サドルとハンドルのベストポジションって、体が知ってるのかも

自転車の乗車ポジションを本やネットの情報を元にセッティングした際、最後まで曖昧なままだったのが「サドル - ハンドル間距離」でした。

サドルハンドル間距離

サドルとハンドルとの位置関係を表している記述もいくつか見つけました。例えば、

一般的にはサドル先端に肘を付けてまっすぐ腕を前方に伸ばし、指先がハンドルバーに届くあたりから、さらに握りこぶし一つ分くらいの範囲と言われている。

あるいは、

「サドル高-3cm 」を、「シートチューブの延長上にあるサドルの座面」と「ハンドルを握る部分」との距離とする。

といったもので、なんか微妙に曖昧なんですよね。

最終的には、エンゾ早川著「ロードバイク セッティング マニュアル」に記載されている数値を参考にさせて頂きました(これに合わせた訳ではなく、寸法の確認に使わせて貰っただけですが)。

ただ、これもサドルの先端からハンドルバーのセンターまでの寸法なので、ドロップハンドルの形状とか、ブラケット(ブレーキレバー)の取り付け位置の違いによる誤差はどうするんだろって疑問が残っていました。

更に言えば、ブルホーンバーハンドルの時はどうするのか、とか。

「96%」は、たまたま一つの “解” (人によって異なる)

ところが「サドル - ハンドル間距離」を導き出してくれる明快な “解” を見つけました。シルベストサイクルさんの「これはエエよォ」 Blog の記事です。曰く、

フーデットラバーの手のひらが当たる部分(上ハンを握った時に親指と人差し指のY字部が当る所)からサドル先端までの距離(SB寸法と命名)は、サドル高の「96%」になる。

私はこの文章を読んで、「両側ブラケットの “センター” からサドル先端」と勝手に解釈していましたが、大元のページを拝見したら、両側のセンターではなく “実寸法” (斜めに測定)でした。

以前からハンドルを近く感じていたアンカーを検証

ということで、先ずは三男のアンカーを測定。

アンカーSB

640mmでした。三男の股下高に合わせたこのアンカーのサドル高は 695mm。その「96%」というと 667mm となり、この計算値よりも 27mm も近い状態にありました。

ただ、この「96%」という数値は、自分の身体的特徴や年齢などから導き出したいくつかの係数を掛け合わせた結果としての数値とのことですので、この Blog の筆者の場合は、その計算結果が「96%」ということであり、人によって変わってくる訳です。

係数の要素となるのは、次の5つのとのこと。
  1. 脚の長さの身長に対する比率 -- [サドル高÷身長]の値によって基本係数を決定
  2. 手の長さ -- 両手を広げた長さが、身長に比べてどれくらい長いのか、短いのか
  3. 経験や習熟度、柔軟性 -- 経験値や柔軟性を自己申告
  4. 年齢 -- 40歳を境に、どれくらい上か下か
  5. その自転車の用途 -- ゆったり走るのか、レース志向なのか
三男に合わせて係数を算出してみましょう。
  1. サドル高÷身長=695÷1720=0.40 → 0.96
  2. 両手を広げた長さ-身長=1cm → 1.0
  3. 経験値 → 0.99 (初心者に近いけど若さでカバー?)
  4. 年齢 → 1.02 (まだ高校生)
  5. 自転車の用途 → 0.98 (普段は学校の往復くらいかな)
これで計算してみると、係数は 0.95 となります。この数値をサドル高(695mm)にかけると 660mm。現状の実測値 640mm より 20mm 長め。

もう少し初心者寄りに考えると 650mm 前後になりそうな感じかな。まあ、現状でも悪くないでしょう。実際、私が乗ってもハンドルを近く感じるけど、ゆったり走るには非常に乗り易いです。

ブルホーンハンドルの場合は

次に、私の愛用者であるセンチュリオンを測ってみます。こちらはブルホーンバーハンドル。

ブルホーンSB
こちらの測定値は 670mm。この自転車のサドル高は 680mm の設定となっています。

さて、掛け合わせる係数を求めてみましょう。
  1. サドル高÷身長=0.40 → 0.96
  2. 両手を広げた長さ-身長=2cm → 1.01
  3. 経験値 → 1.0 (熟練はしてないけど、年月だけは十分に長い)
  4. 年齢 → 0.98 (残念ながら40歳を大きくオーバー)
  5. 自転車の用途 → 1.0 (まあ、その時々なので平均的なところで)
これらの係数を掛け合わせた数値は 0.95 となり、私の場合はサドル高の「95%」が理想的ということの様です。680mm の「95%」は 646mm。現在の実測値より 20mm 以上手前ってこと。

ただ実際にこのブルホーンで乗車していると、自然と(感覚的にですが)20~30mm程度手前側を握っていることが多いので、体が理想的な握り位置を感知しているのかもしれません。

現実問題として、理想値に自転車を合わせようとすると、突き出しの短いブルホーンに換えるとか、ステムの長さを短くする必要があります。

あまり出費もしたくないので、取り敢えずはこれで良しとしておきましょう。



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