CrystalCPUID と Core Temp の画面を眺めていると

ノートPC 用の自作冷却装置(パソコン台と扇風機)で、なんとか CPU の温度を下げようと苦労している最中ですが、「Windows 7 を最適化して、パフォーマンスを向上させる」を参考に、いろいろと試してみたいと思います。

クロックアップという話はよく聞くけど、クロックダウンという手法もあったのね

でも、「パフォーマンスを向上させる」ってのは、言ってみれば “モッサリ” としているのを “キビキビ” と動くようにするということなので、微妙に意味合いが違うかなー。

目指しているのは、キビキビと動き過ぎている(CPU を酷使し過ぎてる)のを、少しモッサリとしてもいいから CPU に余裕を持って(怠けて)働いてもらいたいということ。

そんなイメージを抱えてネットを検索していたら、「Close to the Wall」の「CPU温度を劇的に下げる方法」というページを見つけました。

この記事の中で、「CPUクーラーまわりにつまったホコリを取り去る」というのと、「CrystalCPUID で、クロック倍率、電圧を下げる」という2つの試みをしていますが、特に後者の「クロック倍率、電圧を下げる」というのが “劇的” な効果があったと記載されています。

曰く、「電圧を0.2V下げて、クロック倍率も9倍から6倍に下げることで、高負荷時の上限温度を20度下げることが出来た」とのこと。

CrystalCPUID で「クロック倍率」を調べてみる

試しに、Crystal Dew World から、この CrystalCPUID をダウンロードし、起動してみると、こんな画面が出てきました。

CrystalCPUID
これによると、VGN-Z90S のプロセッサ T9600 は、システムクロック(ベースクロック) 266MHz を、クロック倍率10.5倍で 2.8GHz としているようです。

それぞれの数値の上に「Current」と「Original」という表記がありますが、現在(リアルタイム)の状態と、元々の設定(オリジナル)とを表しています。 CrystalCPUID の「編集」から「リフレッシュ」することで、“更新” することができます。

「駆動電圧」の方は、Core Temp で “リアルタイム” の数値が見れる

core temp 画面もう一つの要素である電圧の方ですが、これは Core Temp で確認することができます。

これは VID という項目で、現在は「0.9000V」という数値が入っています。

この数値は、CPUにかかる負荷によってリアルタイムに変化していきます。

負荷を上げて観察していたら、最大で「1.1750V」まで上がりました(もっと上がるのかもしれません)。

VID とは、「CPUが動作するのに必要な電圧」とのことで、Intel にて T9600 について調べてみると、「VID 電圧範囲」は、1.05V-1.2125V との表記があります。

でも、これだと 0.9000V って、設定電圧範囲を下回ってるんですけど。

因みに、Core Temp で表示される「周波数」表示もリアルタイムで変わっていきます。現在は(133.00×7.5)となっているので、266MHz×10.5 よりもだいぶ余裕があり、それが「負荷」のパーセンテージに反映されているのでしょう。

Multiplier Management 機能と、元からある SpeedStep 機能は競合する

この2つの要素のリアルタイムでの増減は、負荷に応じて CPU の「クロック倍率」と「駆動電圧」を動的に変化させる SpeedStep という機能によるもののようです。

ところで、CrystalCPUID にある Multiplier Management 機能とは、「CPU 使用率に応じて、動的にクロック倍率等を変化させる」機能であり、SpeedStep 機能と同じことなんですよね。

ということは、この2つが競合してしまうと、CrystalCPUID の Multiplier Management 機能がうまく働かない状態になるようです。

これは、「CPU温度を劇的に下げる方法」の中でも触れられていますが、電源オプションで「電源設定」を「最小の電源管理」としていると、この SpeedStep 機能が有効になってしまうので、電源オプションは「常にオン」にする必要があるとのこと。

ただ、私の PC の電源オプションには、「最小の電源管理」も「常にオン」もありません。さて、さて?

ということで、この電源オプションを色々といじっている内に、興味深いことに気がつきましたが、話がややこしくなってしまいそうなので、これは後回しに。

SpeedStep 機能の件は取り敢えず脇に置いておいて、CrystalCPUID で CPU の「クロック倍率」と「駆動電圧」を変更する方法を述べておきましょう。

駆動電圧は、無暗にいじらない方が良さそう

「ファイル」の「Multiplier Management の設定」をクリックすると、下記のような画面が出ます。

CrystalCPUID セッティング
[Multiplier] でクロック倍率の調整、[Voltage(VID)] で駆動電圧の調整を行います。

[Voltage(VID)] の方はグレーアウトされていますが、下の [Enable Voltage] をクリックすれば調整可能になります。ただ、駆動電圧は「無暗にいじらない方がいいよ!」ってことなんでしょう。

実際、電圧を下げると、いきなりブルースクリーンになったり、落ちたりと不安定になる可能性があるようです。また逆に電圧を上げると、当然発熱が凄くなり、その結果、CPU が故障といった状況を招いてしまうことになりかねません。

ここは慎重にならざるを得ませんね。

ただ、ここで一つ疑問なのは、[Voltage(VID)] の欄に入っている 1.362V という数値。左側の [Multiplier] の 10.5x という数値から判断するに、この 1.362V も PC の現況を反映していると思うのですが、これだと先の「VID 電圧範囲」の 1.05V-1.2125V を超えてしまっています。

疑問は疑問として残りますが、実はこのクロック倍率と駆動電圧の数値って、電源オプションの設定を反映しているようなんです。上で「興味深いこと」と言ったのはこのことで、ここでは取り敢えず、この2つの数値を “直接” いじるという作業は中断して、電源オプションによる変化を見てみましょう。

ということで、続きは次回

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