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違うメーカーのヘリ落としを使い分けるのは大変?

これまでは厚くても1.5mmまでの革しか使っていなかったのだけど、最近作り始めたファスナーを使ったミニ財布では外装革に2mm程度の革を使うことも。

となると、唯一持っているヘリ落とし(薄皮用のNo.1)ではちょっと(ヘリの落とし幅が)足りないような気がする。

ということで、ヘリ落としNo.2を買ってみました(黒い柄の方)。

ヘリ落とし1と2

No.1は、メーカー名は分からないけど「プロ・ヘリ落とし」という商品を購入。そして今回は、使い心地の違いを試してみたくてクラフト社の「KSへりおとし」という製品。

でも、想像していた以上に違いがあって、ちょっとビックリ。例えば、刃先へと至る鋼材の形状。写真では同じように見えるかもしれないけど、実物の印象はずいぶんと異なる。

刃形状違い

そして、刃先というか、先端部の形状も結構違う。上側がNo.2。(そもそもNo.1とNo.2の違いはあるのだけど)No.1の方がスマートというか、絞り込まれている感じ。

先端違い

そして、実際に使う上で一番違うだろうなって思えるのが、刃先の形状。

こちらはNo.1の刃先を裏側から見たもので、溝と刃先が同じ面上にあります(言葉で表現しづらいけど、下のNo.2の刃先と比べると、言いたいことが分かると思う)。

ヘリ落とし1

こちらがNo.2の刃先。U字の溝と刃先との間には高低差があります。

ヘリ落とし2

No.1の刃を研ぐには、よく紹介されているように「Φ2mmの丸棒の上に♯1000の耐水ペーパーを置いて・・・・」という方法でやっている。

でも、このNo.2の刃を研ぐにはどうすれば良いのだろう? 付属品として2種類の粗さの耐水ペーパーとΦ2mmの丸棒が付属している。

そして、カタログにも「Φ2mmの丸棒の上に耐水ペーパーを置いて・・・・」という研ぎ方が掲載されているらしいのだけど。

えーっと、この刃先を本当にこのやり方で研いで良いものだろうか? 刃先を削っていった先で、No.1と同じ形状になった後なら分かるけど。

それとも耐水ペーパーで磨いて、取り敢えずNo.1と同じ形状を目指すのが先、ってこと?

いや、私の認識が間違っているのかもしれないけど、少なくとも刃先にΦ2mmの丸棒が嵌るような溝が無いのは確か。これは、どう考えれば良いのだろうか?

ただ、買ったばかりの状態でも切れます。

でも、いつかは研ぐ必要があるだろうし。

因みに、No.1とNo.2とで実際にヘリ落としをした際の切りカス。

切りかす違い

写真では良く分からないかもしれないけど、結構大きな差がある。


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