「赤毛のアン」に笑わされ、泣かされ、そして癒されて

台風一過のみなとみらいを歩き回った様子を、ひる編よる編に分けて写真で紹介しましたが、約8時間の間、ずーっと聴いていたのはモンゴメリの「Anne of Green Gables」(赤毛のアン)でした。

「赤毛のアン」シリーズって、アン52歳の時まで続いていたんですね!

Kindle と Audible の「$0.99 Classics」は素晴らしくお得だよって話は何度か紹介しましたが、前回の「Pollyanna」に続いて、今回は「Anne's House of Dreams」を読んでみようかと。

アン合本そんなこんなで Kindle Book のページを徘徊していたら、「Anne: The Green Gables Collection」なる本を見つけました。

モンゴメリの「赤毛のアン」シリーズ(+関連本)12冊が入ってわずか $1 。

シリーズ自体は、「赤毛のアン」(11-16歳)から始まって、
「アンの青春」(16-18歳)
「アンの愛情」(18-22歳)
「アンの夢の家」(25-27歳)
「虹の谷のアン」(41歳)
「アンの娘リラ」(48-52歳)

と続いていきます。

後日(十数年後)、この間を埋める形で「アンの幸福」(22-25歳)、「炉辺荘のアン」(34-40歳)の2作が加えられていますが、著作権の関係(まだパブリックドメインになってない?)で未収録です。

先ずはシリーズ第一作の「赤毛のアン」を朗読で

ということで、できるなら「$0.99 Classics」に含まれている「アンの夢の家」の前に、順番通りに聴いてみたいなと思ったわけです。

赤毛のアンで、見つけたのが冒頭に紹介した「Anne of Green Gables」(「赤毛のアン」シリーズ第1作)です。

「$0.99 Classics」ではありませんが、メンバープライスで $0.97 とお買い得。

残念ながら、朗読本になっているのは、この本と「$0.99 Classics」に含まれている「Anne's House of Dreams」(アンの夢の家)の2冊だけの様で、少し残念です。

で、この「赤毛のアン」を聴きながら、みなとみらいを散策していたという話に戻るのですが、いやいや、面白過ぎて困ってしまいました。

「Pollyanna」の時も「いい年したおっさんが読む本なのか」って思いましたが、この「赤毛のアン」も同様ですよね。でも、「Pollyanna」の時とこれまた同じく、本当に楽しめました。

アンって、こんなにお喋りだったのね

想像力豊かで本当にお喋り(アンのお喋りが物語の8割くらい占めているような気がする)な11歳のアンが、孤児院からカナダのプリンス・エドワード島に養子として来るところから物語は始まります。

アンを養子にしたのはカスバート兄妹。妹のマリラは、頑固者であまり笑わず、非常に厳格な性格。兄のマシューは、非常に内気な性格で、女性恐怖症の優しい60歳(アンが来た時)。

アンは、美しくてロマンチックなものが大好きで、アンという名前がロマンチックじゃないと思っているので、自分はコーデリア・フィッツジェラルドという名前だと思おうとしているような女の子。

この3人の一家を中心とした様々な出来事が、自然豊かなプリンス・エドワード島を舞台に繰り広げられていくのです。というかアンが引き起こす “失敗” の数々が物語の中心かな。

まあ、失敗自体は “ベタ” なんですが、これが笑えるんです。みなとみらいを散策しながら困ったというのは、歩きながらついニヤニヤと笑ってしまう自分に困った訳です。

いい年したおやじが、ニヤニヤ笑いながら歩いていたら、どうかしたら変質者でしょ!

でも、ついつい笑ってしまうんです。時には、目に涙が滲むこともあったりで、物語を堪能していたのは間違いないのですが、あまり人には見せられない姿なわけです(それなのに衆人監視の中って)。

聴いていて、なんか心救われている自分がいました

どこまでも天真爛漫で、お喋りなアン。孤児なのに暗いところなんて全くなく、ロマンチックで、頑固で、いつもいつも野望を抱いているアンに、なんか心救われるような気になります。

そもそもマリラが養子を取ろうとしたのは、マシューの手伝いになるように男の子が欲しかったのに、間違いで女の子が来てしまったんです。

厳格な性格もあって、なかなかアンに愛情表現を出来ないマリラ。アンの存在がマリラの中でどんどん大きくなり、自分でもそれが分かっていても、やっぱり言葉にして出せないんです。

11歳の女の子から、14歳、15歳と美しく成長し、そして(少しだけ)寡黙になっていくアンを見ながら、その成長を寂しく思うマリラ。

マリラには(他の誰にも)ほとんど口答え出来ないマシューは、言葉少ない(ほとんど言葉を発する場面が無い)ながらも、最初からアンに愛情を注いでいきます。

アンのお喋りの “合間” にちょこっとある、この辺りの心の交流がジーンとくるんです。

慌ただしくストレスの多い都会生活の中、一服の清涼剤として如何でしょうか

「Pollyanna」とか「赤毛のアン」とかを読みなが(聴きながら)つくづく思うのは、既成概念にとらわれてはいけないなってこと。

そもそも、モンゴメリが「赤毛のアン」を書いた時に “児童文学” なんて考えはなかったようで、その後に世間がそういうカテゴリに押し込んだだけのようです。

児童文学だから、女子供向けだからなんて固定観念だけで見ていると、(本に限らず)いろんなことを見落としてしまいかねないなって。

少なくとも「赤毛のアン」に関しては、年齢性別に関係なく、十分に鑑賞に堪えると思います。たまには、こんな “素朴” な本を手に取ってみるのもいいのではないでしょうか。

さて、続けて「アンの青春」、「アンの愛情」と Kindle で読み進んで、早いとこ「アンの夢の家」を聴きたいなって思います。


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