S95 で「背景をボカした」写真を撮りたい

前回、Canon PowerShot S95 と Eye-Fi カード を買って、「使いこなすぜ!」って書きましたが、説明書を見て「負けそう」です。

これまでにも何台かのデジカメを買ってきましたが、毎回、ここで挫折するんですよね。買ってすぐ内容を読んでも理解できないだろうから、少しずつカメラの操作に慣れながら、その都度、説明書を参照してステップアップしていこうって思いながら、いまだかつて「後で」説明書を見たことなんてありません。

何カ月か経過して、ちょっと高度なことをやろうとしても操作方法が分からず、その頃には説明書の在り処も忘れていて、もう本当に「シャッターを押す」操作くらいしか出来なくなってしまう、というのがいつものパターンです。

「今度こそは!」です。

ということで、基本中の基本を学ぶところから始めて、自分の備忘録的に記録をしていこうと思います。(面倒くさいので「・・・です。」と断定口調で書いていきますが、実際には「・・・とのことです。」とか「・・・のようです。」みたいに読み換えて頂ければと思います)

F値からスタート

S95 は、開放値F2~4.9 です。

「解放」とは、「絞り」を全開(?)にした状態のことで(「絞り」の話は、取りあえずおいておきましょう)、広角側(最も広い範囲を写せる状態)で絞りを解放した時のF値が2.0となります。

「F値」は小さいほど明るく、大きいほど暗くなるとのことなので、開放F値の小さいレンズは明るいレンズという意味で、F2.0 とはかなり明るいレンズのようです。

明るいレンズのメリットとは、レンズのロスが少なくそれだけ多くの光が入ってくるので、明るい映像を得ることができます。

明るい映像を得ることができるとは、シャッタースピードを「速く」することが出来ることを意味します。その結果、写真撮影について回る「手振れ」の可能性を減少させることができるのです。

F値は一般的に、

F1.4・F2.0・F2.8・F4.0・F5.6

といった感じで「1/1.4倍刻み」で増減しますが、これを「一段」と言います。ここで重要なのはF値を「一段」絞ると光の量は半分になり、逆に一段開くと光は倍の量になるという点です。

F2.0とF2.8って、それほど差が無いように思っていたんですが、入ってくる光の量は倍も違ってたんですね。勉強になるなあ!

「F値」と深い関係にある「絞り」とは

「F値」と「絞り」の間には深い関係があるのです。

「F値」と「絞り」とは、なんと同じことを言っていたんです。絞りの「単位」がF値だったというわけです(知らなかった!)。

だから、「解放F値」という言葉があるんですね(開放でないF値もあるということ)。カタログ上に示されているF値の数字は、そのカメラ(レンズ)の能力の最大値を表していて、扱う人が撮影環境に応じて操作して、そのF値を増減させることが可能なのです。

「絞り」を変えることで、レンズを通る光の量が変わるということは、さすがに知っていました。

でも前項で書いた通り、明るい(F値が小さい)レンズの方が、明るい画が撮れるとか様々なメリットがあって、だから価格も高くなるのに、なんでわざわざ光の量を「絞る」必要があるのでしょうか?

一点だけ焦点が合っていて他はボケている写真の秘密は「絞り」にあった?

絞り値を変えると、ピントが合って見える「範囲」が変わります。いわゆる「被写界深度」(ピントの合う前後幅)というやつですね。

絞り値を小さくするほどピントの合って見える範囲は狭くなり(被写界深度が浅くなり)、逆に絞り値を大きくするほどピントの合っている範囲が広くなる(被写界深度が深くなって、ピントの中心の前後にもピントが合っているように見えるようになる)のです。

隅々までピントの合った写真を撮りたければ、ピントは絞った方が(暗くした方が)条件としては有利だということですね。

逆に、S95 であの憧れの「一点だけ焦点が合っていて他はボケている写真」を撮ろうと思ったら、広角側で絞りを解放にして(F2.0)撮影すればいいことになります。

と思いきや、被写界深度が浅くなる(ピントセンターの前後がボケやすい)条件は、他にもありました。「レンズの焦点距離」と「被写体までの距離」の2つです。

レンズの焦点距離は、「長い」方が被写界深度は浅くなるのですが、これは上で書いた「広角側で」とは逆の話で、「望遠側」に行くほど被写界深度が浅くなるということです。

うっ、どうすればいいんだ?

もう一つの被写体までの距離は、「近い」ほど被写界深度が浅くなります。花の背景をボカした写真を撮りたければ、その花に出来るだけ近づけばいいことになります。

これらの条件を総合して考えると、背景がボケた写真を撮るには、「絞りは解放」にして「被写体に出来るだけ近づき」、広角側と望遠側との間でベストな場所を探すということでしょうかねえ。

但し、コンパクトデジカメは焦点距離がそもそも非常に短いので・・・

良く聞く話に、「コンパクトデジカメでデジタル一眼のような背景をボカした写真を撮ることは出来ない」というのがあります。

S95 のようにF値が小さいカメラだったら、被写界深度が浅くなって、デジタル一眼と(解像度は別にしても)同じような写真が撮れると思っていたのですが、無理?

被写界深度を浅くするための条件として重要なのは、レンズから焦点までの距離(焦点距離)を長くすることなのですが、コンパクトデジカメはその名の通りコンパクトにするために、撮像素子が小さかったりレンズが小さかったりで、「焦点距離が非常に短い」のです。

なので、絞りを解放にしようが、被写体に近づこうが、望遠側で写そうが、そもそも「非常に短い」焦点距離を伸ばすことが出来ないんですね。

結果、「ほとんどボカせない」ということになりそうです。雰囲気、ボケてるかなあくらいの写真は撮れそうですが。

次回に続きます。


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