ブライアン・トレー シー著 「カエルを食べてしまえ!」

ブライアン・トレー シー著 「カエルを食べてしまえ!」のご紹介。

題名の元になっているのは、昔から言われているという次の3つの言葉から来ているようです。

カエルを食べてしまえ
「朝一番に生きたカエルを食べれば、その日の最悪事はもう終わったと安心して過ごすことができる」

「もし2匹のカエルを食べなければならないなら、醜いほうから食べよ」

「もし生きたカエルを食べなければならないなら、座り込んでじっと眺めたりしてはいけない」

この「カエル」とは、あなたにとって最も難しく重要な仕事で、いまやらなければどんどん後回しになってしまうことの象徴。

そして、重要な仕事が2つあったら、より難しく大変な方からやってしまえということ。

目指すのはエンドルフィン中毒

難しいことや面倒臭いことが、どうしても後回しになってしまうのは人の世の常。

どうしてもやらなければならないことなら、早くやってしまった方が気持ち的にも余程楽になるのは重々承知していながら、それでも先送りしてしまう。

年を取っても学びませんね。

何かをやり遂げるのは気持ちのいいものです。誇らしい気持ちになることもあるでしょう。たとえそれが大して重要でないことであったとしても、やり終えれば、エネルギーや意気、自尊心が高まります。

ましてやそれが重要なことだったなら、どれだけ気持ちが高揚するかは、言うまでもありません。

それは、物事を成就させることで、脳内にエンドルフィンという物質が放出されるからです。このエンドルフィンが気分を高揚させ、より創造的にし、自信を深めさせてくれます。

言い換えれば、気分が高揚するのは錯覚でもなんでもなく“生理現象” なんですね。そして、このエンドルフィン中毒になってしまえば、後はそれに身を任せるだけで高みへと登ることができるのです。

ただ、“中毒” に至るためには、「難しいことからやり遂げる」という「選択」をし、その選択を繰り返すことで「習慣」にまで昇華する必要があるんですけどね。

本のテーマは、「どんな人生を生きるのか」というもの

「朝一番に難しい仕事を片付けてしまえ」ってのは、ビジネスの話のように思えるかもしれませんが、これって人生も同じこと。まあ、結局のところ、仕事も人生の一部でもあるわけですからね。

この本が説こうとしているのは、どんな人生を生きていくのかということ。別の観点から言えば、有意義な人生を生きるためには、目標を設定して、それを追い求めろということ。

即ち、
  1. 自分の欲しいものを明確にする(目標を立てる)
  2. 欲しいものを手に入れるためにやるべきことをリストアップする(「目標」を「行動」に置き換える)
  3. 行動に優先順位をつけて、重要な順にやっつけてく!(計画を立て、行動する)
シンプルな話ですが、人生の成功への道は、すべてここに凝縮されているのです。

但し、シンプルだから簡単かというと、そんなことは全くなくて、各ステップ共に多くの人にとってかなり難題な筈です。

先ず、自分の欲しいものを明確にする。簡単なようでいて、これが難しい。ベンツが欲しいとか、昇進したいとかといった表面的な欲望なら簡単なんですが(ま、取り敢えずはこれでOKなんですけど)、心の奥底にある「本当に欲しいもの」を見つけるのは、そう簡単な話ではありません。

「人生の100のリスト」のような手段を使って、“表面的なもの” も含めて明らかにしていくのも一つの賢い方法かもしれません。

“今” と “未来” との間に “行動” という橋を架ける

やるべきことをリストアップするというのは、今いる場所と、欲しいものを手に入れた(つまり目標を達成した)未来のいつかとの間に、具体的な道筋をつけることです。

これをやることが、即ち欲しいものを手に入れることに一歩ずつ近づいていく道だという、具体的な “行動” に置き換えていく過程です。「具体的な」とは、直ぐにでも行動を起こせるということ。

これは、「欲しいもの」によってはとても難しい課題かもしれません。

「体重を5kg落としたい」ということなら、毎日これくらいの運動をしてと、割と簡単かもしれません。でもこれが、「尊敬される人になる」みたいなことだったらどうでしょうか。

尊敬される人になるためには、何をすればいいんでしょう? なんか、分かりませんよね。

そんな時は、“どんなことで” 尊敬されたいのか、“誰から” 尊敬されたいのか、“どんな時に” 尊敬されたいのかといった感じで、大きく曖昧な塊を、小さく具体的な事柄に噛み砕いていくと見えて来るものがあるかもしれません。

「私の欲しいもの」が原点であり、また土台でもあるんです

さて、やるべき行動が明確になったら、あとはひたすら行動するのみ。

残念ながら、ここでまた大きな壁が立ちはだかります。行動を起こすことの難しさは、アレクサンダー・ロックハートの著作 「自分を磨く方法」で言及した通り。

“壁” に出会ったら、もう一度「自分が手に入れたいもの」に戻ってみましょう。その「手に入れたいもの」を、どれくらいの強さで欲しいと思っていますか。

その “思い” が “壁” を乗り越えられるくらい強くなければ、あなたはその壁の前で佇むしかありません。思いが弱ければ、「座り込んでじっと眺めている」状態に陥ることでしょう。

あなたの欲しいものは何ですか? そしてそれは、どれくらい欲しいのですか? 結局、ここに戻ってくるんです。ここが全てのスタート地点であり、ことある度に帰ってくるべき場所なんです。

次のドラム缶まで辿り着かなければ、更にその先にあるドラム缶は見えません

著者の、500マイルにわたって、水も食べ物も草もない、見渡す限り黄土のサハラ砂漠を横断した時の挿話は印象に残っています。

茫漠とした砂漠で唯一の目印となるのが、かつてフランス人が道標として設置した黒いドラム缶。これが5キロごとに砂漠の果てまで続いています。

1つを通り過ぎると、もう1つが5キロ先に見えてきます。

このドラム缶とは、「やるべきことリスト」の中にある一つずつの項目です。砂漠の中で、次のドラム缶を目指して一つずつたどっていくように、やるべきことを一つずつ片づけていくんです。

次のドラム缶まで辿り着けば、更にその先のドラム缶が見えると信じることが大事なんでしょう。



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