自分に適したサイズのフレームを買い、ポジション出しをする

もう何十年も自転車に乗っていて、乗り換えた自転車の数を数えるのも両手両足の指が必要なくらいなのに、未だに自転車のサイズと共に、どうやって正しいポジションセッティングを出せばいいのか曖昧なままでいます。

何となくボーっとした認識はあるのだけど、それを人に説明しようとすると、そこまでキチンとした知識は無いなって思う。

なので、自分としての確認方々、この辺りの事を整理してみようかと。

自転車の “サイズ” は、シートチューブ長とトップチューブ長に注目

先ずは自転車の “サイズ” から。

一般的に、500mm、520mm、540mmといった、自転車のサイズとしてカタログなどに記されている数値は、シートチューブ長を表しています。

シートチューブ長はいくつかの測定方法がありますが、クランクの回転軸の中心(BB中心軸)からシートチューブ頂点までを計測した『芯-トップ(C-T)』寸法が使われることが多いようです。

このシートチューブ長と共にフレームのサイズ選びでもう一つ注目すべき数値は、トップチューブ長。

少し極端な言い方をすれば、シートチューブ長の方はシートポストでの調整幅がそれなりにあるけど、トップチューブ長はステムでしか調整できないので、フレーム選びの際、こちらの数値の方が重要という意見もあるようです。

自転車セッティング2
上の写真の自転車は、私の持っている自転車の中で唯一ホリゾンタル(トップチューブが地面と平行)のものです。

ホリゾンタルでない自転車(スローピング:トップチューブがサドル側に行くほど斜めに下っている)の場合、トップチューブがヘッドチューブから水平に伸びていると仮定したトップチューブ長(ホリゾンタル換算トップチューブ長)を知る必要があります。

とは言っても、メーカー毎にフレームサイズに適応する身長表示があるでしょうから、基本的には自分の身長をそれに照らし合わせて購入することになります。

ポジション出しは、基本的には以下の4カ所

さて、自分の身長に適合した自転車が手元にきました。今度は、身長以外の自分のサイズに合わせて、自転車の各部を調整していきましょう。

調整箇所は以下の4か所。
  • サドル高
  • サドル後退幅(サドルの先端とクランク軸間距離:サドルの前後位置)
  • ハンドル高(サドル上面を基準にして、そのサドルとハンドル上面との高低差)
  • サドル-ハンドル間距離(要ステム交換)
サドル-ハンドル間距離距離を自分に合わせて調整するには、ステムの交換をする必要があるので、通常はそこまで手が回らないかもしれませんが。

日本人の平均股下高は、[ 身長×0.45 ]で求められる

先ず最初にやることは、自分の股下寸法を測ること。

股下の測り方は、素足で15cm開いて立ち、股に5cm厚くらいの本(電話帳とか)を挟み、それを上方向へグイッと押し付けた状態で、その本の背表紙から地面までの距離を測ります。

足を15cmを開くのは、ペダル間距離に合わせてというのもあり、また床から足が垂直になって正確に測れるからということもあるようです。

因みに、日本人場合、[ 身長×0.45 ]というのが平均股下高になるようです。

平均股下高=身長÷2÷1.1 なる計算式もあるようです⇒これだと、[ 身長×0.455 ]となります。

なので私の場合、身長は168cmですので、計算による股下高は75.6cmとなります。

で、実際に測ってみると、77cmでした。平均より微妙に長い(ちょっと嬉しい)。

計算値はあくまで目安

自分の股下高を基準に、サドル高を計算します。計算式は、[ サドル高×係数 ]となりますが、この係数にはその人のレベルに応じて 0.86~0.89 程度までの幅があるようです。初級者ほど係数が小さくなる(サドル高が低くなる)とのこと。

私の股下高77cmに、いくつかの係数を掛けてみます。

77cm×0.87=67.0cm
77cm×0.88=67.8cm
77cm×0.89=68.5cm

ただ、この数値はあくまでも目安であり、ペダルの種類や靴底の厚さ、乗り方のスタイルなどによって変わってくるので、まずこの値を基準にして、±1cm前後の幅を持たせ、そこから走りやすい高さに調整していくのが良さそうです。

ということで、取り敢えず私の場合は、サドル高を 67cm~69cm の間で調整してみようかと。

また、もっと簡易的にサドル高を決めるには、クランクとシートチューブを一直線にした状態で、普段自転車に乗るときに履く靴を履き、ペダルにかかとを乗せた時、ヒザが伸びきるくらいの高さにするという方法もあります。

こうすると、通常走行時にペダルが最下点に来た時、膝が少し曲がる状態になります。

サドルの前後位置は、クランクを水平にして

ポジション出しのスタート地点であるサドル高が決まったら、それを基準に次はサドル後退幅を決めます。サドルの前後位置のポジション決めです。

走行時のようにサドルに跨り、クランクを水平にセットし、ペダルに足を置きます。このとき、膝のお皿の横(指で押すとくぼむところ)から真下に垂らした糸が、ペダル軸を通るようにサドルを前後に調整します(上の写真の黄色い垂直線)。

ペダルは、足の親指の付け根のふくらんだところで踏みます(ここをペダル軸上に置く)。

そして、このサドルの位置を基準として、乗車スタイル(短距離スプリントなら前へ、長距離ツーリングなら後ろへ、とか)や自分の好みによって±1cm程度の範囲で調整を行います。

少し長くなりましたので、残りの2カ所の調整箇所は次回に持ち越し。

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