高橋歩 編著 「人生の地図」 -- “覚悟” という言葉に触発され

高橋歩 編著 「人生の地図」のご紹介。

人生の地図ロバート・ハリス著「人生の100 のリスト」を紹介する中で、高橋歩さんのこの本からも引用させて頂いたので、せっかくなので続けてみましょう。

「編著」とあるように、本書は著者自身の言葉もありますが、大半は「あるOLの言葉」や著名人の言葉、マンガの主人公が発した言葉などを、いくつかのキーワードと共に、様々な写真との間に配した形態になっています。

キーワードは7つ。その最初のキーワードは「欲求」なのですが、その始まりの始まりにあるのは、「人生の100 のリスト」の時にも紹介した、「ムーミン」の中の登場人物スナフキンの次の言葉です。

「たいせつなのは、じぶんのしたいことを、じぶんで知ってるってことだよ」

自分が欲しいものは何なのか。それを知ることが何よりも最優先事項ってこと。

自分のルールを持たない人間を、快楽のブタという

様々な “言葉” が紹介されていますが、その本を読んだ時の状況や状態によって、自分の中に響いて来る、あるいは引っ掛かりを感じる言葉は変わって来るのだと思います。

実際、何年か前に読んだ時の感想を記していたのですが、今回読み直してみて自分の中にズンッときた言葉は、前回の時は気にも留めなかった言葉でした。それは、著者自信の言葉で、これ。

他人のルールに縛られる人間を、家畜のブタという。
自分のルールを持たない人間を、快楽のブタという。

これは今の私にとって “痛い” というのが正直な感想。「他人のルール」から逃れたのはいいけれど、「自分のルール」を持っていないから、フワフワフラフラとダメダメな状況。

自分のルール。信念、価値観、あるいは人生観、使命という言葉を使ってもいいかもしれません。

以前ご紹介した日野原重明先生は、その著書「生きるのが楽しくなる15の習慣」の中で、「与えられた命」を「お返しする」という “使命” を実感し、「人は始める事さえ忘れなければ、いつまでも若い」との信念を貫いていくと仰っています。

“ルール” 風に言えば、「人の役に立つ」ような生き方をし、そして「新しいことに挑戦し続ける人生」を生きていくんだと。

自分は何を大切に、どんな生き方をしたいという “思い” があるのか

「自分のルールを持たない人は、道を選べない」と著者は言います。それは、「他人のルール」に沿った道を生きるか、あるいはどこに向かっていいか分からず、彷徨い続ける人生を選ぶしかないということ。

著者は、こうも言ってます。

自分にとって大切な気持ち。
決して忘れたくない気持ち。
それらを言葉にして、携帯しよう。

自分の心の真ん中にある “思い” を、言葉にしてみませんか。もし自分で、それらしい言葉を見つけられないようであれば、誰か偉人の “名言” を借りてくるのも一つの手。

哲学者ジャック・ルソーの名言に、こんなのがあります。

生きるとは呼吸することではない。行動することだ。

行動が伴わない私は、この言葉の前にひれ伏すしかありません。

やれなかった? やらなかった? どっち?

本書の7つのキーワードの一つは「行動」。“行動” に関する名言は、古今東西様々なものがありますが、本書で紹介されている発明王エジソンの言葉はいいなあ。

   もし自分にできることをすべて実行すれば、その結果に文字通りビックリ仰天することだろう。

そうなんですよね。人が何者かに成れないのは、自分がやるべきことをやらないからなんです。それは才能とか能力とかとは関係ない話で、できるのにやらないということ。

中村文昭さんの師匠が言う通りなんです。

俺、おまえにできもせんことやれって言ってないよ。100m9秒台で走れとか、学校ろくすっぽ行っとらんかったおまえに、数学の難しい計算式解けとかって言ったかよ」

ただただ、自分の都合でとるべき行動をとらないだけなんです。やるべきことをやらないだけなんです。それをやることが自分にとって必要であると分かっていても。

相田みつをさんの詩集「にんげんだもの」の中にこんな詩があります。

やれなかった
やらなかった
どっちかな

人は自分自身にさえも嘘や言い訳を言って、「やれなかった」って納得してる積りでいますが、心の奥底ではちゃんと分かってるんです。「やらなかった」ってね。

そうか! 覚悟か!

映画監督・作家の龍村仁さんのこんな言葉が紹介されています。

「常識」や「怖れ」によって自分の行動を制約することを止めた。すると、今までの自分の生活の中にはなかった新しいネットワークが次々と生まれた。

やるべきことをやらないのは、面倒臭いといった側面もあると思いますが、一番大きな壁は「常識」や「怖れ」なのではないでしょうか。

「常識」で考えれば、そんなことやっても無駄。あるいは、こんなことやったら人に笑われるんじゃないだろうかといった「怖れ」。この壁を乗り越えるのは大変。

でも、この壁を越えてみないと、その向こうに何があるのか分かりません。その壁を越えられるのかどうか自体、やってみないと分からないんです。

なんでもやってみなはれ、やらなわからしまへんで。

とは、サントリーの創業者である鳥井信治郎氏の言葉。自分でも重々分かってるんだけど、その「やってみよう」という勇気がなかなか生まれて来ない。

でも、著者曰く、

必要なのは勇気ではなく、覚悟。
決めてしまえば、すべては動き始める。

とのこと。

そうか、覚悟か! 今、この文章を書きながら、自分に欠けているのは、この “覚悟” なんだって、なんか心の奥底で認識したような気がします。

久保帯人 著「BLEACH(ブリーチ)」の紹介の時にも、この “覚悟” という言葉に感じるものがあったのですが、今回続けて出会うことで、違う深さの気付きがあったようです。

この “覚悟” という言葉、大切にしたいな。

イヤ、違うな。大切にすべきは、自分の “覚悟” だな。

俺はどんな覚悟を持ってるんだ?

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