サドルとハンドルとの正しい位置関係とは -- 筋肉次第かな?

前回のポジションセッティングの続き。今回は残り2つの調整項目であるハンドル高とサドル-ハンドル間距離を決めていきます。

自転車に乗る時、自転車と身体が接触するのは3点です。お尻と足(足の裏)と手(手のひら)です。ということは、自転車での乗車ポジションとは、ペダル、サドル、ハンドルの位置で決まる、自転車と身体各部の位置関係と言うことができます。

前回と(ほぼ)同じ写真を使います。

自転車セッティング3

前回、クランク軸(BB軸中心)の位置を起点にして、サドルの “高さ” と “前後位置” を調整することで、最も効率よく足の力をペダルに伝えるための、お尻と足の位置関係を決めました。

ハンドル位置や高さは、乗り込むにつれて変化していくことを前提に

下半身のポジションが出たところで、今度は上半身のポジション出しになるわけですが、それが残りの接触点である手の位置(=ハンドルの位置)ということになります。

ところが、手持ちの本であるとかネット等でも色々と調べたのですが、ハンドルのポジションに関して、明確な根拠というか計算式というか、その手のものが見つけられません(というより、私が理解出来ないって言った方がいいかも)。

そんな中でも、自転車雑誌サイクルスポーツのライディングポジションに関する記事は参考になりました。曰く、

ライダーの体格によってほぼ自動的に決まるポジションと、乗り込み具合によって変化するポジションがあること。サドル関連は前者。一方でハンドル位置や高さについては乗り込む前は「近め、高め」に、乗り込むにつれ「遠く、低く」変化していくことを前提に決めていく。

なるほど。乗る人の熟練度によって変化していく(させていく)ので、これが唯一の正解というのはないということですね。

上半身や腕の長さなどの身体的特徴よりも、背筋や腹筋の鍛え具合次第?

それでもいくつか、ハンドル位置に関する記述を見つけました。

一般的にはサドル先端に肘を付けてまっすぐ腕を前方に伸ばし、指先がハンドルバーに届くあたりから、さらに握りこぶし一つ分くらいの範囲と言われている。

これは分かり易いですね。また、こういう表現もありました。

「サドル高-3cm 」を、「シートチューブの延長上にあるサドルの座面」と「ハンドルを握る部分」との距離とする。

こちらは数字の計算なので、より明確ですが、どちらも上半身や腕の長さといったその人の身体的特徴が(あまり)加味されていません。

違うアプローチで、こういうのも見つけました。

上半身と腕の角度を約90度に保ったまま前傾させていき、上半身の角度が地面に対して45度くらいになったときに、腕の先にハンドルがある状態が基本のフォーム。

こちらは、十分に理解できるけど、少し曖昧になってしまいそうです。また、次の表現は更に曖昧ですが、考え方(ハンドル位置の根拠)としては “なるほど” って頷ける気がします。

自転車に乗り腕を支えにせず(手放し状態で)前傾していって、軽く肘を曲げて腕を前に出してこらえられる程度の前傾角度での手の位置にハンドル(ブレーキブラケット)がくる位置。

この「こらえられる程度の前傾角度」というのが、先に紹介した「乗り込み具合によって(状態を支える筋肉の具合によって)」変わってくるということなんだと思います。

前傾した上体を腕で支えるのは間違った乗り方だったんですね

前傾した上体はハンドルを持つ手で支えるのではなく、背筋と腹筋の力で支えるもののようです。手はハンドルに添えているだけの感覚で、腕で支えてはいけないとのこと。

前出のサイクルスポーツの記事には、このように書かれています。

「ハンドル位置」は体格から導かれる「理想」と現在の乗り込み具合で決まる「現実」の2種類があり、ハンドルから手を離しても上体が前に倒れないところが「現実」のハンドル位置。

同じことを言っていますよね。「現実のハンドル位置(現在の筋力に合わせた位置)」とは、「ハンドルから手を離しても上体が前に倒れない」位置であり、「腕を支えにせずに、こらえられる程度の前傾角度」ということになります。

そして、「ハンドルの高さ」は、「サドルからのハンドルの距離に余裕があれば下げ、余裕がなければ上げるといった微調整に使う程度」、とのこと。

エンゾ早川さんの著作から数値を持ってくると

セッティングマニュアルということで、雰囲気としては分かった気になりましたが、もう少し具体的なポジションというか、セッティングの“スタート地点」として何かないかと探したら、ありました。

エンゾ早川著「ロードバイク セッティング マニュアル」という2009年発行の本です。

この中に、股下寸法を基準にした「サドル-ハンドル間距離」と「サドル-ハンドル高低差」(共に上の写真参照)の数値をテーブル状にしたものがありました。

例えば、股下寸法が「78-81cm」の場合、

   サドル-ハンドル間距離=49-52cm、サドル-ハンドル高低差=5-6cm(ロングライド用)

とのこと。これも股下寸法だけから導き出された数値なので、上半身の高さや腕の長さなどの要素は入っていませんが、あくまで基準、あるいはスタート地点として使えばいいかと。

私の場合、股下寸法77cmなので、サドル-ハンドル間距離を48cm、サドル-ハンドル高低差を5cmとしてセッティングしてみることにします。



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