高橋歩 著 「HEAVEN'S DOOR」 -- 自分には無理? 本当?

8月の終り、桜木町の近くで開催されたセミナーに久しぶりに参加してきました。

内容は、「成功」したくはないですか。「夢」を手に入れたくはないですか。そのためにはどうすればいいと思いますか、といったお話。

「成功」するために必要なのは、能力でも、学力でも、環境でもなくて、唯一つ。それは、「成功する」という “考え方” を持つだけなんだと。

成功する人と、成功できない人の違いは、この一点だけだそうです。要は、考え方の違いだけなんだというお話でした。

既に成功されている何人かの方が登壇され、自分のやり方や体験を話されていましたが、その話を聞いている内に、この本のことを思い出しました。

高橋歩 著 「HEAVEN'S DOOR」という本です。手元の本の奥付をみると、2001年初版発行とのことなので、10年以上前の本なのですが、結構印象に残っていました。

いつも心のどこかで「僕」には無理だって、諦め続けてきた

heaven's door表紙には酒場の写真が入っています。

1994年に、4人の貧乏学生たちが始めた、小さなカクテルパー「ROCKWELL'S」です。

4人の内の一人が、著者の高橋歩さんで、本書の第一章はこの「ROCKWELL'S」という夢をどうやって実現させたかというお話。

自分の事を「すべてが人なみだった」って言う著者。

人並みに勉強も出来たし、人並みに趣味もあったし、人並みに友達もいたんだと。

だけど、他人より優れた『スペシャル』なものは何もなかった。心から真剣になったり、本気になって打ち込むものがなかったし、血の滲むような努力をしたこともなかった。

「素敵な夢を追って、熱く生きてみたいのになあ」と思いながらも、なんとなく過ぎていく平凡な毎日に、流されてしまう「僕」だった。

「僕」には子供の頃からいくつも夢があったはずなのに、いつも心のどこかで「僕」には無理だ。そんなに才能もないしと思って、あきらめ続けてきた。

自分の人生に対して、同じような思いや感想を持つ人はたくさんいるのではないでしょうか。

「夢」なんか持ったとしても、自分には無理だから、「夢」なんか持つのは止めよう。

私自身の中にも根強く残っています。そんな気持ちが、「100のリスト」を作成したいという思いになり、また同時に、「100のリスト」への着手を遅らせた根本原因な訳です。

自分の店を持ちたい!

著者が、「自分の店を持ちたい!」という夢を見た時、最初に考えたのはいつもの「オレには無理だ」という思いでした。だって、「自分の店を出す」ということは、「何千万円もかかる」し、「経営のノウハウも必要」なので、「いくらなんでもオレには無理だ」ってことです。

そして、思います。

「夢は逃げない、逃げるのはいつも自分なんだ!」

でも、今回は違う。「僕」は逃げない。夢を追いかけるんだ。

でも、現実は世間の事をろくに知らない学生です。物件を探しに不動産屋に行けば、

「お店を始めたいんですけど・・・・・一番安いところでいくらぐらいですか?」
「場所はどちらで?」
「まだ決めてません」
「保証人はいらっしゃるんですよね?」
「いません」
「失礼ですけど、資金はあるんですか?」
「これからなんですけど・・・・・」
「申し訳ないんですけど、ちょっとお話になりませんね。またいらしてください」
「ハ、ハイ。失礼します」(マイッタナー、こりゃ)

やっぱり、先ずはお金が必要だよなと、意気込んで銀行の融資課にも行っても、

「すいません、融資についてお伺いしたいんですけど・・・・・」
「ハイ。どのような種類の融資でしょうか?」
「いやー、よく分からないんですけど。お店を出したいと思ってるんです。そういう融資ってありますか?」
「担保などはございますか?」
「ありません」
「失礼ですが、あなた本人がお始めになるんですか?」
「ハイ。友達と一緒に」
「失礼ですが、お年はいくつですか?」
「二十才です」
「すいませんが、こちらでは25才以下の方への融資は行っておりませんので。申し訳ありません」
「ハ、ハイ。こちらこそ、すいません」(ガチョーン、やべー・・・)

そんな中、アルバイト先の BAR が、経営不振のため来月で閉店することに。交渉すると、600万円あれば何とかお店を借り受けることだ出来そうだという話になります。

でも・・・・・。

常識に流されて生きる方が楽ですが

「二十歳の貧乏学生に600万円は、あまりにも非現実的すぎる」ってのが “常識” でしょう。

ここで諦めるのは簡単です。『あきらめるための言い訳』も “常識” に照らし合わせて考えれば正当なものでしょう。自分を納得させるのも難しくなさそうです。

でも・・・・・。

ここであきらめたら、何にも変わらない

そして彼らは翌日から、ありとあらゆる老若男女に「お店を始めたいんです。お金貸してください」と、頭を下げてまわり始めます。

中学・高校の卒業アルバムを開き、片っ端から電話をかけまくりました。小学校時代の友達にまで電話して、「お金貸してくれない?」って。

その辛さは想像に難くありません。知人からお金を借りるということは、借りる方も貸す方も嫌なものです。当然のごとく、大半は冷たいリアクションを受け取ることになります。

でも、彼らには他の方法がありませんでした。プライドもへったくれもなくギリギリの精神状態の中で、店を成功させて楽しそうにしている自分達を思い浮かべながら、頭を下げ続けました。

そして、「夢」が現実のものとなります。小さなカクテルパー「ROCKWELL'S」の誕生です。

あなたの「人生の選択肢」は無限にある

冒頭に触れたセミナーでも同じような話がありました。どんな「夢」であれ、それを実現するには、「古い友人や知人に、お金を貸して下さいと頭を下げて回る」のと似たような行為が必要なんだと。

「夢」によって、その内容は変わってくるでしょう。でも、その辛さは同じようなものです。辛さとは、自分の中に湧き出して来る “負の感情” です。いわゆる、心の中の “壁” です。

この壁を乗り越えない限り、私たちの「夢」が現実となることはありません。

著者は、こんな風に言っています。

僕らには、あらゆる全ての選択肢が与えられている。
「人生の選択肢」は、無限にあるんだもん。

無限にある「人生の選択肢」の中からどれを選ぶかは自分です。「自分には無理だ」って選択をするのか、「自分には夢を実現することができる」って選択をするのか。

これが、「考え方の違い」です。

「考え方の違い」とは、単純に “選択” の違いです。出来る・出来ないではなく、感情の問題でもなく、自分にはどんな「考え方」が相応しいのかという “選択” の問題なんです。

そして、考え方の違いは、当然のことながらその後の「行動」に影響を与えます。

「無理」だと考えれば今まで通りの行動をする(あるいは何もしない)し、「出来る」って考えれば、そこに向かっての一歩が踏み出される筈です。

冒頭に書いた通り、「成功する人と、成功できない人の違いは、考え方の違いだけ」なんだということがよく分かりますよね。

多くの人は(私もその一人だけど)、世間の “常識” や、周りにいるあなたの人生に何の責任も持ってくれない他人の “意見” を尊重して、「自分には無理だ」、「夢なんか実現出来るわけがない」っていう考え方を選び、そして何の行動も起こさずに年を取っていき、そして人生を終えるのです。

さて、あなたはどんな “選択” をしますか。



関連記事
コメント:












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
トラックバック URL:

http://55life555.blog.fc2.com/tb.php/659-865cc8c7

<< topページへこのページの先頭へ >>