「電源オプション」の調整で、クロック倍率も電圧も自由自在に

前回の色んな試みで、コントロールパネルから「電源オプション」を「省電力」にすると、CPU の負荷は上がるけど、温度の上昇はかなり抑えられることが分かりました。

ただ、「省電力」に設定していると、微妙に不安定(スリープから復帰すると真っ白な画面になってるとか)なのと、文章の入力時に変換がモッサリしていたりと、ちょっと不便。

前回の試みで、この PC のクロック倍率の Max は 10.5倍ということが分かりました。これが「省電力」にすると、6倍に設定されるわけです(合わせて電圧も下げられます)。ということは、「省電力」の時の状態は、フル稼働時の 60%くらいになりそうです。

そこで今回は、60~100%の間で最適点を探してみたいと思います。

「省電力」と「高パフォーマンス」との中間の「電源プラン」を作成する

前回、電源オプションの選択肢は、“取り敢えず” 「バランス」、「省電力」、そして「高パフォーマンス」の3つの選択肢があると紹介しましたが、更に「電源プランの作成」というのがあります。

これで 60~100%の間の電源プランを作ってみます。

「電源プランの作成」をクリックすると、ベースになるプランを「バランス」「省電力」「高パフォーマンス」から選びます。今回は「省電力」をベースにしてみます。

電源オプションの作成1
プラン名を「80%の省電力」と入れて、次へ。

ここは、適当にお好みに合わせて「作成」します。

電源オプションの作成2
これで、「80%の省電力」という新しい「電源プラン」が出来あがりました。

新しい電源プランが出来たら、一旦「電源プランの選択」に戻って

「電源プランの選択」に戻ると、いま作成した「80%の省電力」というのがありますので、これの横にある「プラン設定の変更」をクリックします。

電源オプションの作成3

すると、「電源プランの作成」の時に現れたのと同じようなウィンドウが出てきますが、下の方に「詳細な電源設定の変更」という新しい項目があります。

電源オプションの作成4
因みに、作成したプランが不要になったら、「このプランを削除」で削除すればいいのですが、その削除しようとするプランがアクティブ(今現在の設定)の場合、これは現れてきません。

「詳細な電源設定の変更」にて、「プロセッサの電源管理」の数値を調整する

「詳細な電源設定の変更」をクリックすると、「電源オプション」というウィンドウが出ます。この中には様々な設定項目がありますが、ここで注目すべきは「プロセッサの電源管理」という項目。

電源オプションの作成5
「プロセッサの電源管理」を開き、「最大プロセッサの状態」をバッテリ駆動、電源接続時共に(100%になっている筈なので)80%に設定し、「適用」、そして「OK」として設定の完了です。

さて、「80%の省電力」の状態で、CrystalCPUID の「Multiplier Management の設定」を開いて確認してみると、下のような状態でした。

電源オプションの作成6
これって、「省電力」の時の状態と同じなんです。前回のを見てもらえば分かりますが、[Multiplier](クロック倍率)も[Voltage](電圧)も同じ数値が入っています。

ていうことは、「省電力」をベースにして新しい電源プランを作成しても、クロック倍率も電圧も “持ち上げる” ことは出来ないようです。

今度は、「バランス」をベースにもう一度「電源プランの作成」を行う

それならと、もう一度「電源プランの作成」に戻り、今度は「バランス」をベースに作ってみました。「省電力」ベースの時と同じ工程を経て作った、新たな「80%の省電力」で再確認してみると。

電源オプションの作成7
今度は想定通り、[Multiplier] が 8.0x と、想定通りクロック倍率の Max である 10.5x の大体 80%となっています。

[Voltage] の方も、「省電力」の時の 1.113V と、「高パフォーマンス」の時の 1.288V との丁度中間くらいである 1.200V となっています。

前回と同じく、「電力オプション:80%の省電力」の時のプロセッサの状態を、Core Temp で確認してみましょう。

「電源オプション:80%の省電力」でアイドル状態

80%省電力(アイドル)「80%の省電力」設定でアイドルの時のプロセッサの状態です。

周波数は(133.00×6.5)、VID は0.900V と、CrystalCPUID で確認した (266.00×8.0) と 1.200V に対してはまだ余裕がある状態です。

「省電力」でも「バランス」でも、アイドルの時は同じような数値でした。

ただ、負荷は「省電力」の時の 12~13%に対して、6~7%と半分くらいの数値になっています。

負荷は違っても、温度は「省電力」と同様、「80%の省電力」でも 60℃台前半といい感じです。

「電源オプション:80%の省電力」で負荷をかけた状態

80%省電力(負荷)「80%の省電力」のまま、前回と同じような負荷をかけてみました。

周波数は(265.9×6.0)、VID は 1.0875V と跳ね上がっていますが、これでも CrystalCPUID で確認した数値には余裕があります。

負荷は 50%前後と、それなりに高くなっていますが、その割には温度の上昇は 78℃と押さえられており、悪くありません。

取り合えず、この「80%の省電力」で少し使ってみようかと思います。

その状況次第では、「70%の省電力」とか、「90%の省電力」といった設定も試してみる必要があるかもしれませんが、その話はまた後日。


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