約30年前のFUJI オリンピックをオーバーホール(その2)

約30年前のクロモリロード、FUJI オリンピックのオーバーホールを開始し、前回は15mmのクランクボルト用にソケットレンチの細身加工をしたところまでお伝えしました。

今回は、この工具を使ってクランクの取り外し、更にカップ&コーンタイプのBBの解体までいきたいと思っています。

クランクを外す

クランクボルトを外す先ずはクランクボルトを外していきます。

クランクの駆動方向(回転方向)とは関係ないボルトなので、左右共に正ネジです。

ここはそれ程苦労せずに外せました。

クランクボルトが外れたら、クランクをクランク軸から外します。
クランクを外す
いつも通りコッタレス・クランク専用工具でクランクを外していきます。

30年経過したいまでも、この部分の規格が変わらずに、同じ工具を使えるというのは本当に有り難い。

ただ、このネジは固かった。全身の体重をかけて何とか外すことができました。

右ワンを外す

右ワンの幅続いて、右ワンを外していきます。

右ワンを外すのが大変なのは定説になっているので緊張します。

工具をかける部分の幅は 36mm。手元の 300mm のモンキースパナの開口幅は 37.5mm。辛うじて足りました。

スペーサー

ただ、右ワンの工具をかける部分の厚みは 3mm 程度なので、このままモンキースパナで外そうとしても、大きな力をかけるのは難しそうです。

で、木片でスペーサーを作りました。

モンキーの形状に合わせて斜めカットのスペーサー。
クランクボルトで固定


モンキースパナで右ワンを挟み、クランク軸に木片スペーサーを通してモンキーに押し付けます。

その上から更に金属スペーサーを介してクランクボルトで固定します。

右ワンは逆ネジ(な場合が多い)なので要注意(正ネジと間違えて締め込まないようにね)。

右ワンボールベアリングあっけないほど簡単に外れてしまいました。

事前に、KURE 5-56 を吹いて浸透させておいたのが効いたのかな。

右ワンを外すと中のボールベアリングが見えてきました。




左ワンを外す

左ワンを外す続いて左ワンですが、先ずは外側のロックリングから。

通常は、専用工具のフックスパナを使うのですが、手持ちにはなく、またこれからも使う頻度は少なそうなので、溝にタガネをあてがい、ハンマーで叩いていきます。

左ワンは正ネジです。

思いの外簡単に外れました。

アジャヤスティングカップロックリングの内側には左ワン本体が。

これを外すには、これまた専用工具のカニ目レンチが必要ですが、これも手持ちに無く、また以降の有用性も少なそうです。

ということで、工具を自作することに。

アジャスティングカップ用工具


木の板にクランク軸を通す穴を開け、その周りに左ワンの工具穴に合うように木ネジを固定していきます。

左ワンの工具穴の寸法は、円周が 29.5mm、穴の径は 3mm。

板に 29.5mm で円を描き、そこに 2.5mm 径の木ネジを2本固定。

ネジの頭を落として
木ネジの頭をグラインダーでカットして、ヤスリで先端を整えてカニ目レンチ代用工具完成です。

当然、本体は金属の方がいいのは間違いないですが、左ワン自体はそれほど力をかけて締め込むパーツではないので、これで大丈夫でしょう。

カニ目レンチ代用
右ワンの時と同じく、クランクボルトを利用して自作カニ目レンチ代用工具を左ワンの穴位置に合わせて固定します。

想定通り、大した力をかけることもなく左ワンが回り始めます。





BBが外れました

シェルBBが外れた後のシェル。サビて汚れています。

BBパーツ








こっちは、取り外したカップ&コーン式BBのワンセットです。




BBの検証は次回に。


コメント:












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
トラックバック URL:

http://55life555.blog.fc2.com/tb.php/679-97391c6f

<< topページへこのページの先頭へ >>