子供向けの英語本って、英語の勉強に大貢献する可能性大!

amazon.com の Kindle book store には、たくさんの無料本があります。それも、かなりの頻度で入れ替わっているので、毎週見ているだけでも結構楽しめます。

例えば、シリーズ本の最初の巻とか、まだ無名の作者の本をプロモーションのためにみたいなのが多いように思います。

何十冊もある中から、特に気になる本を選んでダウンロードするようにしています。そうしないと、どんどんと Kindle の中に溜まってきて、「うーん、読まなくちゃ」みたいな感じになってしまうのが嫌なので。

それでも実際には、厳選している積りで読めないままの本がいつの間にか増えていきます。無料なのも基本的には一時的で、見つけた時に購入(?)しておかないと、いつの間にか有料になっているのでついつい。(昔は、「本棚の肥し」って言葉があったけど、今風だと「Kindle の肥し」?)

子供向けの本の中にも、大人が読んでも「面白い!」って本がたくさんあります

smugglers coveそんな中、少し前に「The Mystery of Smugglers Cove」なる本が無料になっていました(今は$3.99に戻っています)。

182ページの本なので、中編というところでしょうか。

シリーズになっていて、中編が2作(10月に3作目がリリース予定)に短編が4作刊行されています。

短編の方は、それこそ20ページ~30ページ程度と、本当に短編で、一瞬で読み終わってしまいそうです。

この “短い” ということが、今回の主題にも大きく関係してくるのですが、それに関しては後半で。

実はこの本、子供向けの本なんです。対象年齢でいうと小学生半ばから中学生手前くらいまでかな(4人の主人公の年齢がこの範囲なので)。

子供向けだからといってバカにしてはいけません。子供向けの本の中にも、大人の鑑賞に十分に耐える本は山ほどあります。

例えば、アメリカ合衆国における最も優れた児童文学の著者に与えられる Newbery賞の受賞作とかを読んでみると、その内容の素晴らしさ、奥深さに驚くこと請け合いです。

ロイス・ローリー(Lois Lowry)という作家は、この Newbery賞を2度受賞していますが、その受賞作の「The Giver」、「Number the Stars」などは、本当に面白く読んだ記憶があります。

特に英語初心者が読むには、もう本当に打ってつけのカテゴリではないでしょうか。難しい単語は(あまり)出てこないし、構文も(比較的)簡単なので、一般の本よりはよほど読み易いと思います。

Input の勉強にもいいけど、Output の勉強にも向いてるかも

今回お伝えしたかったのは、「The Mystery of Smugglers Cove」から始まる「The Mystery Series」が、英語の勉強にピッタリかもしれないってことです。

何故かというと、この「The Mystery Series」の内容が本当にプレーンなんです。悪い言い方をすると(先の Newbery賞の受賞作とかと比べると)奥行きがないと言えばいいのかな。

まあ、底が浅い(作者さん、ゴメンなさい)だけに面白さにも限界がありますが、理解するのは本当に簡単です。単語も、たまーに知らないのが出てきても、前後から簡単に推測できます。

英語本に慣れていない人は、このレベルの本を20冊とか30冊といった感じで多読すると、英語の構文と言うか “きまり” に慣れてくるのではないでしょうか。

まあ、読む方もそうなんですが、個人的には英作文の勉強に使えそうだなって思っています。

実は、「読む」「聴く」という “入力” の方はそこそこ出来るようになったかなって思っていますが、「書く」「話す」という “出力” の方はダメダメな私です。

この本を読んでいると、出て来る単語も構文も本当に簡単、シンプルなんです。それでいて、(小説なので当たり前ですが)伝える必要があることはことは全て伝えている訳です。

「うんっ、これを見習えばいいのか!」ってのが、読みながらの正直な感想です。

文章の至る所に as と that と --ing

この本を読んでいて最初に感じたのは、asthat分子構文(ing)が随分と多用されてるなってことでした。もう、至る所に出て来るんです。

例えば as。

Joe said as he sat down beside his sisters.

as の基本イメージは、モノやコトを「対等に並べる」というものです。量的に、大きさ的に、そして同時に起こるという時間的に「対等に並べる」という意味合いもあります。

先の例文で言えば、Joe は said しながら(すると同時に) sat down したってことです。

また、分子構文の例では、

Whistling a cheerful tune, Joe hurried back to the gairs.

これも先の as と同じく、同時性を表現しています。「~しながら」「~して」といった感じです。なので、これを as を使って書くと下記のようになります。

Joe hurried back to the gairs as he whistled a cheerful tune.

(英語の専門家ではないので、もしかしたら正確には正しくないのかもしれませんが、意味合い的には大差ないと思います)

実際の場面を考えてみた時、人って一つの行動だけをするよりも、同時に複数の行動をする、あるいは行動と行動を連続して行うという方が圧倒的に多いような気がします。

で、そういう状態を簡単に表現しようとすると、上記の通り as や分子構文の出番が多くなるというのは、自然な流れなのかもしれません。

that に関しては、いわゆる that節のことなのですが、関係代名詞としての that って、ある意味万能ですよね。形容詞節として修飾する先行詞が “人” の場合も “モノ” の場合にも使えます。

また、形容詞節の中で、主格としても目的格としても使えます。唯一、所有格の時だけ whose を使うように気をつければいいだけです(関係代名詞の前に[,]が入る「非制限用法」では that は使えませんが)。

英語の文法書を読んでいると、関係代名詞に関して事細かに説明されていますが、少なくとも「話す」とか「書く」においては、「基本 that を使う」のが簡単明快な気がしてきました。

英語って、どうやって説明を “足して” いくのかってのが肝要なのかも

例えば、この文章。

He thought back to the day that they had arrived in Smugglers Cove.

日本語では、「Smugglers Cove に到着した日を振り返った」みたいな感じになると思いますが、英語では「その日を振り返った」った先に言っておいて、「その日」がどんな日だったかを説明する形になりますよね。

先に大きな主題を言っておいて、後からそれに色々と説明を加えいていくというのが英文の構成方法なんだと思います。

「私は隣町に行った」という大きな主題があって、「何のために」とか「誰と」とか「何で(手段)」とか「いつ」といった説明を後から加えていくわけです。

その説明(修飾)の仕方として、関係代名詞を使ったり、 as を使ったり、分子構文を使ったりしているということなのでしょう。

まあ、こうやって書いてみると当たり前のことなのかもしれませんが、その当たり前のことをスッキリ、分かり易い形で見せてくれているのが、今回紹介している「The Mystery Series」であり、他の子供向けの本なのかなって。

そうか、触れるのを忘れていたけど、短い本だと簡単に最後まで読み通せるので、達成感という意味でも励みになると思います(短くても一冊は一冊ですからね)。

このシリーズの中の「The Mystery of the Missing Money」は、たった22ページしかありませんので、先ずはこの辺りの本を読んでみるといいかもしれません。

ちょっと、この本を題材に勉強方法を模索してみたくなりました。


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