「Pollyanna」 -- 何にでも喜びを見つけるゲーム

以前、Kindle 版(テキスト)と Audible 版(朗読)を一緒に購入すると、その価格が極端に安くなる本が色々とあるよって記事を書きました(Audible のメンバーシップが必要ですが)。

特に “古典”はお得で、Kindle 版が無料で、Audible 版は $0.99 です。(多分、ここにある本は全て、知的財産権が消滅しているパブリックドメイン本なんだと思います)。

Pollyanna の読み方って、「ポリアンナ」? それとも「パレアナ」?

ポリアンナkindleその中から一冊、「Pollyanna」を購入してみました。

いい年したおっさんが読む本でないことは重々承知していますが、まあ “お試し” としてはいいかなってことで。

表紙の下の方に「A PUBLIC DOMAIN BOOK」という表示がありますね。

昔、「ハウス世界名作劇場」で、『愛少女ポリアンナ物語』という題名で放送されていたようですね。

因みに、「Pollyanna」の読み方(発音)ですが、私は何の疑いもなく「ポリアンナ」って思っていましたが、「パレアナ」という読み方の方が有力なのかな?

Audible 版ででは、「ポリアナ」(“ア” と “ナ” の間に小さな “ン” が入ってる感じ)って聞こえるんですが、どうなんでしょうか。

もう一つ因みに。この Pollyanna には、2人の既に亡くなっているお姉さんがいました。この2人のお姉さんは、Polly と Anna という名前だったので、3人目の女の子に2人の名前を合わせて命名したんです(Pollyanna を引き取ることになる叔母さんの名前も Polly です)。

叔母さんが Pollyanna を引き取ったのは「責任と義務」からだけ

母を幼くして失くし、牧師であった父もまた死に、11歳で孤児になってしまった Pollyanna は、一度も会ったことの無い母方の叔母 Polly に引き取られることに。

牧師との結婚を反対していた実家とは絶縁状態だったこともあり、叔母 Polly は Pollyanna を「責任と義務」だけから “仕方無く” 引き取ることになったわけです。

それまで一人で暮らしていた叔母 Polly は、厳しく、そして冷たい人として描かれています。そんな Polly が Pollyanna に与えた部屋は屋根裏部屋。その冷たい仕打ちに涙する Pollyanna。

こんな感じでストーリーは展開していきます。

町全体を変えていった “ゲーム”

全体を通してストーリの骨子になっているのは、Pollyanna の父が教えてくれた「何にでも喜びを見つける」という “ゲーム” です。原文では、こう書かれています。

The game was to just find something about everything to be glad about ━ no matter what it was.

どんなに悲観的な状況であったとしても、必ず何かしら “良い” 側面はある。悪い状況を悲しむのではなく、良い点を探そう、というゲームです。

この Pollyanna、まあよくしゃべるんだ。そのおしゃべりと無邪気で明るい性格と、そしてこの “ゲーム” で、周りの人たちに徐々に、そして大きな変化をもたらしていきます。

病気で寝込んでいるせいでいつも機嫌が悪く、何もかもが気に入らず、文句ばかり言っている女性。町一番の金持ちだけど、一人ぼっちで気難しい老人。

Pollyanna と接触するすべての人たちが、少しずつ少しずつ変わっていくのです。

個人的にですが、プロの朗読は “違う” ってつくづく感じます

ポリアンナいやー、おっさんが読んでも(聴いても)本当に面白かったです。

このプロフェッショナルによる6時間近い朗読本が、僅か100円で買えるんです。

最初にも書きましたが、本自体はパブリックドメインなので、Project Gutenberg で無料で手に入れることができますし、また、LibriVox で「朗読」も手に入れることができます。

ただ、(個人的にですが)プロの朗読は “違う” って感じます。聴いていて惹き込まれていくというか、その世界に没頭できるんです。

この「Pollyanna」もそうですが、テキスト本と朗読本の両方を読んで(聴いて)みると、どうかすると朗読本の方が状況をより理解出来るというような場面が少なくありません。

テキスト本は自分のペースで、自分が納得するまで読み返したり、単語の意味を辞書で調べたりできます。

一方、朗読本の方は分かろうが分かるまいがお構いなしに、どんどん先へ先へと進んでいきます。

間違いなくテキスト本の方が “理解” している量は多いと思います。朗読本で聴き取れないところは(自慢じゃないけど)たくさんあります。

それでも、朗読のトーンの変化で、状況がより深く理解ができたり、登場人物の感情を明快に分かったりするんです。まあ、それこそが “プロ” の力量なんでしょうけど。

「ポリアンナ症候群」なんて言葉があったんですね

別の話ですが、今回この記事を書くに当り、ネットで調べていたら、「ポリアンナ症候群」をいう言葉があることを知りました。
  • 直面した問題の中に含まれる(微細な)良い部分だけを見て自己満足し、問題の解決にいたらないこと
  • 常に現状より悪い状況を想定して、そうなっていないことに満足し、上を見ようとしないこと
と説明されています。なるほどって思いながら、ちょっと笑ってしまいました。それこそ、何事にも「いい面と悪い面」があるんだなって(ポジティブ思考もいい面だけじゃなかったんだ、って)。

話は戻りますが、これに味を占めて他の古典にも手を出してみることに。取り敢えず、「The Memoirs of Sherlock Holmes」(シャーロック・ホームズシリーズ)、「Treasure Island」(「宝島」)、Anne's House of Dreams(「赤毛のアン」シリーズ)といった本です。

「Dorothy and the Wizard in Oz」(「オズの魔法使い」)とか、「The Time Machine」(「タイムマシン」)、「The Works of Edgar Allan Poe」(エドガー・アラン・ポー作品集)辺りも、改めて読み返してみたいなって。


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