身が教えたり本を執筆する立場になるのですから、何が人生の転機になるかわかりません。
美しい姿勢は、背筋がすべてかも
美しいウォーキングは、先ずは正しい姿勢から。正しい姿勢とは、「背筋を伸ばして、肩をゆったりと開く」だけです。素敵に歩く姿の印象は、実は上半身、特に背中にかかっているそうです。だから、上半身の姿勢が決まり、それをキープして歩くことができたなら、もう素敵なウォーキングスタイルを手に入れたも同然、とのことです。
上半身の正しい姿勢の取り方とは、
- おへそを縦に細長くする
- 胸を張って、お腹を広げてこちらも縦長にする
- 顎と両肩を結んだ三角形に高さを持たせて、首を長くする
- 頭が斜め後ろに引っ張られているように意識する
この姿勢の作り方は、先ず壁に背中を向けて立ち、かかと、おしり、肩胛骨を自然に壁につけます。最後に後頭部を壁につけますが、この時、腰の裏側に手のひらが一枚はいるくらいが理想(腰と壁の間がスカスカに空いてしまう人は、腹筋を少し締めて、骨盤の角度を調整します)とのことです。
私が、壁にかかと、おしりをつけて、何も考えずに立つと、肩甲骨も後頭部も壁につきません。猫背になってるってことですね。
正しい姿勢とは「背筋を伸ばして、肩をゆったりと開く」とのことですが、私の場合は「背筋が曲がって、肩が閉じている」状態になっているようです。
かかと、おしり、肩胛骨、そして後頭部と順番に壁につけていくと、背筋が伸び、肩が後ろに引かれ、目線が上がるのが分かります。
猫背は悪い姿勢の代名詞のようになっていますが、姿勢のポイントは「背中」なんですね。「姿勢」という言葉は、背筋をピンと伸ばすことを意味しているそうです。
背中の美しい人は、明確な意志を持っている。
背中の美しい人は、心も美しい。
背中の美しい人は、潔い。
背中の美しい人は、ごまかさない。
背中の美しい人は、知的。
背中の美しい人は、心も美しい。
背中の美しい人は、潔い。
背中の美しい人は、ごまかさない。
背中の美しい人は、知的。
背中の美しい人を目指してみようかなあという気になってきませんか。
背中で歩く?
足の運び方のポイントは、表現が難しいのですが、体の「後ろ半分」を使って歩く。何も意識しないで歩くと、体の「前半分」で引っ張って歩く形になってしまうそうです。言い方を変えると、直ぐに前足に重心を移してしまうのではなく、後ろ足に重心を残し、軸足でしっかり地面を押して、なるべく長く後ろ足に乗りながら歩くという感じになります。
姿勢で人生を変える
「姿勢」って、人生の中でとても大切なことなんです。なぜなら、姿勢は、あなたの「感情」と密接に結びついているから。以前、「姿勢」と「うつ」の人のことに触れました。
ジェームス・スキナーは、セミナーの中で“うつの人”を壇上に呼び、「スキップしてごらん。スキップしているときにうつを感じることができれば、十万円を差し上げましょう」とチャレンジしたことが何回もあるけど、一回も支払う必要はなかったという話をされていました。
斎藤一人さんは、うつの人を焼肉屋に連れていけば、うつなんか簡単に治っちゃうって書いています。うつと、焼き肉屋で美味しそうに焼肉をガツガツと食べている姿は相容れないからです。スキップの動作と憂鬱の感情が相容れないのも同じことです。
少し話が脇に逸れますが、「感情」なんて自分の意志とは関係なく湧き出て来るものって思っていませんか。でも、ある出来事に対してどんな感情を持とうかって“選択”しているのはあなたなんです。
そして「感情」は、「姿勢」でコントロールすることが可能なんです。
例えば、「リストラにあって、落ち込んでいる人」が、どんな姿勢をしているか簡単に想像出来ますよね。「肩が落ちて前に閉じ、頭が下がっている」状態です。落ち込むと身体が「閉じて」きます。するとさらに落ち込んでいくことになります。
落ち込んでいるという「感情」から抜け出すには、この姿勢とは逆に身体を開けばいいのです。肩を後方に開いて、胸を1センチ上げ、そして目線を上げます。
落ち込んでいる人に、「胸を張って目線が高い」人なんていませんよね。ということは、この姿勢をしながら、同時に落ち込むことは出来ないのです。
学んで学んで、成長し続けていきたい
以前、肩凝りでどうしようもなかった時に気功に通っていたことがあるのですが、その気功の先生から教わった「歩きながら胸を開く」方法もお伝えしておきましょう。普通に歩くと、手に平は内側を向いていますよね。この内向きの手の平を親指方向から外向きに回転させて、手の平を外側に向けるのです。
やってもらえばわかりますが、この状態で胸を閉じることは出来ません。嫌でも胸が開いてきます。
そう言えば、歩き方の一つとして、「カッコいい階段の上り降り」なんてのもありました。
方法は、上半身は正しい姿勢を保って、一つ上の段に乗った脚のひざがしっかり伸びて、体を支えられるようになったら、次の段に進むのです。
この階段の上り方は、骨を使って上るので、ひざを一段づつ伸ばすことで、筋肉を休めることになり、疲れない階段の上り方でもあるそうです。
著者は、こんなことを言っています。
人間って面白い。奥深く、意識次第でいかようにも変化できる不思議な生き物だと、自分の今までの人生を振り返って思います。
だから、人生は学ぶこと。成長のための学びです。学びには限度がない。成長することが楽しくてしかたがありません。
自分というかけがえのない命と身体を頂いたことに感謝して、学んで学んで、成長し続けていきたいと思います。
だから、人生は学ぶこと。成長のための学びです。学びには限度がない。成長することが楽しくてしかたがありません。
自分というかけがえのない命と身体を頂いたことに感謝して、学んで学んで、成長し続けていきたいと思います。
何かを学ぶということは、自分にとって新しい世界がまた一つ目の前に広がることだと思いますので、その意味では私自身も新しい世界を常に追い求めて行きたいと思っています。
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